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【観劇記録】ナゴヤ座 斉天大戦

この一座と出会えたことがしあわせだ。
もとを辿れば、STAR☆JACKSさんに出会ったから壱劇屋さんに出会い、壱劇屋さんに出会ったからKIMYOさんに出会い、KIMYOさんに出会ったからナゴヤ座さんに出会った。
ご縁だね。
運があったから、縁があったから出会えた。
このタイミングに間に合って良かった。

まさに極上のエンターテイメント。
叶うなら全通したかったくらいだ。
一回だと全然みたりない…。興奮してたら一瞬で終わる。

トラザさん
好き。以上。
男の俳優さんをこんなに好きと思えるのが久々すぎて新鮮。いや、下手したら初めてかもしれない。
二郎神さんと4人の闘いのあと興奮しすぎてオオムコウもオヒネリもワンテンポ遅れてちょっと恥ずかしかったのは内緒である。
ビジュアルの時点で、これは落ちると予想はしていたけれど…
登場するだけで、空気がすんってなる。伝われ。靴の音ってあんなに響く?私の耳の音響だけ馬鹿になった?耳が凍った?ねえねえ?って。で、さらにあのお声ではい、耳溶けたー。ってな。当たり前に玉帝さんに遣え当たり前に剣を振るうお姿、そこに一切の感情はなさげなのたまらんです。やっぱり凍ってますね。美しいですね。天界サイドのスピンオフみたいですね。凍った人間の身を焦がすさまをみたいのです。
アクション監督もしてらっしゃるの流石すぎて。美しくみえる立ち回りを熟知しているのであろう…どこ切り取っても美しかった。勢いの良い殺陣もすきだけど、美しい殺陣もすき。いや、殺陣っていうかアクションだからもっと広い意味を持つとは思うんだけど。製作工程眺めたい。
いろんな殺陣師さんの演出やらを観てきたれど、ほんと人によって方向性が違って面白いね。個人的な好みの共通は全体的な方向性より納刀が美しいとはあぁぁうってなる。

立ち姿がもはや宝塚かよーってくらい美しいね。

サンザさん
リアル妖怪じゃ…いやいい意味なんだよ…。
何でそんな動きが出来るんだ…って人場面ごとにうへーってなる。ぴょーんってものすごく着地点の狭い岩に飛び乗るのひとつで人外感でる。
孫悟空って発表されたとき結構イメージが不一致というか違和感というかがあったんだけど、あの身軽さは孫悟空ですわ…。可愛い。
私はハンザキでサンザさんに出会った新参者なんだけど、ラストシーン、そのひとつの台詞だけで全て納得させるというか、こっちの心を充満させてくる。あの表情台詞だけで心が満たされすぎて、キャパシティオーバーで目から水分になって出てくるんだよ。

サンスケさん
よく考えたら、なかなかスケジュールがあわずちゃんとがっつりお芝居を観たのがはじめてだった。結構憑依系よな、と…。
もっかいみたらもっと色々な発見ができた気がする。笑顔が無垢すぎてしんどい。
3年ぶりの観劇だった友達はサンスケさんに落ちていた。

ダエモンさん
しんどい。役どころ的にドツボだし、ダエモンさんから出る圧がもうこんな映えることあります?ってくらいはえておった…。泣いちゃう。
牛魔王さんのラストシーンの表情がみたい。みれんかった。くそう。角度的にみえなかったのか、お二人の立ち回りがすごすぎて唖然としてたのかはもはや謎。

サンキューさん
めちゃくちゃいい意味でこう、箸休め的なちょっと気が抜けるところを作ってくれる天才。
ありがとうございます…。
はちゃめちゃに笑ったし、癒された。ああいう作品問わずナゴヤ座安定の流れみたいな空気を作ってく役割なんだろうなあ。サンキューさんが一座に加わるまでってどんな感じだったんやろ。

全員書いてたら日が暮れそうだ…。
そもそも一回で処理できるほどできた脳は持ち合わせてないから凄かったくらいしか書けないぞ。例外なく皆さん大暴れしてたしね…。
にしても、円形の劇場も浪漫あるよなあ。
基本的に全方向からの視点を思い起こすことができるセットなりが好きだからご褒美だった。

ワイヤーやら含め、あのキャパの小屋でみれる演出じゃないよね…。やろうと言い出したのがまず凄い…。既存の価値観をぶっ壊してくスタイルたのしいね。

この知名度なのがほんとうに謎なんだよな…今のスタイルを崩すことはないけども、制作、広報もっと色々やってみたらと口を出したくなることも少なからずありつつ。
で、いつか関西でも公演うってほしいね。
このジャンルは関東よりとりあえず関西のがウケると思うので。
そうなった時は私に何か出来ることは無いだろうかって頑張れたらいいなあ。


あ、サンエーさんのいいキチガイっぷりのお芝居がみれたのも満足。叫びも呼吸音もさいこう。