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40歳独身女・今より自分が楽しい場を求めて(初回投稿・次回未定)


今までずっと、環境ガチャUR(UltraRare)を引いてきた

ずっと、会社は嫌いだった。その精神性が嫌いだった。
正確にいえば、最初の籍だった会社は「嫌いだ」といいつつ、今の籍の会社よりは100倍好きだったことに気づいたので、本当に会社が嫌いだった期間は会社員人生の半分くらいになる。
でも、環境ガチャで超当たりを引き続けてきたので、会社が嫌いでもどうでもよかった。私は会社のために働いているのではなく、好きな同僚たち(バックオフィスなのでいわゆる「担当部署」がある。なのでそこの人たち。)の手間を少しでも減らせるように仕事をし、好きな同僚たち(こっちが自分の所属の部署)とたまに愚痴って飲んで、収入もぶっちゃけ良いしホワイトだし休みも遠慮なく取得できるし、このままでいいのかな、会社の体質じぶんとめちゃ合わないけど、まあいいのかな。そう思って、面倒を避けてきた。

なのに私は今更、一体何を言っているのだ。


人がへった。業務が増えた。すきだった「同僚のための仕事」が単に作業になった。

この半年で、最近6年くらいお世話になっていた直の上司(Aさん)が別の人になった。当初は元上司Aさんが好きすぎて困ったが、現上司Bさんも2か月くらい話していたら相当好きな部類だとわかった。このあたり、やっぱり私はURを引き続ける運命の片鱗がある。
しかし、Bさんの上司(Cさん)と、そのまた上司(Dさん)が曲者だった。単品でもそれぞれ曲者なのだが、CさんとDさんの組み合わせはもっと曲者だった。空気読まないCさんと、それでもCさんにCさんの役を任せるしかないのであまり強く言えない(が大胆な改革はしたがる)Dさんの組み合わせにより、4月からの部署は文字通り、ひっちゃかめっちゃかとなった。
具体的には小見出しの通りなのだが、まず部課の人が減らされた。私の部署は他の部署より忙しいと明らかだったのに、それでも人が減らされた。戦力を兼ねてくれていたプレイングマネージャーが、その上司もともに、ホニャララな理由でその職を解かれた。当然、人の補填はない。
次に、Cさんが業務の数値管理と進捗管理と目標設定と部門間整合が大好きな人なので、それいる?というような書類仕事が増えた。しかもCさんは人のいうことを聞かない。誰が何と言おうが、自分がやりたいことがやりたいので、自分がやりたいことをできるように持っていく。部下は、どうせ何を言ってもCさんの好きにアレンジされてしまうので、意見を言わなくなった。雑用が増えたので、もはや言い返したり議論するのさえ時間がもったいないという理由である。部門の数値目標も結構無茶なものにされた。私などは「勝手に言っといてくれたらいいわ私はやらんぞ、あとで怒られればいいや」と思っていたが、気の弱い人や新人に近い子など大丈夫だっただろうか。
そしてその結果として、私が一番楽しんでやっていた業務に使える時間がどんどん減っていった。というか従来の2割くらいしか今はない。減ってしまったので丁寧な仕事やじっくり考えたりすることができなくなり、楽しさ半減以下の作業になってしまった。私自身、4月から担当部署が変わったのでそちらの部署のことも色々知りたいが、業務時間中にそれをする時間を確保するのは難しい。もっと、自分の担当部署の人と色々話してその担当部署の人のための仕事がしたいのに。バックオフィスとはいえそこそこ脳みそ使う系バックオフィスのためあまり無茶な残業は体力(脳の体力)が維持できない。。


私なんでここにいるんだろう

40歳。決して独身でいたかったわけではなかったけれど結果としては独身だ。そしてこの年齢だ。自分で子を産むことはないであろう。そう思ったタイミングと今回の職場の組織変更がこの半年の間にあった。
子のためにお金を稼ぐでもなく、担当部署の人のために働けるでもなく、私はなぜ1週間のうち5日、大事な時間をよくわからない作業に費やしているんだろう。大きい企業なので仕事のための仕事も多い(色々、整理しておかないと管理系がそれこそ壊滅する)ので、必要な作業もあるということはわかる。でもそれって、会社の規模が小さければ根本的に手間が減るよね、と思ってしまった。
勿論自分が生きるための生活費を稼ぐ仕事でもあるから全く無駄ではないものの、自分が生きるためだけであれば収入を下げてもっと自分にとって喜びの多い仕事にするというのもアリなのではないか。
苦手で嫌いな仕事が7割になってしまったうえ、その作業に価値も見いだせない私は、もうここにいるべきではない。それだけは確定した。

後押ししてくる、環境

私の知人には昔から、ベンチャー就職した人、独立した人、フリーランス、会社員やめて留学、家業を継いで社長、そんな人が沢山いた。そういう人がカッコよく見えるから目立つということもあるかもしれないが、私の知人の独立割合、好きなことで必死で食ってる度合は一般平均よりも高いと思う。
昔から多かったのに、最近輪をかけて増えている。それは私が社外で新しいコミュニティに参加したことと、独立している友人には独立している友人がつながるという傾向から、友人づてで独立している別の方の話が入ってくるようになったのだ。今よく遊んでくれている友人には「サラリーマンの友達なんてほぼいない」と言われる。それも極端だとは思うけれど、そういう世界もあるのだ。
そう、学生のときの私には会社員をするという選択肢しかなかった。しかも、血反吐吐きそうなベンチャーで働けるような気概も自信もメンタリティもなく、安全安心な企業に行くしかできなかった。その安全安心な企業に超ギリッギリで内定を頂けたことはよかったが、「Akko(私)が会社や部署の体質に合うだろう」と思って拾ってくれた当時の上司はもういないし、私(ちょっと変)を採用することを決断した「ちょっと頭のネジ飛んでた元会社」は親会社に吸収合併され、私はチャレンジをしない会社の一員となった。
*よく考えれば、ちょっと頭のネジ飛んでた元会社がわりと奇跡のバランスだった


だから今、考える

就職活動したときよりも考えてるよね、というレベルで、人生考えるための本を読書し、考えをノートにまとめ、人と話すことをしている。
40歳。文句も言わず黙って業務をしていればくいっぱぐれもしないし正直定年まで逃げ切れる気がする。いい環境で貯金も貯めたし。
でも、最近行きつけのパフェ屋のお兄さんと話していて感じてしまった「自分がいいと思うものを提供して相手が喜んでくれたらうれしい」感情。
そのお兄さんは、パフェ食べるといつも「どうでした?」と聞いてきて「今日も最高です!」と回答すると「ありがとうございます」ではなくて「良かったです、それおいしいですよね!」と必ず返してくる。単に口癖なのかもしれないが、この方は自分の信じるもので私をこんなに幸せにしてくれ、その結果私もとても幸せで、もはやファンなのである。こういう世界に首を突っ込みたい。。。


この先こんな長い投稿はしないと思うけれど

考えが変わったり、何か動きがあったりしたらまた書きます。
世間的に考えたら悪くない企業にいて何の文句があるのか、贅沢だ。私もそう思う。でも心に沸いてきてしまった感情に蓋はできなくなった。

投稿がずっと止まったら、察してください。

Akko




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