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2023/11/07 NEX FEST -Extra- 参戦

 今年の渋谷のハロウィンは例年より平和だったらしい。おかげで「画がとれない」とメディアが嘆いていたそうな。
 私はいつもそのニュースを家で見ながら「バカなことやってんな〜」と思う役なんだけど、今年は神戸でバカになってきた。今日はその話を。
 例の如く超大 (8500字オーバー) かつ雑多な文なのでご容赦を。

ALL HAIL NEX GEN

 10月の初旬に人生で初めてラウドロックのライブに行った私。そこで自信をつけすぎた結果、今度はデスメタルがひしめくライブに来てしまった。
 その名もNEX FEST。私の敬愛する Bring Me The Horizon がキュレートするメタルフェス。BMTHの来日はコロナもあってかなり久しぶりで、そうでなくても次いつ来られるかわからない。
 私は10月まで日本でやることを知らなかったので、そんな滅多にない機会を逃したことを嘆いていた。ただ、coldrainが終わって改めて調べたら一般がまだあるじゃないか。というわけで既に底をついた貯金をはたいて、期限ギリギリの志願兵として参戦してきたという流れ。
 BMTHはもちろんのこと、ワールドワイドに活躍の場を広げ、最近新たに1人メンバーを加えた BABYMETAL も個人的に楽しみにしていた。世界基準のメタルを聴けるだけで極上モノだ。


なっっっっっっがい物販!

 物販は当初行く予定がなかった。11月にしてまだ暑いと言われているが、私の懐はすでに厳寒。2000円しか無かったのである。ただ前日に引き出しを漁っていたらおそらく3, 4年前のお年玉を発見。棚からぼたもちとはこのことか。2000円→12000円にランクアップ!
 お金が手に入った以上何か記念を買いたいねということで、そこから急遽計画を変更。11:30(販売開始1h30min前)には列に並んだ。

 BMTHの公式グッズはなぜか会場に行くまで値段が分からなかったが「まぁ1万もあるし、これだけ早く行けばなんか買えるっしょ〜」と考えていたが私にしてはあまりにも見通しが甘かった。

 誤算その1。GOLDチケット所有者にはファストレーンがある。知らなかった。そしてこのレーン、何と周回可能という代物。つまりはフェス参加者のおよそ半数にはなるであろうGOLDが全員並ぶのを止めるまで一般は待たされることになる。これ運営的には良いんだろうか。私は11:30に並び出したが、結局買えたのは15:30だった。苦節4時間……。私の前のカップルはイチャつくネタが尽きていた。イタめのカップルではあったけど、それ故になんか見てるこっちまで気まずい……。
 誤算その2。欲しかったアパレルが高すぎた。Tシャツやタオルではなくアウターだったので、それなりにすることは覚悟していた。しかしまさか18000円とは……。PayPayが使えれば買える範囲だったが、クレカを持たない私には支払い手段が現金しかなく撃沈。なお予算が大丈夫でも誤算その1のせいで在庫は無かった。
 誤算その3。気温。列があったのは日向でぽかぽかしていて、昼間は少し暑いくらいだった。ただ座ると石なので冷たくて、交互浴で上手く調整できた。しかし並び始めて2時間後、列は日陰へと動かされた。寒い。恐ろしく寒い。ビルで反射した熱を持たない、眩しいだけの光が差し込んでくる。海風も追い打ちをかける。こうなると交互浴はスクワットに変わった。

 そんなこんなで想定外の物販。だが神は私を見放さなかったらしい。第2希望のパーカーは全サイズ在庫が残っていた。12000円ピッタリ。帰りの電車がオフピーク定期券ならぬオフピーク切符を導入していたらアッサリ帰れなくなるところだった。最終的に100円玉が枯渇したのでほんとギリギリだった。あの日ほど「生」を感じたことはないし、もう金欠で感じたくはないな。
 この後、今回はcoldrainの反省を活かして麦茶を購入しておいた。神戸まで来たから昼食も豪華に……と思ったけど、パーカーのために夢と消えた。


I Prevail & YUNGBLUD

 15:30にグッズを買った私。開場は15:00。開演は16:00。もう一度言う。開場は15:00。物販時間は完全にミスだろと思いつつ、16:00にようやく入場できた。人並みに流されるままに歩いていたらバッグを預ける暇もなく、スタンド席の左後ろの方に着いた。そのまま柵に寄りかかっていると、すぐ灯りが落ちた。

 切込隊長を務めるのは I Prevail 。正直全く知らないバンドだったけど、すごく良かった。特に迫力のあるデスボイス!これぞメタルだなあという風貌の人がこれぞメタルだなあという声で叫ぶ。間に合ってよかった。知らなかったのにかなり楽しめた。
 フェスというものについて、私はあまり乗り気では無かった。知らないアーティストの曲を聴くために行くのが面倒だから。ただ、I Prevail はそんな私の価値観をそのデスボイスで破壊した。なるほど。他のバンドを知って世界を広げる良い機会。加えて意外にも、その場の雰囲気に乗っかれば全然楽しい。あ、もう1人のJAPANって書いた服着てる人ももちろん良かったです。楽器隊も。特にベースは痺れた。基本的に他の音がデカすぎるNEX FESTを通して、唯一「ベース最高!」ってなった瞬間だった。

 休憩を挟んで YUNGBLUD 。カワイイ。ヤンチャな若者という感じ。とにかく自分の飲んでる水を投げる投げる。GOLDの人たちビチョビチョでしょ。Twitterに日本語を書いてたあたり、割と親日なのか「コンニチワ〜!」と叫んだりして盛り上げていた。
 驚いたのはその声域。高い声で叫んだかと思えば、同じ人から出たとは思えないひっくい声で歌い出す。カワイイうえに歌まで上手い(当たり前)なんて……!
 曲そのものはそこまで激しいわけではなく、私が聴きにきたものではなかった。けど逆にこういうのが無いと干からびて死んでたので助かった。あ、別に楽しく無かったとかじゃないよ?「LALALALALA〜LOWLIFE〜」ってシンガロングするくらいちゃんと楽しんでます!
 個人的YUNGBLUDハイライトは柵をブチ破って客席に降りてきたところ。ヤンチャすぎる。そしてとにかくカワイイ。なんか不良にハマっちゃう人たちの気持ちがちょっとだけ分かった気がする。


BABYMETAL

 BABYMETAL まで来てしまったらもう外には出られないと見ていたが、案の定。やはり知名度が高いのか、それともアイドルオタク(?)が2階降りてきたのか、人口密度が上がったのを感じた。ベビメタの後はBMTHだ。せっかくジリジリ前の方に来たんだ。この場所を取られるわけには行くまいと、とにかく暇な30分を無になって凌いだ。
 急に暗転するのにも慣れてきた頃だったが、BABYMETALのそれは歓声が大きく、「何か違うのかも」という予感を抱かざるを得ない。そしてその予感はすぐに的中した。
 3人がステージに現れた瞬間、私の眼は釘付けにされた。心なしかこれまでより音量も大きい気がする。METAL GARAXYというSFみたいなナレーションが入る。他のグループとは違う、自分たちの世界観をキッチリ持っていてそれを共有するタイプのグループだ。1曲目のギミチョコ!!が流れる頃には鳥肌が立ちまくっていた。

 なるほどめちゃくちゃ面白い。ワールドワイドに活躍しているグループだけど、別に英語で歌うわけでも無い。媚びずに日本のものをそのまま外に持ち出しているんだ。Perfumeのエレクトロサウンドをヘビーメタルに入れ替えた……だけでは無い何かが間違いなくある。
 他に個人的に感動したのはメタり!!。あまりにも和風な祭囃子なのに鳴ってる音がヘビメタで、感動というか楽しすぎた。わっしょいわっしょい叫んだ。これをBMTHが超えられるのか不安になるくらい。
 今日の全アーティストを振り返って、私の中で実現値が1番高いのは流石にBMTHだけど、期待値と実現値の差分で振り返るならBABYMETALが間違いなく1番!次はもっと予習してから来てみようかと思うほど。NEX FESTが無ければ無かった出会い。


Bring Me The Horizon

 BABYMETALが去り息も絶え絶えの私。ただここまで来たらもう動くまい。一般のスタンディングではかなり前の方なんだ。左の端だけど前なんだ。少しでも近い場所でBMTHを堪能するんだ!
 ……という決意の下、40分ほど待つ。陽が落ちたからなのかこれまでより暗くなった会場。人口密度も高い。周りの人も疲労が見えるけど、多分みんな同じ気持ちで動かないんだろうな。とにかく暇な40分が過ぎる頃、両サイドのスクリーンから音がして、最高の夜最後のライブ開始が宣告された。

 アバターが何か話し始める。私達は彼らに観察される対象らしい。「本日目立ったモッシュピット: 無し」煽るじゃねぇか。「声が小さい」良いだろう。みんな目にもの見せてやろうよ!私は意味を持たない声を上げる。「Can You Feel My Heart」という声がして、歓声が上がった。ついに!ついに!Bring Me The Horizon に会える……!
 遠目に初めて Oli を見たあの瞬間の感動は忘れられないと思う。のっけから「Can you feel my heart」とシンガロングする。すご……。今私BMTHのライブに来てる……。まだ実感が湧かない。

 AmEN! が続いた。もう既になんかテンションが上がりすぎて死にそうだった。聴きたかったやつ!もしかしたらやらないかと思ってた分喜びも大きい。その次はTeardrops 。生で「The enptiness is heavier than you think」って聴けちゃった……!ラスサビ前のシャウトも迫力十分。さすがすぎる。
 そしてそして Happy Song 。お決まりの「S-P-R-I-T, Sprit, let’s hear it!」に私も参加した。最高の時間。「Sing along〜」もキッチリ歌えました。楽しすぎる。少し古い曲が続いて The House Of Wolves 。コチラは「brick by brick by brick」です。ずっと叫びっぱなしで明日喉死ぬな〜とか思ったけど、マジでどうでも良い。今以上に幸せな時なんてもう向こう5年は来ない……!

 謎のアバターの指示に従い、私たちはマントラを唱えることに。そう MANTRA を唱えることに。Oli のライブアレンジが良い。そして次!Dear Diary, !超大好きな曲!あの悪魔的なギターソロと極上のブレイクダウンは生で、しかも爆音で聴くとより気持ちが昂ってくる。しっかり頭を振った。曲に反してあり得ないほどのユーフォリア!どうにかなってしまいそう……。それでも良いか……。

 バックの映像が終末の世界に変わり、Parasite Eve 。皆まで言うな。「Move」からのブレイクダウンだよね。分かってるよ。
 日光が遮られたことによって氷に閉ざされた世界。それをバックに歌われたのが Shadow Moses 。ピッタリだよね。私は「This is sempiternal!」って全力でシャウトした。ただ叫んだんじゃなくて、分かった上で喉を潰して叫んだ。金切り声で。呑み会の「乾杯!」の2000倍くらい思いを込めた叫びをステージに投げつけてやった。勝手に投げるから届けこの想い!

 YUNGBLUD を再び召喚して、Obey 。やっぱ2人だと迫力あるね。振る頭にも力が入る(頭に力が入る…?) 。最後にOliとYUNGBLUDが抱き合ってたのが良かった。仲良いんだなぁ〜。
 YUNGBLUDの背に惜しみない拍手が浴びせられたあとは DiE4u 。MV見た時はあんまりだった (というかナイフを心臓に突き立てるシーンが、音に妙なリアリティがあってグロすぎる) ので、そこまで期待は高く無かった。ただ生で聞くとシャウトの仕方が違うのか、すごい迫力。ポップなはずなのに中身はちゃんとハードで、なんかハニーローストチキンを食べてるような(?)。ライブ音源が欲しい!

DArkSide は演出が個人的に好きだった。演出と言ってもスクリーンにはデッカくOliが映るだけなんだけど、光の配色が1番好みだった。ああいう緑と青で出される雰囲気が好みドストライク。人だったら即「私と付き合ってください!」って言ってる。もちろん曲も好きなのでそこの贔屓はあると思うけどね。

 さぁそして!Happy Song 同様、Royal Albert Hall のライブで見てからずっと参加したかったシンガロング。Follow You 。愛の盲目性を妙に明るく歌い上げるこの歌のサビをみんなで歌う。もうそれが楽しいのなんのって。
 「これは僕にとって特別な曲なんだ」と (当然英語で) 言って歌い始めたのは Sleepwalking 。イントロから全力で頭を振る。ほんとなんか今日死ぬんじゃ無いかというぐらい贅沢な夜を過ごしているな……。「It’s like I’m sleepwalking〜!」と大合唱からの「I’m at the edge of the world」という大迫力のOliのデスボイス。これだけで白米が食べられる。あとブリッジのシャウトも良いよね。しんどい時に聴くと気持ちも相まってさらに。今全くしんどく無いけど。

 「次の曲は古いやつでさ。スキップすることもできるんだけどどうする?やる?」とOli。BMTHの古いやつといったらCount Your Blessings〜There is a hell……の3枚のどれか。どれが来ても1段上の盛り上がりを見せることは確実。最近はここまでハードな曲を作ってはいないし、フェスでそれが聴けると思ってなかったのでこれはまさに千載一遇のチャンス。私渾身の「NO!」を叫ぶ (スキップする?と聞かれてるのでNO)。それを聞いたOliが明かした曲名は何と、Chelsea Smile だった。
 私本当に今日が命日なんじゃないか……?ここ数年の幸福の全てを上回る幸せを感じている。Oliが歌う。「I’ve got a secret」さすがに歌詞まで知らない人もいたと思うけど、私含め知ってる人は口々に叫ぶ。「It's on the tip of my tongue! It's on the back of my lungs!」Oliが答える「I’m gonna keep it」全力の叫び「I know something you don’t know!!!」からの全力のヘドバン。
 最高のギターリフを聴きながら同時に最高のボーカルを聴き、それに私たちが混ざって叫んで騒ぐ。今日本全国で1番熱い場所は渋谷じゃない。間違いなくこの場所だ。

 本編ラストの曲は LosT 。最後のシンガロングが「What the hell is fucking wrong with me?」なのちょっと面白い。ああ……終わってしまう…………。という気持ちは少しありつつも、まるでカオスな夢のような映像が流れているせいで、なんか覚めない夢を見ているような感覚。名残惜しさを感じなかったのは、この夜が終わるという実感が持てなかったからだと思う。ただ、そんな私の実感の無さとは無関係に、本編は幕を閉じた。


BMTH Encore

 めちゃくちゃデカい&ペースの早いアンコールに応え、冒頭のアバターがスクリーンに映し出される。何やら反抗組織がいるらしい。こちらを潰す計画を立てて実行しているとのこと。その計画は「KINGSLAYER計画」と呼ばれている——。
 客席の盛り上がり様よ。天井や床が割れるかと思った。そりゃそうよね私だってこれを待っていたんだもん!Itch For The Cure (When Will We Be Free?) が流れBMTHが待つステージに、BABYMETAL が再びゆっくりと降臨する。鳥肌たるや。神聖さすら感じる佇まい。もう人生で2度と見れないかもしれない、世界初のコラボレーションが目の前で今起きようとしている……!なんかちょっと泣きそうだった。

 会場にいる全員が待ち望んだイントロ「DADADADADADADADA〜」が流れ、Oliがそれを歌い、私たちが続く。これまでのどのシンガロングよりも大きな歓声。全員がこの時を待ち侘びていたこと、この曲に対する期待度の高さも伺える。それに応えるOliの叫びを合図にBABYMETALは踊り出す。
 Kingslayer。本当に滅多に見れないダンス付きだ。今夜「最高」がどれほど更新されただろう。もうこの時を表す適当な言葉なんて見つからない。世界初のダンス有りのKingslayerなんだ……。SU-METALがマジで歌ってる……!Oliもメチャクチャ楽しそう。というか会場にいる人全員が今、最上の幸福を共に創出し、共有している——。
 特にSU-METALが日本語で歌い出した時は胸を抉られたような衝撃があった。Kingslayerを聴けたということ、そしてそこにBMTHだけでなくBABYMETALがいるということをようやく心が理解して、衝撃が追いついたんだきっと。
 悲しいかな、楽しい時間ほどすぐ終わってしまう。永遠に続いて欲しかった1曲は、一瞬にも感じられた。ただもう本当最後に「イェーイ!」って言った瞬間の多幸感は、他で味わえないものだった。ただ、この後まだ私の幸福バロメーターはさらにオーバーフローすることになる。

 ファンにとっては伝説的な夜を作った BABYMETAL に、感謝と感動の拍手が送られ Kingslayer はピリオド。この未だ熱気冷めやらぬ会場を、BMTHが引き継ぐ。
 思い出したように終電が気になり出した私は、帰るかどうかを少し悩んだ。残りの曲数次第では乗り換えの駅に着いた段階で電車がなくなり、そのままそこで宿を見つける必要性が出てきてしまう。そんなお金はもちろん無いし、都会の夜は明るいが怖い。迷った。結構遅かったし、現に帰る人もいた。
 ただ私は素直にもうちょっとこの場にいたかった。というか、帰りたくなかった。もっと続いて欲しいと思っていた。「ここで帰れば一生後悔する!」という根拠のない確信があった。私はその直感と会場の熱気、自分の意思に身を任せて、この狂乱と行く末を共にすることを決めた。

 アンコール2曲目は Drown 。喉は休まっただろとでも言うかのようにシンガロングする。そしてこの曲の最中にオーバーフローは起きた。2番に入って、Oliが客席に降りてきたのである……!正直後ろまでは来ないかなと思っていたけど、一般の人は前の方に殺到。「今から前行っても見えないか……」と考えた私は、ワンチャンに賭けて左端をキープした。
 そしたら!なんと!Oliが左側に歩いてくるではないか!スポットライトを浴びながら角を曲がったその人物はOliその人!しかも左手をこちらに伸ばしている……!考えるより先に私も左手を伸ばした。Oliが目の前を通り過ぎる。その瞬間、私はOliとハイタッチをした。
 放心。時が止まったような気がして、次の瞬間人波と柵に挟まれて潰されそうになる。バランスを取り戻すと同時に冷静さも取り戻して、ようやく起きたことを呑み込んだ。私、Oliとタッチしたんだ……。「HIGH FIVE?」の左手と……!
 この瞬間のために生まれたんじゃないかとさえ思う。大学に入ってから幸福の最高到達点は更新され続けているけど、間違いなくこれがMAXだ。これ以上は多分向こう10年は無いだろう。ありがとう!Oli!

 精一杯の感謝と、それ以上の興奮を声に乗せてみんなと歌う。それも終わっていよいよ最後の曲。ここまで残って本当に良かった。終電は……まぁいいよこの夜のためならもう。
 ラストは Throne 。大盛り上がり。ジャンプジャンプ!「OOOOOOOAAAAAA」と唱えながらみんなでジャンプ!炎も出まくっててフィナーレに相応しい。最高の気持ちで長いフェスを締めくくることができた。今日1日で何回「最高」って言ったか分かんない。人生でこんな日が来るなんて思っても無かった。生きてて良かった……!!


 結局終電には間に合って、ちゃんと帰ることができた。会場近くを走る電車に乗った時、みんな最後のBMTHの話で持ちきりだった。「LosT完璧だったさすがOli」「Chelsea Smileは神」「初キンスレ聴けたの幸せすぎる!」「首振りすぎてマジで頭痛い明日ヤバいかも」私はそこでなされる会話全部に共感しながら、至福の時を思い返しつつ、電車に揺られていた。
 音楽から今日ほど力が貰えたことはない。音楽というか特にハイタッチ。あの HIGH FIVE だけでもう次の就活は頑張れる。戦利品のパーカーに腕を通すたびに、左手にあの感覚を思い出すんだろうな。なんて幸せな時間だろう。

 I Prevail、YUNGBLUD、BABYMETAL、Bring Me The Horizon、全てのアーティストに最大の感謝を。最高の思い出をくれて、ありがとうございました!

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