この小説に何度も登場する「愛国者学園」という名前も、もちろん私の空想の産物だ。

　元は「愛国学園」だったのだが、検索して調べたところ、その名前の学校が実在することが判明し、私はあわてて「愛国者学園」に仕立て直した。もちろん、私の小説は実在する愛国学園には何の関係もなく、私もその学園の関係者ではない。

「愛国者学園」なんて、「愛国者」を自称する学校は日本にはないだろう。

　私の作り話に登場する架空の学校なのだから、そういう名前でいいのだ。これを実際にありそうな名前にしようとすると、その名を考えつくのに時間がかかり、かつ、それが実在していたら、またゼロからやり直し。

馬鹿げたことに時間を割くなら、簡単に決めてスタートする方が良いかもしれないと私は考えたので、こうした。

小説ごっこなのだから、ネーミングに時間をかけるよりも、内容に時間をかけた方が良い。これを「他人様」に読んでいただくのだから。

続く