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白と青

白い、白い朝。散らかったままのテーブルに、昨夜の楽しくデタラメな時間を見つめていました。しかし真っさらな朝というのは、短い客です。うっかり家事に時間を割いて、お待たせ!と戻っても時すでに遅しです。

僕は逸り心で青々とした書物の中へと戻っていきました。…あえかな回想録は、斜めにかしいだ夏草が生い茂る青春期に差し掛かり、姉弟の親密な耳打ちが僕の頭にさざ波を立てます。若さは無尽蔵な太陽光線のごとく。

本はさしあたりおしまいにしてカフェオレを温めました。そう、もう一度思い出してみたくなったのです。

昨日は夕方から映画館へ。ニョンゴ好きとしては外せなかった「アス」。ホラーということもあり、あまり期待せず着席。しかし良い意味で裏切られました。どんでん返しが秀逸な作品!


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