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シリウス人の兄に久しぶりに話しかけに行ったらアセンションしていた

5次元に兄がひとりいます。

(出会った頃の話↓)


ちょっと前までは名前がよく聞き取れなくて、仮に「シリウスのミカエル」と呼んでいたのだけれど。
半年くらい前に「実はぼく、『アポロン』っていうんだ」と名前を教えてもらえました。

だからこのマガジンは「シリウスのミカエルとの対話」ってことで記事をまとめてきたけれど、実際には「アポロンとの対話」でしたね。

アポロンといえばギリシャ神話に登場する神のひとり。
いろいろ司っているものの中に「医術」があり、僕にシリウスにおける、体のメンテナンスの専門家集団「シリウスの技術者」を紹介してくれたり、
満員電車の中でも自分のエネルギーを守る方法や、花粉症の影響を軽減するやり方を教えてくれたことにも納得です。


そんなアポロンに、瞑想の中で話しかけにいったある日のこと。

いつも通りあれやこれやと話しかけてみるも、何やらアポロンの反応が薄い。というかちょっとおざなりにされている感じ。

端的に言うと、なんか忙しそう

邪魔して悪かったな、と思った僕は、その日はアポロンと話すのを切り上げてそっと戻ってきたのでした。


それからおよそ1ヵ月後。

久しぶりにアポロンに話しかけに行くと、いくら呼んでも気配がない。

すると本人の代わりに、執事みたいな物腰のやわらかい老紳士が現れて「あの方は○○○(よく聞き取れない)へ昇っていかれました」と告げてきたのです。

つまりは、5次元から6次元へアセンションしたということ。
もうシリウスBにはいないということ。

びっくりしてシリウスの技術者たちにも会いに行ったら、ちょっと初々しい雰囲気の人たちに替わっていました。
アポロンが僕に紹介してくれた時のメンバーもアセンションし、それぞれが違う場所へ旅立ったようです。


身近でアセンションした人の話、初めて。アセンションは僕の遥かな夢であり、本の中で読むような「遠くの誰かに起こること」という感覚だったのです。

とにかく、いくら意識をシリウスにチューニングしても、どこにもアポロンの気配はありません。

分かっている。彼は死んだわけじゃないこと。

別の場所で、別の形で生きているだけだということ。

それでも、突然だったこと、別れの言葉もなかったし言えなかったことが寂しくて、僕は数日間ちょっと悲しい思いをしました。

もしかして最後に話しかけに行った時忙しそうだったのは、旅立ちの準備をしていたからかもしれない……なんて考えながら。


それから1週間ほど後。突然でした。

単純作業に没頭していたら、アポロンから交信があったのです!

向こうから話しかけてきてくれるなんて、滅多にないこと。なんなら最初に会った時くらい?

聞けば、彼は今6次元にいるとのことでした。惑星名を聞き取ろうとしたのですがうまく聞こえなかったし、言語化の難しそうな発音だった感じがするし、どの惑星だろうが、5次元以下の世界より区分けがうっすらしていて無意味な感じがしました。

6次元は5次元以上に自他の区分けが薄く、みんなの要素がごちゃまぜになって物体のない空間を漂っているんだけど、誰か特定の個人を意図するとその人の要素が集まってきて一時的に個人を形作るような印象。

読んだことがある人は『バーティミアス』第3巻で、キティが行った世界を思い浮かべて欲しいです。その世界に存在する者たちの性質は違えど、僕はあれに近い印象を受けたので。

物質的なものは感じとれなかったけど、すごく穏やかで居心地の良いところでした。アポロンは僕を「小説家の椅子」に座らせてくれました。


僕は便宜上「小説家の椅子」と呼んでいるんですが、これはつまり「ありとあらゆる存在に、やりたいことを叶える場所がある」ということです。

きっと僕がビッグな小説家を目指しているから、アポロンはその場所を選んで座らせてくれたんでしょう。

かっこいい椅子に座って周りを見回すと、他にもいくつか椅子が見えてきて、物書きをしている他の人たちが何人か座っていました。
みんな椅子の形が違っていて個性豊か。

よく、最近は出版不況で、「本を出せる人」になるための競争がどんどん厳しくなっていると言われます。それは僕も理解している。

でも6次元の「小説家の椅子」に座ると、本当はそんなことないんだと直感的に理解できました。

そこでは僕は、すでに仕事として順調に文章を書けている人だったからです。
だからといって誰かの椅子を奪ったわけではなく、隣の人も、向かいの人も。それぞれの人が書きたいことを書いている。

やりたい人の数だけ、やりたいことができるようになっていたのです。

あそこでは自分の作品を世に出すために誰かと競争したりする必要がありませんでした。

引き寄せの法則とかでも言われることですが、目に見えない世界のエネルギーを変えるところからアプローチしていった方が、この3次元での現実化が早まるとかって言われますよね。

文学賞の結果とか、上手く書けないことに気を揉んだりするよりも、時々6次元に思いを馳せて「小説家の椅子」に座って「自分はすでに作家なんだ」という気持ちを味わう方が、この次元にも同じ状況が出現しやすいのではないかな…と感じました。

アポロンはそれを伝えるために、僕を椅子に座らせてくれたんじゃないかな。
今でも時々座りに行ってます。この椅子がね、また僕が好きそうなちょっとアンティークな見た目をしているんですよ。否が応でも座りたくなる(笑)。


とにかくアポロンは、アセンションの後日僕に話しかけに来てくれて、「元気でいるよ」「君を応援しているよ」と温かい雰囲気と一緒に伝えにきてくれたわけなんです。

イメージとしては、新しい住所と電話番号を教えてもらえたような気持ち。「困ったら今度はここにかけておいで」みたいな。

僕との繋がりを切らさないでいてくれたこと、ずっと応援し続けてくれている人が目に見えないところにまでいることが、とっても幸せで心強く思えたのでした。




Jessie

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