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際とグラデーション

新しいコミュニティの形。
渋谷T4 Tokyoで行われたトークイベント。東京とローカルでのコミュニティの違いは何か?

渋谷T4で行われた#新しいコミュニティの作り方のトークイベントに参加してきました。

参加者としての感想。東京の中心からローカルに移住したものの視点としての感想を書きます。

開催に至るまでの経緯やイベント全体の雰囲気は主催・モデレーターを担当された池松潤(イケマツジュン)さんのマガジンを見ていただきたいと思いますし、そのほうがわかりやすいです。

コミュニティとは何か?

ウィキで調べると「共同体」という和訳とともに検索でヒットします。

ドイツ語の「ゲゼルシャフト」に対しての「ゲマインシャフト」という
友情、血縁、地縁由来というのも知っておく必要がありそうです。

類義語はこんなにたくさん

今回のイベントではコミュニティ形成の仕方や、どう対等な関係を構築していくのかというところがやはり課題なのだなと感じました。

一括りに「コミュニティ」と言ってもいろいろ、都市部で言われているそれとは違って特にローカルでのコミュニティ形成というのは「どこそこで何をしている誰か」というのが重要。

ローカルでコミュニティとは消防団とか近所の寄合だったりを指すことが多いので。フラットな関係を作るには割と難しい。関係を構築するための代表者を立てるというのが一般的な形。しかしとても重要視されています。

これは地縁、出自を重要視していることに関係しています。全国の殆どはローカルなわけで、生きていくため、自分たちを守っていく手段として機能していた「ムラ」的な要素が強いからなんですよね。

イベントで登壇者の方がお話されていたn対nの関係だったり、コミュニティ内におけるヒエラルキーの発生は、ローカルでの現状すぐに解決できるのかと言ったらなかなか難しいところですよね。

イベントを通しても情報量、コミュニティに対しての意識の部分がとても重要なのかなと感じました。

終盤Q&Aの時間、福岡サテライト会場で質問をされていたニシグチライナさん
「地方ではスタートアップで最初の一人でいる時間が長すぎて寂しい」と発言されていました。確かに何かを初めてから次に続く人がなかなかいない所などは同感でした。

情報に対しての感度の良い方というのは都市部でもローカルでも一定の割合で存在しています。

しかし絶対数が明らかに違うというところも理解しなくてはいけませんよね。

それを今回のイベントでひしひしと感じました。

都市部においてのコミュニティ形成は理念に共感し「楽しむ」という部分が重要視されています。

ローカルに置いては、見ている景色の共通認識、生活をともにしていく共同体という「生きる」という部分が相当重要な部分なのではと感じました。

楽しむこと。これからの時代はそれが仕事になる場所もあると思う一方で、生活すること。が最優先と考えている方たちには、最先端の考え方をすぐにローカルに持っていくことが大変むずかしいことも考えなくてはいけないのかもしれません。

「共感」という部分で数あるコミュニティを渡り歩いたり、ついたり離れたりが都市部では側面という「際」で所属可能である一方、「生活」という共感以外にも繋がりが形成され複雑な絡み方をする「グラデーション」のようなローカルでは一度所属したコミュニティから離れることに相当なエネルギーが必要な部分でしょう。

これからフラットなコミュニティというものがどういう形で展開していくのか、「都市型のn対n」「ローカル型のn対n」のような多種多様な形が展開したらなんて想像をしています。

*絶賛セッティング中の図
イベントMovieアーカイブ撮っておけばよかった。

今回のイベントの登壇者の方々

フリーランスのコミュニティマネージャー、コミュニティプランナー 、ライター/ Wasei Salonコミュニティマネージャー 長田涼さん

今治タオルのブランド「イケウチオーガニック」
IKEUCHI ORGANICの広報/マーケティングディレクター。牟田口武志さん

日本で1番売れている傘ブランド「Waterfront」のCOO坂口淳一さん

今回のイベント、主催モデレーター池松潤さん

今後OUTPUT LAB ACADEMYを開催されるそうです。

イベント当日、グラレコを担当されていたはまみちゃん
イベントの概要はここに集約されています。すごい。

ローカルで活躍中のニシグチライナさん

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