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久しぶりにヘコんで、もうすっかり自信喪失してしまって、回復するまでの話。


私自身の備忘録として、記録しておこうと思いました。<長文です>

自分は、どうしたら、ヘコむのかとか、
どういう風な思考回路になるのか、
どういうことが回復していくのに自分にとって有効かを
自分自身の取り扱い説明書的に
正直に自分の気持ちを記録しようと思いました。

<今回の背景>
まず、コロナウィルス蔓延の関係で
私は、仕事がヒマになってきていて

平日、早く帰れるようになっていた。
よくしていた土曜日のサービス出勤も
すっかりしなくなった。

そこに、ワクチン接種がはじまり
関係する嫁さんの仕事は、忙しくなって
平日の帰りが遅くなってきた。
そして、土日も、出勤することが増えてきた。

①コロナ前の夫婦の仕事が逆転した。
なんだか、とてもしょうもないですが、
自分がヒマで、嫁さんが忙しくなると
何とも、男としての自信が半減するような
気持ちがあったと思います。

そして、
夜は、6歳と8歳の子どもたちを迎えに
学童の預かりの時間が過ぎている時は、
代わりに迎えにってくれた実家へ行きます。
もう、1カ月ほど、ほぼ毎日
私が実家迎えに行く役目をすることに自然となりました。

これまでは、ほとんどが嫁さんが迎えに行ってくれていて、
私の迎えは、あっても月に1回2回程度でした。
いくら、仕事が早く帰れるようになったとはいえ、
中間管理職としては、なかなか急ぎで帰る必要がありました。

②嫁さんが大変だから早く帰ろう。
子どもたちを早く寝させなきゃならない。

そのためには、私が頑張って
早く帰らなければならない。
けれども、会社でも立場もあり
早く帰れる日もありますが、
そうでない日ももちろんありました。
そんな中、部下を残し早く帰るのは、
引け目を感じましたし、ストレスでした。

一方で、子どもたちと
平日にお風呂を一緒に入ったり
一緒に寝たりとよいこともありました。

しかし、9時には子どもたちを寝させなきゃという
リミットは、自分にとってとてもストレスでした。
常に「早くしなさい」と言い続けることもストレスでした。

それなのに、9時に就寝させることは、ほぼ不可能で
気が付けば9時20分というのがザラでした。


③私は、「時間的制約」に人より過敏にストレスを
感じるタイプだということに気が付きました。

嫁さんのいつもしていたことをすることで
パートナーの大変さを実感することとなりましたが、
自分自身にとってストレスを増大させることに
なったと思います。
また、夫婦の役割逆転は、
慣れないために大変だというストレスと、
何ともいえない、男としての自信喪失があったと思います。

子どもを寝させてから、
しばらくしてから起きて、
買った惣菜をビールで流し込み、
洗濯物を干して寝る。
1カ月ほど、そんな生活が続きました。
6月は、祝日もなく休みが少ないのでしんどい月でした。
寝不足もあり夫婦ともに、疲れきっているので
顔を合わせれば口論が増えてきました。

④夫婦で口論するたび、
自分でも情けなくなってきます。

そして、私は、闘争的なのだと思います。
負けて折れてやればいいと
心ではわかっているのに
結局、闘争本能に火が付き
口論は、激しくなってしまい。
暴言を吐いて自己嫌悪になることも
しばしばありました。

嫁が涙目になっているところを見て
反省をし、更に自己嫌悪するのでした。

そんな忙しい中、
子どもたちをいつも迎えに行っている、
私の実家に事件が起きました。

私の父の職場で、
PCR検査の陽性者が出たというのです。

親父も濃厚接触者の一人と言うことで
PCR検査を受けたとの連絡が入りました。
今年上半期で一番しんどい知らせだったかもしれません。

⑤一気に緊張が高まりました。
この件がストレスになったのも間違いありません。

誰が陽性になってもしょうがないというのも
理解していました。
誰が悪いわけではないし、
誰も責めることはしてはならないし
冷静になると決めていましたが、
こんなに疲労がピークに近い時に
神様も残酷な仕打ちだと、
なんとも言えない気持ちになりました。

そして、思考回路にも一気に負荷がかかります。
「子どもが実家に預けられないどうする?」
「親父が陽性なら、子どもたちも濃厚接触か!?」
「自分の会社に報告をする必要がでてきた?」
など、考えることばかりで気持ちもしんどくなってきました。

その2日後、PCR検査「陰性」の連絡を
オヤジからもらいました。

ホッとするとともに、
考えていた、悩みの大半は解決することになりました。
この2日間の高まった緊張が、一気にほどけていきました。
今年上半期で一番うれしい知らせだったかもしれません。

⑥しかし、この「緊張」と「緩和」の振れ幅の大きさは、
私にとって思っている以上に
心にダメージを与えていたのかもしれません。

ホッとしすぎたためか、
心の防御力が下がっていたのかもしれません。
そして、なんだか色んな事に
無関心というか、他人事のように
感じるようになっていました。
何かが、おかしい。
とも感じていました。

そんな中、肩の痛み(四十肩)も発症し、
心だけでなく体も不調だと気持ちが
ふさぎがちになります。

なによりも、病院が怖い私。

⑦体が不調だと、
何かとイライラしてしまうし、
なんだか、自信が失われる感じがしていました。

それに、思い通りにいかないことに
自分自身が情けなくなっていました。

そんな背景があり、
私は、すっかり弱っていました。

そんな中、ささいな事件が起きます。

嫁さんが、土曜出勤のため
息子のサッカーの試合の迎えに
行くことになりました。

そのサッカー教室は、
ママさんたちがすごく熱心で
私は、その にぎやかなママさんたちの輪に入ることができません。
だから、すごく苦手意識があり
いつの頃からか、嫁さんに任せっきりになっていました。

そんな中、久しぶりの迎えと言うことで
緊張しながら迎えに行きました。
「最も苦手なママさん」が目につきました、
そしてママさんたちの熱気に入れず、
挨拶のタイミングを逃してしまいました。

一度、タイミングを逃すと、
どんどん変な方向へ行き、
自分の居場所がなくなっていきます。
そんな中、一番話せるはずのママさんとも
挨拶のタイミングがズレてしまい、

「あら、こんなところに居たんですね」

と言われてしまった。
たぶん悪気のあるママさんではないし、
そんなつもりで言ったのでないと思う。
(きっと、そのはず。でないと、辛すぎる)

なのに、
急に自分が恥ずかしく、情けなく、
この場から居なくなってしまいたくなった。

その夜、
サッカーという「挨拶」とかを
重んじる体育系の習い事をさせている
子どもの父親が挨拶もロクにできていない。

「なんて、情けないオヤジなんだろう」

そう考え出すと、寝れません。
もう、どんどんと自己嫌悪になってきます。

嫁さんのコミュニケーション能力に脱帽する私。
それでも、自分も持っていると思っていた
コミュニケーション能力も情けないくらい発揮できない私。
アウェイ感が醸し出す雰囲気に、恐怖感を覚える私。


そして、自信喪失。
寝不足で寝たいのに、寝れない。
そうなると、
一人でビールを煽ることになります。
ヤケ酒のようになります。

なお一層、自分のことが嫌になる。

自分が誇りにしていることも、
この時は、誇りに感じることはありません。

例えば、
日課(筋トレなど)を毎日こなす継続力のある自分を
誇りに思っていました。
一応、日課は義務感から継続はしていましたが、
「こんなことを続けていて何になるんだ」
「こんなことはできても情けないオヤジじゃないか」
「いい歳してモテようとしているのか」
「人の目が気してるから、挨拶もできないんじゃないのか」
など、自分を責めることの材料にしかなりません。

なので、ヘコんでいる時は、
元気な時に、「頼りにしている言葉」なども
思っているほど味方に
なってくれることはないでしょう。

「お酒」もダメですね。
飲みたくなるけれど、
結局、飲んだ後の、
飲んでしまったという
後悔の念の方が大きいです。

飲まずにはいられないもの確かですが。

「趣味のドラム」も興味がわきません。
「大好きな音楽」すら聴きたくありません。
「読書」もする気になれません。
「サッカーJリーグの試合」にも、あまり興味がなくなってしまいました。
とにかく無気力になりました。
「note」にしても、書く気になれず
書きためていた分を小出ししていたくらいです。

回復までに約10日間かかりました。

その間に私にとって有効だった回復方法です。

「睡眠」

ひたすら寝ましょう。9時に寝ましょう。
食事も適当でいいのでビールで流し込んで、睡眠優先です。

「ラーメン&炒飯」

たまには、思いっきり食べたいものを食べましょう。
ランチで食べた、炭水化物のコンボは、
罪悪感よりも、幸福感を与えてくれました。

「夫婦の営み」

夫婦げんかも多くなりギクシャクしていましたが、
たまには、こういうことをするのは悪くないと思います。
夫婦仲が、改善されるのは確かです。

やはり、
「人類の三大欲求」は、
回復になかなか寄与します。

中でも、一番は睡眠ですね。

それに、

「なにもしない時間」

も有効だと思いました。
やるべきこと以外はしない。
やる気が出るまで、
やる気を必要とするものはやらない。
こういう心構えは重要だと思いました。
必要最低限しかしない自分を責めない
と考えることは重要です。


「その時を待つ」

今は、何をしても
マイナスの方向にしか考えられない。
だから、もう少し
冷静に判断できる時まで待つ。
焦って今すぐに回復しようと考えない。
その時が来るまで、もう少し、待つ。
そんな気持ちが楽になりました。

「気持ちを書き殴る」

ボールペンでノートに
今の気持ちを、書き殴る。
書いてはいけない感情はないと
恥ずかしいことも、情けないことも、
思っていることをすべて書き出すつもりで
書きまくりました。アナログですが。

これが、最も効果があったかもしれません。

しかし、
これもすぐに書き始めることは
できませんでした。

書こうと、ボールペンとノートを用意して
書く時間まで確保したのですが、
自分の感情と向き合うのが、
自分で嫌なのか、

すぐに、携帯をポチポチいじったり
他のことをしたりして、
なかなか書き始められませんでした。

意を決して、ようやく書き始められたと思っても
1~2ページ書いただけで、
携帯をいじったり、
お茶を用意したり。
全然、続けられませんでした。
そんなことをしながら、
結局3日間にわたり10ページくらい
自分の気持ちを隠すことなく書き殴りました。

思ったより、気持ちがすっきりしたように感じました。

そして、思ったより早く
回復ができたと感じられました。

くだらない冗談も
言えるようになりましたから。

しつこいですが、
「ノートに気持ちを書き殴る」
これは思った以上に効果があります。


次のヘコんで、
自信喪失をした時に読み返そうと思います。

なんしか、カッコいい大人になろう。


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