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琉球ゴールデンキングスvs信州ブレイブウォリアーズ。アンソニーマクヘンリー。沖縄アリーナ観戦記

今年の冬はとても  寒くて長いから
おばあさんが編んでくれた  セーターを着なくちゃ
(冬のセーター / ブランキージェットシティ)


どうも。はンダーアーマーです。

始めに言っておきますが、長いです。めちゃくちゃ長くなってしまった。
覚悟してお読み下さい。

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登場人物

オレ: はンダーアーマー
いっしー: 週5でバスケする漢。大食漢。
かつら: でじ姉。サンキューマック影の首領。

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金曜日。

まだパッキング何もしてなかった。とりあえず着替えとバスケットボールは持って行こう。仕事が予想より早く片付いたので、荷物を準備し、バスケの格好に着替えタカバスへ。
今週は仕事のスケジュールが激ハードだったので、一週間ぶりに🏀を触った。2時間のタカバスの後、いっしーと銭湯へ。金曜晩で激混み。
その後いっしーとかつらと3人でファミレスで遅い夕食を食べ、車一台に乗り換えていざ成田へ。0:00を回っていたかな。温度計は-1℃、寒い。運転手以外寝りゃいいものを喋りまくり語録出まくり突っ込みまくり笑いまくりの珍道中、千葉に入った辺りでもうかつらの喉は枯れていた。夜食に牛丼。

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土曜日

成田のターミナルの駐車場で小一時間仮眠、7:30フライト。人生初の飛行機、約3時間のフライト。座席が狭く、寝たかったけど首が痛くて熟睡出来ず。

人生初の緑色の海が見えてきた。お昼前に那覇空港到着、送迎車に乗りレンタカー屋へ。からっとした暑さ、予想最高気温は26℃。ホテルへ向かう前にソーキそば食べに向かうがお目当ての一軒目は売り切れ、2軒目で八重山そばを頂く。あっさり目で好みの味。いっしーは八重山そばとソーキそば1杯ずつ注文して、店のおばちゃんは首かしげながら再確認してた。

てか那覇市内車多っ!ずっと渋滞してる、驚いた。それと街なかは建物ばかりで幹線道路沿いには公園が見当たらない。まあ公園探しは後でじっくり。バブル期の匂いのある昭和な建築物が多い印象だった。

高速で沖縄市へ。沖縄南ICの手前、アンダーブリッジを抜けると目の前左手に見えてくる沖縄アリーナの建物!わくわく。

まずはコザのホテルにチェックイン。沖縄のプロスポーツを応援しているホテルの様で、琉球ゴールデンキングスの今季のポスターやフラッグが至る所に貼られている。あと音楽系のチラシも沢山。いろいろ気になる。

さすがに練習生は写ってなかった

ホテルに車を置き、3人でタクシーで沖縄アリーナへ。夕方16:30だけどまだ暗くなる気配がない。西を感じる。
まずは1階のアリーナショップへ。ここはゲームデー関係なく店として独立営業してるらしい、いいな、ナイキショップとかあんな感じで、商品の種類も豊富。デザインが良いので普段使いで着れる。実際沖縄滞在中、公園繁華街水族館と様々なシーンでキングスのウェアを身につけている人達と出会った。羨ましい限り。事前にwebショップで見たゴーディのフットボールシャツをダッサい感じで着たいかもと思っていたけど無くてホッとした。

階段を上がり、2階から入場。ビン、あとペットボトルの持ち込みも禁止だったかな。特に混雑も無くスムーズに入った。そういや外にもキッチンカーあったな、行かなかったけど。チケットに書かれた入口ゲートを探す、が、我慢出来ず目の前の入口からまずは入ってみる。視界が開き、目に飛び込んできた大型ビジョンに、おい、知った顔の信州ブースター達が映っているではないかw いきなりの安心感、まさかの突然すぎてカメラ間に合わなかった。どうやら来場したお客さん達をカメラが映す時間帯があるらしい。求む、ホワリンの骨組み強度と軽量かつ見栄えの良い吊り下げビジョン。なるべく価格は抑えめで。
結局我々の入口は反対側から回った方が早かったのだが、通路を約一周する間、一定間隔でドリンク、フードカウンター、トイレがある。途中キッズスペースがかなり広く取られていて、子供達は靴を脱いで遊んでいる。親御さん達はベンチシートでくつろげる。これめちゃくちゃ良いなという3人共通の感想。あと全トイレの個室の空き数がモニターに表示されてる、これも素晴らしい。

我々の入口は、左右にドリンクとスイーツブースがあり、その隣はトイレ、喫煙所入り口もある、パーフェクト。アリーナの階段を降りて行く。アリーナに入ると横のブロックへの移動は出来ない、後々気づくのだがおそらくこれのおかげで階段の登り降りの際に詰まる事が一度も無かった。導線がよく考えられているなあと感心した。

それぞれに席を取ったにも関わらず、近くに信州ブースターさん達がたくさん。さて折角だしアリーナ内を見て回ろう。

まず目を引いたのが、コートエンド3階?のフードコート。これって野球やサッカーのスタジアムにあるやつやん(行ったこと無いけど)。ここの下に席を取れば1日呑んで食べて過ごせるやつ!という話をいっしーとした。

反対側のコートエンドはシックなムードのカウンターバー的な雰囲気。その上4階?はベンチシートになっていて、その上にガラス張りのスペースが。何も無かったけど何でもやれるスペース、最上部からの景色も良いな。

映え!

コートサイド両側の4階?VIPルームに続く通路入口にはスーツ姿のスタッフさん達が。入ってみてえ!けど応援したいタイプなので試合中は普通に客席で良いかな。でも入ってみてえ!

試合前のオープニングイベント。女性のみのヒップホップクルーが登場。がしかし。MCさんの紹介によると、
平均年齢80歳、最高齢は90オーバー!
まままマジですか。よくNBAでGSWとかのタイムアウトに出てくるシニアダンサーズ(元チアリーダー)、まるでアレやん!最前列の数名のみティーンと思われる女子、その後ろ20名ほどが元気なおばあさま達!沖縄凄いな!最後、エイサーで退場していったのだが、あ〜皆さん踊るのが大好きなのね、と思わざるを得ない皆さんめちゃ素敵な笑顔だった!いやマジでアレめちゃテンション上がったわ。

試合のオープニング演出時の沖縄のアリーナの雰囲気、これがまたちょっと感動した。ビジョン、レーザー、LEDを使った演出自体は今やどこでも見かける光景で特別凄いとかは無いのだけど、演出の合間の詰めかけたお客さんたちの歓声、指笛が、キングス待ってました〜〜〜!!!って感じで。あの高さのある空間全てが期待感で埋め尽くされるあの感じ、他と全然違う!

ゲーム1ティップオフ。
信州ブースターのコールに周りの琉球ブースターさんが驚いたように振り向く。そう?それほど人数もいる訳じゃないと思うけど。我々的にはいつも通り。ただ相次ぐ怪我人で主力を常に何名か欠き、厳しい状況が続いているので、王者相手に何とかいい戦いを見せて欲しいという気持ち。
信州のファーストポゼッション、コーナーからドンリーのオープンスリーがヒット!反射的に立ち上がってしまい、やべえここはいつものホワリンの席(最後列)じゃねえ、とすぐさま座ろうとすると、座席が跳ね上げタイプだったため尻もちをつく失態。。その後右肩がドリンクまみれになっていた事に気付くw ソフトドリンクのカップにはセルフで蓋を付けられる事を知ったのは2杯目を頼みに行った時。試合中アリーナ内でゴミ箱は見かけなかった、カップも試合終了後に蓋だけ捨てて返却するシステム。ゴミの減量にもなるとかつらが感心していた。

試合内容は、今季初めてと言っていい試合終盤までハートのある戦いだったので、筆の進んでいる崇人のnoteを是非読んでみて欲しい。
ただひとつ、最後のRJの負傷、あれがノーコールで終わってしまったこと。今季の信州はポイントゲッターが続々と負傷し、しかも怪我に繋がったプレーがノーコールで流されることが続いている。レフリーの笛も含めてバスケットではあるが、RJのあれが吹かれていたらフリースロー2本、入れれば同点だった。ここ数年Bリーグの競技力の向上にレフリーの質が比例していない事実には毎度悶々としてしまう。

Game1 試合終了直後

ただ前節でルイスと京介、2人のチームを代表するハードワーカーを怪我で欠き、虐殺も予想された中でチームは良くファイトし、2桁ビハインドを2度も追いついたのは収穫だった。しかしRJ明日はどう考えても無理だろう、厳しい状況がますます厳しくなりツラい。試合終了のブザーと共にコートからいなくなったのはレフリーだけ、倒れているRJを囲む信州の選手たち、琉球の選手たちもコートに残ったまま。何とも後味の悪い幕切れだなあと思っていたその時、コートサイドの琉球ベンチ向かい方面から、明らかに我々のコールとは違うアクセントの「レッツ・ゴー!ウォリアーズ!」コールが聞こえてきて、そのコールはアリーナ全体に広がった。今日の試合を見た琉球ブースター達に信州は認められたのだと思った。嬉しかった。マイケル風に言うと、選手たちを誇らしく思った。

試合後のセレモニーの後、フロアではライブの準備が始まった。試合後もイベントを入れる事で、帰る客の混雑が分散されるとこれまたかつらがしきりに感心していた。実際2階のエントランスはさほど混雑していない。コートサイドの客は1階がエントランスらしいが、そちらは行ってない。

試合後、馴染みの信州ブースター仲間たちと歩いて旧沖縄市体育館前にあるファミマへ。店内外がキングスでラッピングされている。女子店員は編み込みをしていて、キングスのTシャツを着た店員さんもいる。半袖短パンでアイスを食った、12月だけど。夜はこれから。しかしかつらは寝不足で充電が切れそう。

キングスとウォリアーズのブースター交流会に誘って頂いていたので、スポーツバーに移動。ダーツ、ビリヤードがあり、これでもかって位の数の🏀がオブジェ的に飾られていて、大きなスクリーンで今日の試合が映されている。少し遅れて到着した我々3人を初対面の琉球ブースターさんがもてなして下さる。今年の琉球のオーセンをカスタムしてアシスタントコーチ・マクヘンリー仕様にされている。マック愛。そして皆さんの振るまいや口調から信州リスペクトを凄く感じる。ありがたかった。ビシッと決めた真司と、スラムダンク陵南の田岡先生のモデルとなった安里先生も来られていた。

しばらくしてから沖縄OUTNUMBERのお二人、編集長の湧川さんと、GMの金谷さんが試合後の取材を終えてやって来られた。お二人とは一週間前にサンキューマックの活動についてZOOMで話をさせて頂いていたので、ここで会えて嬉しかった。挨拶の後、先ほど信州公式が試合後のRJのコメントをリリースしてたのだけど、RJは会見場に居たのか尋ねた、が、居なかったとのこと。やはり明日は無理か。落ち込む。我々の滞在スケジュールの話になり、とりあえずゴールを見つけてバスケがしたいと言うと、金谷さんが沖縄バスケコートの素敵な記事を教えて下さった!よーし、明日行くぞ!

よい時間になったので交流会はお開きに。かつらの目は既に殆ど開いてない状態だったが、オレといっしーはこのままじゃ帰れない。近くによさ気なラーメン屋を発見し向かうが、満席。待つか。程なくして上機嫌な他のお客さんも待ちに加わる。信州のユニフォームやベースボールシャツを着てる我々を見て、観光ですか?と聞かれる。バスケを観に来ましたと答える。あー、ちょっと僕ら今日の試合はまだ見てないんですけど、結果はどうでした?と申し訳なさそうに聞いてくる。ん?沖縄県民たるものキングスを応援しないでどうする?的な雰囲気でもあるのか?とそのリアクションを見て感じた、バスケ根付きすぎだろ。

既に深夜0時を回っていたが、コザの街は人が沢山歩いていて、車もひっきりなしに走っている、長野でいうと通勤時並み。なんなら指笛もあちこちから聞こえてくる。土曜の夜とはいえ自分の知る限り地方都市ではあり得ない光景。聞くと、沖縄の人達には終電という強制リセットの感覚がなく、自分が満足するまで、というのが基本だと。うんうん。那覇市でモノレールを見かけたが、あれは那覇市の人しか乗ったことがない、と。
沖縄から本土に行くと、周りが山ばかりで方向感覚がわからなくなるとか(我々は全く逆w)、氷点下の世界から沖縄にやってきて、この時間でも自分は半袖短パンで過ごしているのに、いちおう12月、冬でちょっと寒くなってきたのでヒートテック着てるw と仰っていたり。まるっきり感覚が違って話が面白かった。てーげー、と、なんくるないさーの使い方のレクチャーを受ける。気さくな方たちで、ソーキそばと肉の美味しい店も何軒か教えてもらった。あと指笛。その方曰く、沖縄の男子たるもの、指笛を吹けるか吹けないかは、中学生になってち○こに毛が生えてるか生えてないかと同等だと(あくまで個人の見解ですw)。その間にも隣の店からは千鳥足の老若男女が出てくる。ホテルまで徒歩圏内だったので歩いて帰る最中も周りは千鳥足のジジババ、座り込んでうつらうつらしてるお姉さん、遠くでは指笛。マジで指笛。オレまだ毛が生えてない!
かつら曰く、酔っ払い沢山だけど面倒くさいパリピに絡まれそうな感じじゃない!と。確かに。今晩はコザミュージックフェスティバルもあったようだ。コザの街、面白い!面白いすぎる。割りと近くに行ってみたい音の良いミュージックバーがあるが明日に支障をきたすので今日は我慢。明日の晩も出掛けて来たい。
ホテル戻ったのは2時を回っていた、
ベッドに倒れこみ死んだふりをして遊んだ by ブランキー。

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日曜日

午前中、OUTNUMBERの金谷さんが首里城を案内してくれるという呼びかけをブースターにしていたのを見かけていて、興味はあったけど時間の都合で断念、本日の第一目的地へ向かう。

来た!キタよコレ!アラハビーーーーチ!!!

これ以上何を望むというのか!

海なし県民の興奮ポイントxバスケ民が興奮しない訳ないロケーション!天気も良い!!いやもう最高でしょ。午前10時、既に人がたくさん。ユーロバスケの雄、スペインのロゴが施されたバックボードに向かって3人でシューティング。
途中🏀がリングとボードの間に挟まってしまい、隣のコートのいい感じに日に焼けてる青年にボールを借りようと声をかけたら、いや、取れますよとひとっ飛び。推定身長175cm。おいおいおい、いきなりエグいな!
ほっときゃ何時間でもコートに居られる我々、いっしーは現地の人と1on1をやるチャンスを伺っていたが、待ち合わせの約束があるので結局小一時間でコートを後に。オレもいっしーも全然満足出来ていない、また来よう。沖縄アリーナへ向かう。

お昼前に沖縄アリーナ到着。既にアリーナショップはオープンしている。お客さんも結構いる!いいな!羨ましい。試合前の混雑する前におみやげ等買ってしまおう。隅から隅まで物色。種類が豊富、デザインが良い、センスが良い。いろいろ欲しくなってしまう。普通にナイキショップとかみたい。さっきも言ったか。おっとチャンピオンリングのレプリカまである!
試合前にまた来た時に馴染みの信州ブースターさんご夫婦に出会ったのだけど、皆同じ感想を口にする。自分はラグランと🏀型のキーホルダーとゴーディーのステッカーをゲット。お土産にかりゆしを買ってきてくれと言われていたけど無かったので買いませんでした(知ってた)
ちなみにアリーナ内もアリーナショップも完全キャッシュレス。

用事を済まし昼食へ。もいちどシュートを打つべくアラハビーチに近い鉄板焼ステーキハウス四季へ。ステーキなのに鉄板焼?どうやら客席で焼いてくれるスタイル。ウィットのある方が焼いてくれた。大を頼んでペロリのいっしーはまだ食べ足りない様子。レジ横には岸本や真司のサインが飾ってあった。移動やら何やらでビーチにいく余裕は無くなってしまい、一旦(木綿)ホテルに戻ってからタクシーで沖縄アリーナへ。

16時過ぎ。
この時間から既にマックのユニフォームを着た方が多い。bjのマークがついている。その時代のマックを自分は知らない。けれど、OUTNUMBERのお二人に信州時代のマックについての話をかつらとした時、編集長の湧川さんから「キングスの時と同じですね」という返答が帰ってきた。マックだからこそ、サンキューマックの活動にあれだけの賛同を頂けたのだと改めて思う。
2階の入場口に、マックのキャリアをまとめた超大型パネルが展示されていた。このパネルを作製したOUTNUMBERのお二人もいらっしゃった。

入場者特典のマックのカードもしっかりゲット。試合後のセレモニーが楽しみ。

キングスかぶれな2人と金谷さん

だけど、先ずは目の前の試合。やはりRJはロスター外のアナウンス。松葉杖姿だった。いったい誰が得点取るんだ。ぶっちゃけ期待感は低かった。が、いい入り。デイビッド兄貴(というより叔父貴)のミドルが調子いい。
試合前のシューティングで今村が、トップの位置からステップバックスリーの練習を念入りにやってて、左に下がるシュートはスイッシュでバシバシ決めてたが、右に下がると確率がグンと落ちてた、たまたまかもだけど。実際試合中も、ショットクロックが残り少なくなると今村の1on1が始まり、1本はスリーやられたけど、ドンリーがひとつブロックで防いだ。しかし今村はプレーに憎たらしいほど余裕を感じる。
昨日の3Qだったか、インサイドで簡単にたて続けにやられるシーンがあったのだけど、今日はトンプソンがペイントで有利なポジションを取られないよう身体を張る動きが印象的だった。クーリーに負けてないやん。後で知ったが、実際リバウンドは信州のほうが上だった。
もうひとり印象的だったのは田代。アイツめっちゃ嫌らしいなあ、海斗にはこれぞまさにスッポンディフェンス、当たりも強いからめっちゃやりづらそう、それに自分のマークマンだけでなく、岸本をマークしていた楓己に身体を当て、体勢を崩された楓己は壁となった田代をどうする事も出来ず、岸本が楽々とオープンスリーを決める、前半だったかな。こういうプレー淡々とする人、好き。でも敵だとめっちゃイヤ。そして印象に残る。でも信州、前半頑張った。

後半スタートでタマヨが出てきた。これも後になってわかったのだが、後半ダーラムが居なかった。琉球はタマヨを育てたいんだなと思っていた。3Qの入りも良く、開始早々に琉球がタイムアウト。いいじゃないか!タマヨのプレータイムが長くなるにつれ、ナメんなよという思いが湧いてきた、信州リードの展開が続く。RJの怪我など忘れてたいた。我ながらチョロいお調子者だと思う。リードが2桁になるかならないかの攻防、ウチが得点を決め2桁差で4Qのオフィシャルタイムアウトへ。キタ!!!待望の!!ここ数試合流れを摑めそうで掴めなかった信州がここ沖縄アリーナで王者キングス相手に流れを掴み取っている!俄然期待感が高まる。琉球のベンチがお通夜に思えた。この時までは。

残り2分で12点リード。勝てると思った。勝った時の事も頭をよぎった。なのに。

何故たて続けに岸本がフリーになるのか謎!岸本の連続スリーで6点差、3点差に。けど岸本にやられるならしゃーないって思いもあり、でもまだ勝てると思っていた。しかしアリーナ内の圧がどんどんヤバくなってくる、ウチは取り返すどころかボールが運べなくなってしまう。頼む、とにかくしのいでくれという思い。
岸本のシュート外れる、よし、しかしオフェンスリバウンドを取られトップのちょっと深めの位置にいた松脇がどフリーでボールを受け、ゆっくりとスリーを狙う。
あーこれ入るやつ、、、

どっかーんどっかーん

(ジョシュホーキンソン)


直後のアリーナ内、キングスブースター歓喜のどよめきがこの2日間で一番のハイライト。ふわぁぁぁ、凄え!言葉にすると陳腐だけど本当に凄かった、凄すぎて笑ってしまった。

同点にされたショックや悔しさよりも、凄え、こんな光景ってあるんだ!の気持ちが勝ってしまった。
よく、スタジアムやアリーナが揺れる、という表現があるけど、あの瞬間は爆発、噴火だった。コートを挟んでオレの視界の先に映る人達はみな一斉に立ち上がり、歓喜の叫び声、指笛がアリーナの上から降ってくる。噴火ですよ噴火。その火山灰を浴びたオレ達はその後なにも出来ずタイムアップ。
あの瞬間の体験は一生忘れられないだろう。かつらがこんなツイートをしていた。

試合終了後の岸本のコメントが格好良すぎだったよ。
この日もキングスブースターからウォリアーズコールを受けた、その時初めて悔しさが湧きあがり複雑な気持ちになった。


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マクヘンリー永久欠番セレモニー

Game2 入場者特典

信州戦のこの日にセレモニーが無ければ、これだけの信州ファンは集まらなかっただろう。粋な計らいをして下さった琉球フロントにここで感謝申し上げます。多くのキングスファンに愛され、マックより先に永久欠番となった金城の口から、マックが来なければ今のキングスは無かった、という言葉。素晴らしいセレモニーに立ち会えて良かった。それとサンキューマックの活動を通じて我々信州ブースターの気持ちをマックに届ける事が出来て良かった。そしてマイケルの口から発せられた言葉を聞くと更にこみ上げるものがある(2for1の記事参照)。いつか必ず信州でもマックの引退セレモニーをやってもらいたいと強く思う。マイケルの言葉を信じて待とう。そのためにも、来季以降もマイケルに指揮を取ってもらえるよう、マイケルの背中を我々で後押ししよう。時が来れば、マックがHCでやって来るかもしれない、そんな夢を見ていたい。


セレモニーは素晴らしかったが、試合は劇的な逆転負け。ホワリンでやられた岸本のクラッチスリー以上のトラウマ。よくわからない気分。外に出て、同じく複雑な気分の信州ブースター仲間と話をした後、コザまで移動のためTAXI乗り場にいると声をかけられた。長野ダイハツモーターズさんだった。そう、あのアイデアと行動力、フットワークの軽さで信州ブースターからリスペクトされているウォリアーズの頼れるパートナー、神出鬼没のカクシカ君こと長野ダイハツモーターズさん!一度は通りすぎた後、我々を見かけて戻って来て下さり、コザまで送って頂いた。もう本当にありがとうございました!ダイハツユーザーで良かった、長野ダイハツモーターズ最高!またバスケ一緒にやりましょう!

コザの街、日曜たがらか今日は静かめだった。お店の選択肢も少なめだったので、ホルモンを焼いて自分の機嫌は自分でとってからからホテルでバタンキュー。さすがにオレも睡眠が足りてない。


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月曜日
昨晩の試合後の食事中にまたまたOUTNUMBERの金谷さんから、明日首里城を案内しますので行きませんかという嬉しいお誘いを頂いた。バスケだけでなく沖縄の歴史を感じられる場所に行ってみたかったので、しかもガイドをして下さる、2つ返事で午前中に行く事に。行く途中でいっしーは短パンをゲット。バスケする気マンマンのオレ達。

首里城が焼失してから3年くらい経つのかな、建物がすっぽり入る大きさの倉庫を造り、その中で復元作業が行われていた。首里城内のパワースポットや、展望台からは地平線が見える(水平線やっちゅうねん)。金谷さんのお気に入りの場所だという西のアザナ(いりのあざな)からの展望を見ながら、地理や沖縄戦の話を聞いた。
ホワイトリングの近く、松代にある太平洋戦争末期の日本軍大本営の地下壕、あれと機能的に同じモノが首里城の地下にもあるとのこと。沖縄との奇妙な縁を感じる。

沖縄が戦場になった時のアメリカ軍の攻め方を、展望を眺めながらバスケットボールに例えて説明して頂いたのがめちゃ面白かった。大雑把に言うと、

首里城というバスケットゴールを獲る為に、アメリカはペイントエリアで局地戦を行ない、ペリメーターミッドレンジを攻め、海の向こうに見える島から長距離砲、ディープスリーを打ち込んで来る。内外と戦略的に攻めるアメリカに対抗出来る手立ては当時の日本軍には無かった。
こんな感じで、とてもわかりやすかった。

金谷さんに、
昨日の試合どうでした?悔しいです?と聞かれる。
正直悔しさよりも、松脇の同点弾の時のアリーナの雰囲気が今まで見たことない雰囲気で印象的だったと答える。
すると金谷さん、昨日のかつらのツイートを見たのかはわからないけど、

ホワイトリングでもあの雰囲気は作れますよ。
というか、あなた達であの雰囲気を作るんです。

と仰った。

4人でアイスを食べ、記念撮影をし、ここで金谷さんとお別れ。本当にいろいろとありがとうございました。ここで改めて感謝申し上げます。マックが繋いでくれたご縁だと勝手に思ってます。また沖縄でお会いしましょう!

首里城にて

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まだまだ続く。もうすぐお昼。
高速に乗り北上。

かつらがどうしても行きたいと強権発動させ、美ら海水族館へ。の前に、水族館近くの金谷さんおすすめのソーキそばのお店へ。おすすめが2軒並んでいたのできしもと食堂へ。食わなアカンでしょ岸本を。
3人とも液まで完食(汁やっちゅうねん)。これでもう岸本にはやられないぞ。自分は気づかなかったけど、店内にキングスのマスコット、ゴーディーのシャツを着たお客さんがいたようだ。後になっていっしーは、となりの店もハシゴして来れば良かったと言っていた。だよね、沖縄を食べ足りてないよねまだ。

美ら海水族館でオレの充電がとうとう切れる。あの暗さで眠気が。月曜日なのに修学旅行生たちも含めて沢山のお客さんだった。ひと足先に外に出て、コーヒーでも飲もうと思ったが、自販機、コーヒーは全てホット(笑)ちなみにこの日は27℃(笑)
かつら達は、ジンベエザメがファンサしてくれたと喜んでいた。

さて、最後の目的地へ。やっぱアラハビーチにも一度行っとかないと。車内で仮眠させてもらう。ナビの海の部分に「東シナ海」の文字。沖縄を改めて感じる。今日はずっと雲が多かったけど、サンセットが近くなり、雲が途切れてきた、良い感じ!


どうも。比江島です。

夜のフライト、人生二度目の飛行機にも関わらず、オレくらいになると個別に名前呼んでもらえるのだよ!がはは!

成田から帰りの道中、ポッドキャスト代わりにこれ聞いてた。

「アリーナじゃないよ、あの雰囲気をホワイトリングでアナタがやるんだよ」
「自分達が何を与えて、何を持ち寄れるか」
「楽しむ、楽しませる。それを分かちあう」

首里城でも仰っていた、力強いエール。
これを聞いて是が非でもBプレミアに行きたい!という気持ちが強くなった。あと、
「ホームパーティー」
それのおっきい版なんだよね。 エンターテイメントって享受するだけじゃなくて、それこそ自分で何か持ち寄って能動的に楽しむからこそ何かが還って来るよね、決して多くは無かった信州ブースターのコールがキングスブースターを本気にさせたみたいにさ!

am4:00帰宅。
オレは有給、かつらといっしーは朝から仕事。
そして、その晩。

鉄人すぎるだろw


おしまい。
おつきあい頂きありがとうございました。

出来ることなら移住したい。
来季のカーディングもアウェイで頼みます!!!



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