バレンタインという苦行

バレンタインが終わりました。

バレンタイン、なんだあれ。
うちの娘には苦行でありました。

お料理などやらない長女が、年に一回お菓子作りをするのが、このバレンタイン。最近の子は、好きな男の子にあげるというよりも、中学生くらいは友チョコ?がほとんどでしたが、簡単でもみんなが手作りするため、やむなく作るのです。

だけど、いろいろあって、ことし作るのは一個だけ😊

ネットでカンタンそうなのを探して、これにすると決めたようですが、普段やらない子には、簡単と言われても、実際やると、全然かんたんじゃないのです。

普段やる人からしたら、え?そこからわからん?っていうようなことがたーくさんあって、とにかく一つ一つがスムーズに進まず、ストレスが溜まる一方。

例えば、どんなことがわからんかと言うと…

クッキーを作るのに、小麦粉をふるわずに、全量いっぺんいれてしまい、ダマになる(だいたいはふるいながらちょっとずつ混ぜながら入れるけど、そんなん書いてなかった、と怒る)

クッキーの焼き上がりを取り出したら、「全然焼けてない。めちゃ柔らかい!」とさらにさらに焼いて焼きすぎる(焼き立ては柔らかいけど、冷めたらサクッと硬くなることを知らない)

チョコペンをどうやったら書ける状態にできるのかわからない(わたしがお湯につけたけど、ぬるかったのかなかなか出てこず。先を切っても出てこない。強く押してたら、下からは出て来ず、上の方が破れてもうストレスMax)

チョコのケーキも作って粉糖をかけたけど、時間が経ったら消えてしまい「えーっ!!」(わたしも知らなかったけど、消えない粉糖っていうのを買わないといけないらしい)

ラッピングも一苦労。フイルムで包むのが難しく、セロテープがいらんとこにひっついたりしてそりゃイライラ。

何度も泣きそうになりながらやっていました。

ほんとは昼間わたしがついてたらまだマシかもだけど、昼間仕事でいないし、娘も友だちと別に約束があって出かけたりで、やりだしたのが10時とか…。さらに、学校の課題もあり、13日はほぼ寝ないまま、14日学校へ。

キッチンはチョコがついた用具が散乱。リビングはラッピングの破片が散乱。無惨。でも学校行かなきゃならんから、片付けるひまなし。遅れそうになってまた車で駅まで送り。でも予定の電車には乗れなかったとラインがきた。

どないやねん。

それでも14日は一応渡して、一緒に夜まで遊んできて、その体力、すごいわーと思いました。


あまりにすべてがうまくいかず、イライラで泣きそうなので、「買えばいいやん。無理して作らんでも…」と家族全員が言うのですが、「買ってる子なんかおらん」と言い、娘なりに頑張ってて。

こっちもまあたいへん。そんなんほっとけばよい、そこまで手伝うことないと言われると思うけど

実際、娘からすれば、こういうことはしなきゃならないことなんだろうし、やってみないことにはここまでうまくいかんとは思わなかったんだろうし、早くしないと、という焦りやうまくいかない自分がみじめになったりして

泣きはしてなかったけど、表情は泣いてました。


14日の夜、
「もう来年は買いな」といったら、「そうする。でも、やっぱり全員手作りで、みんな(もらった側の男の子たち)インスタあげてた(だからやってよかった)」

と言いました。


バレンタイン、まじ大変。
喜んで食べてくれたかしら。

このドタバタを動画で見せたいわ、と思った、母でありました。

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