過去に何回か書いたことがあるけれど、
僕にとって会社の中で役職を上げたいと思う理由は
「社員を守れる領域が広がる」という観点が強い。

「守る」なんてきっとおこがましいことではあると思うけど、
例えば「こんな仕事をしたい」とか「会社でこんなことをやりたい」とか
そういうものの実現も含めて「守る」という感覚がある。

８月に転職をして、９月からマネージャーをやりました。

一つの事業部の、一つのチームのマネージャー。
10人ちょっとのチームで、
比較的自分がこれまで仕事としてやってきた領域だった。

そして、来年の１月から事業責任者を任せてもらうことになった。

これまで、１０人ちょっとだった特に守りたいメンバーが
これからは３０人弱になって
今まで自分がやったことない領域の責任も持つことになる。

あとは、ここの役職まで来たときに思ったのが、
守りたいが社員だけではなくて、会社もになった。

これもなんともおこがましいことではあるけれど、
事業部のトップとして僕が立つことで
会社を守ることが自分の責任感覚の中でめちゃくちゃ強くなった。

僕の中で役職を持つということは、
「やりたい」というものだけでなれるものではないと思うし、
なるべきでもないという考えだ。

「やりたい」は当然必要だけど
そこにちゃんと「できる」がないといけない立場だと思っている。

じゃあ今の自分って事業部のトップに相応しいのかと言われると
「できる」はまだまだまだまだ全然足りなさすぎる。

たぶんそれは自分が一番わかってる。

でも、やるって決めた。

一緒に事業を考えている人たちが「俺らならいける」って言ってたし、
自分だけではできないけど、一緒にやればいける気がする人たちがたくさんいるし、
もっと成長したらどんな社会人になるんだろうな～って楽しみな人がたくさんいるし、
「守りたい」があるときに働く方が自分はめっちゃ頑張れるってわかってる。

だから、いける。

自分だけだったら「できる」は足りないけど、
自分だけじゃないから大丈夫。

それが、組織だと思うし。

覚悟をもって、来年も働く。
そんで、全部、ちゃんと守るぞ。