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サービスは何を生み出しているのか。~Googleを事例に考える~

※この記事内でいう「サービス」というのは、
世の中にあふれているサービスはもちろん、
メーカーが製造しているモノなども含めた話です。

さて、本題です。

私は広告代理店で働いておりますが、
広告代理店の仕事の一つとしてわかりやすいのが、
企業が持っているサービスの売り上げを上げることです。

そのために、認知を拡大したり、興味関心を持たせたり、と
細かいことはあるのですが、
最終的に「売上を作ること」につながってくると思っています。

その中で、常に意識して考えていることは、
タイトルにも書いたように「サービスは何を生み出しているのか。」
ということです。

今回、皆さんも使ったことがある「Google」について考えてみました。

Googleといえば、世界トップの企業であり、
「検索エンジン」を提供している企業ですよね。

では、Googleが提供しているものは「検索エンジン」でしょうか。

私なりの解釈ではありますが、
半分正解で半分不正解だと思っています。

直近のGoogleのCMを見てみましょう。

参照:https://youtu.be/6PthTR2Bhl0
東京オリンピックと関連付けた素敵なCMだと思います。

CMの中でいくつか検索エンジンを使ったものが出てきますよね。
「試食してみますかを英語で」
「車いすマラソンの世界記録」
「おすすめの避暑地」
「世界一長い国家」など

当然ですが、自社サービスを使ってできることをCMの中でも紹介しております。
そして、Googleが提供しているものは「検索エンジン」です。
これは間違いありません。

ですが、本当に提供したいものは、
その検索エンジンを通じて得られる”ベネフィット”であると思っています。

例えばですが・・・

「試食してみますかを英語で」
→オリンピックに訪れた外国人に対して自社の商品を味わっていただけるチャンスを。
「車いすマラソンの世界記録」
→観戦の時に記録を争う興奮を。
「おすすめの避暑地」
→オリンピックで訪れた人に日本のいい場所を。
「世界一長い国家」
→オリンピック観戦のちょっと変わった見方を。

など、Googleが本当に提供しているものは、
サービスの”その先”にあるのだと思っています。

Google の使命は、
世界中の情報を整理し、世界中の人がアクセスできて使えるようにすることです。(参照:https://about.google/)

実際にGoogleの理念としてこのようなものが掲げられています。

情報を整理して、使えるようにすること、
そのためのサービスが「検索エンジン」ということです。

随分と前置きが長くなってしまいましたが、
今回伝えたかったたことは”その先”という部分です。

Googleが検索エンジンを通じて多くの人のベネフィットを生み出しているように、
例えば私たちが行っている仕事の”その先”、
例えばSNSで発信をした”その先”、
友達と会話をした”その先”、
就職活動をして内定をもらった”その先”、、、、。

つらい時やしんどい時、悩んだとき、
私たちは足元を見てし甲斐が地になってしまうので”その先”を忘れてしまう。

私たちが行っている行動は、
あくまでも表面に出ている一面にしか過ぎないということ。
表面に出た一面の行動には必ず”その先”があるということ。

どうか、”その先”を見失わないでほしいと思います。

僕が社会人になってからずっとやりたいのは、
「誰もがやりたいことを目指せる環境(会社)を創ること」
その為に、今の会社で「稼ぎ方」を学ぶこと。

今、目の前のことに苦戦して、
本来の"その先"を見失うなって。

家に帰って目に入った、
本棚のマネジメント本の数々に言われた気がした。



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