大通りの裏道を行く
インターネット上でたくさんの人を巻き込むには「盛り上がりをつくること」が大事だと、いろんなところで見かけます。
例えば、自分が熱狂するほど好きなものを熱っぽく語るとか、常に挑戦をして共感してくれる人を飽きさせない、とか。
糸井重里さんの「ほぼ日」も「みんなが集まる銀座通りをつくる」というイメージで運営されてると聞きました。
そういう「盛り上がり」や「にぎわい」に関する主張を見かけるたびに、わたしにはできないなあ、と少しだけ落ち込んだり。
もちろん、過去にはわたしも、そうやって盛り上がりをつくろうと努力した時期がありました。(2016年にTwitterやブログを始めたのですが、その頃に見てくれてた人は「ああ、あの時期かな」と思ってもらえれば)
でもね、できないんですよ。運よく盛り上がりをつくれても、自分が息切れしちゃって、続かないんです。
そもそも自分は、どちらかというと「盛り上がっている場所」から遠くに居たいタイプで、ひっそり静かに、自分のペースで楽しみたい人間です。
そんな人が盛り上がりをつくろうとするなんて、無理があるんですよね。
盛り上がる大通りではなくて、裏通りの小道で楽しんでいる人でありたい。そして、同じように小道で楽しみたい人と、その楽しさを共有できたら嬉しいな。じぶんジカンのものづくりも、お店の空気も、わたし自身の発信によってできる場も「小道」を目指していこうと思ってます。
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