周りに追いつくために、もしくは置いてかれないように、必死でした。数年前まで。

高校の部活は女子テニス部だったので、大勢の女子の輪から外れてしまわないように必死で話を合わせたり、新しい話題を提供できるよう努力したり。そんなこと、してたなあ。中学でも、大学でも、会社員になってからも、そういうことはあったと思う。

置いてかれたら、終わりだと思ってた。ひとりぼっちになってしまうのだ、と。

でも、違ったんですよね。

追いつけなくなって、置いてかれたら、今度はその追いつけなくなった自分と同じペースで歩む人達と出会ったというか。

フリーランスになったことを格好良く言えば「会社から独立」なんでしょうけど、わたしの場合は完璧に「会社から振り落とされてフェードアウト」の方が合ってます。つまり、ついていけなくなってしまった。

いやあ、それでもね、今こうしてちゃんとまた、生きられる場所があるというか。すごい。すごいとしか言えない。

だから、無理して背伸びしないと追いつけないような場所に、ついていこうとしなくてもいいんだな、と思います。置いてかれても、実はそこにもまた、ちゃんと誰かいるんです。しかも、自分と波長が合う誰か、が。

大丈夫だいじょうぶ。マイペースで生きましょ。