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「本は自分の味方」じぶんジカン選書に込める想い

自分のための、素敵な読書時間を過ごしてほしい。

そんな想いでつくった「じぶんジカン」のブックカバー、販売中です。

オプションの「じぶんジカン選書」では、購入してくださった方におすすめしたい小説を3冊選んでご紹介します。(本をお送りするのではなく、書籍名を書いたお手紙を同封してご紹介します!)

選書を担当するのは、じぶんジカンスタッフの夫・岡本です。

おすすめの本を紹介するInstagramを運営している読書好きで、わたしもよく小説を選んでもらうのですが、人に本を選んでもらうのって、結構おもしろいんです。

単純におもしろい本に出合える、ということもありますが、自分だったら選ばない本で世界が広がったり、自分の好みがわかったり。ぜひ「本との出合い」と「新しい自分との出会い」を楽しんでください。

今回は、選書を担当する岡本に、じぶんジカン選書に込めた想いを聞いてみました。

じぶんジカン選書担当・岡本の読書歴

30歳、会社員。読書好きで年100冊以上の本を読む。メインは小説で、好きな著者は森沢明夫・吉田修一・村上龍だが、好きな著者に限らずいろんなジャンルの小説を読む。家には300冊ぐらいに厳選した「また読みたい小説」を保管。読み終わったら「読書ノート」を書くのが習慣になっている。

本の中には、自分の味方になってくれる言葉がある

※夫婦ゆえフランクな会話になることご了承ください!

――ブックカバーをつくるにあたって「選書サービスを特典にするのはどうかな?」と提案したところから、今回の「じぶんジカン選書」は始まったよね。

そうだね。もともと本をよく読む人はもちろんだけど、これまで小説はあまり読まなかった人にも、小説の楽しさを知ってもらえたらなと思ってて。

――小説の楽しさって、どんなところだと思う?月10冊ぐらい読んでるじゃん。

開くだけで日常から離れられるところかな。しかも、本のなかには自分の味方になってくれる言葉がたくさんある。

――自分の味方?

そう。日々落ち込むことや、自信をなくすことがあると思うんだけど、そんな自分の味方になってくれる言葉や考え方。

そうじゃなかったとしても、本を読むことで嫌なことを忘れられるし、気持ちが穏やかになるよ。

――それにしても、月10冊読んでるってすごいよね。

通勤電車と、仕事の休憩時間、それと出勤前や休日にカフェで読んでるからね。とはいえ、最初「選書サービスをやりたいね」って話してた時は「自分より読書家の人なんていっぱいいるし、自分にできるかな?」とは思ったけど…。

――言ってたね(笑)。でも、誰よりも冊数を読んでるかどうかよりも「相手に喜んでほしい」という気持ちで選書できることの方がだいじだなあと思うよ。

そうだよね。

――そういう意味では、おすすめの本を紹介してるInstagramなんてまさにそうじゃない?「こういう人に読んでほしい」って、毎回想像しながら紹介文書いてるじゃん。

そうだね。お気に入りの1冊に出合ってもらえたり、何か新しいことに気づいてもらえたりしたら嬉しいなと思ってアップしてる。更新頻度は少ないけど(笑)。

じぶんジカン選書でも、同じように誰かに何か気づいてもらえたら嬉しいね。

選書までの手順と、そこに込める想い

――今回じぶんジカン選書をやるにあたって、一足先にわたしに選書してくれたじゃない?

この3冊だね。読んだ?

――まだ2冊目だけど、やっぱり人に選んでもらうって、すごくおもしろかった。

まず、3つの質問に答えてもらうんだよね。「どんな気持ちになりたいですか?」とかの簡単なアンケートを、ブックカバー予約購入後に。

――そう、簡単な質問に答えて。それで選書するのって、難しいよね?

難しいけど、おもしろいよ。おすすめを紹介できるのも嬉しい。

これまで小説を読んだあとは必ず「読書ノート」を書いてきたから、「こういう気持ちになりたい人には、これを読んでほしい」とか「この小説は割と読みやすいから、普段読まない人にもおすすめ」とか、ある程度思い出せるんだ。

――もちろん選書した本がお気に入りになったら嬉しいけど、もしもその人にハマらなかったとしても、「こういうのは好きじゃない」っていう気づきがあるよね。

そうそう。実際、これまで俺がまっつーに選んだ小説のなかで、読み終えられなかったやつ、あるでしょ?(笑)

※まっつー=筆者マツオカ

――ある。最初の10ページぐらいで挫折したやつとか(笑)。でも、そのたびに「こういう文体は苦手なんだなぁ」とか、自分の好みがわかってくる。

ちなみに、今回まっつーのアンケート回答は、

・どんな気持ちになりたいか→自分を変える勇気を持ちたい
・ここ1カ月の読書量→1~5冊
・お気に入りの本→「何者」朝井リョウ

だったから、それを参考に選書したよ。

例えば『神様からひと言』と『大事なことほど小声でささやく』は読みやすいし、自分を変えたい人の背中を押してくれるお話だと思う。

『森に眠る魚』は、人間関係の話だから『何者』にちょっと似ている雰囲気があるので、選んでみた。

――わたし、好きな作家の本しか手に取らないから、誰かに選んでもらうことで幅が広がる感じがする。選んでもらった3冊を見たときに「なんでコレを選んだんだろう?」って、わくわくした!

そのわくわくが、読書の時間をつくることにつながったらいいよね。小説って読んでる時は物語に没頭するけど、読み終えてみるといろんな気持ちが芽生えるから、じぶんジカンの「自分と向き合う」ってコンセプトにも合ってると思う。

いろんな物語や言葉と出合って、自分の気持ちの動きを楽しんでもらえたらいいな。

じぶんジカン選書を、ぜひ楽しんでください!

ここに書いてきた「じぶんジカン選書」は、ブックカバーを注文してくださった方限定の特典です。

ぜひ、こだわりのブックカバーとともに、特典のじぶんジカン選書も楽しんでくださいませ!

注文の受け付けはBASEの「じぶんジカンSHOP」にて。毎月2~3個のみの販売となります。

ブックカバーの詳細はこちらのnoteをどうぞ。

今回コラボした革職人・堀さんのインタビューはこちらから。




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