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「これがいい」と選びたくなる商品をつくるために

どうすれば、小さなブランドの商品を選んでもらえるのか。

今わたしが取り組んでいる「じぶんジカン」は、まだ2つしか商品を持っていない小さなブランドです。

しかも、最初の商品「自己分析ノート」を販売し始めたのは、去年9月のこと。まだ8カ月ほどしか経っていません。

そんな「じぶんジカン」がつくった商品を選んでもらうには?

まだまだ手探りですが、期待してくれる人たちが喜んでくれるよう、そんな事をいつも考えています。

ちなみに今は、文庫のブックカバーをつくっています。国産の「姫路レザー」を使って、職人さんが手縫いでひとつひとつ丁寧に仕上げる、一生モノのカバーです。

(ブックカバーの試作品)

何度も打ち合わせして、あーでもないこーでもないとやり取りしています。

どうしたら喜んでもらえるか?

どうすれば他ではなく「じぶんジカン」のブックカバーを選んでもらえるか?

そんなことを考えながら進めている過程を、書き残しておきたいと思います。


「じぶんジカンを選ぶ意味」をつくる

ブックカバーって、他のブランドでも売ってますよね。

金額もピンキリで、本革じゃないものや、化学薬品を使ったもの、ミシン縫いのものなら2,000円ぐらいから買えちゃったり。

そんななかで、じぶんジカンのブックカバーを選んでもらうには、どうすればいいのか…?

考えた結果、ブランドのコンセプトである「自分のための時間をつくる」を体現したブックカバーをつくろうと思いました。

ブックカバーを開けたら、それまでの日常とは違った「自分のための時間」の始まりを感じられるような。いつでも、どこでも。

また、自分の人生に寄り添いながら、一生一緒に変化していけるものにしたい。

そんな想いから、まずはスケッチでレザー職人さんとアイディア交換。

(ラフの一部、誤字がひどい…笑)

今回は「カルムレザー」のレザー職人・堀さんと一緒につくっています。堀さんも、ものすごく商品と向き合ってくださってて、めちゃめちゃありがたい。

(革選びのサンプル)

他のブックカバーではなく、「じぶんジカン」のブックカバーを手に取る意味をつくる。コンセプトや、それを体現できるモノづくりを意識して、現在製作中です!


どうしたら期待してくれる人たちが喜んでくれるかな?

「じぶんジカン」はわたし・マツオカミキと夫(岡本)の2人で運営しています。商品づくり、Webでの展開、梱包発想に至るまで、大切にしている基準はたったひとつ。

「じぶんジカン」に期待してくれている人は、どうしたら喜んでくれるかな?

ということです。

大手メーカーではないので、お金をかけた華美な装飾などは難しいですが、自分たちができる範囲で「どうしたら喜んでもらえるか」を考えています。

例えば、ノートの検品。かなり厳しい基準で検品していて、ちょっとでも「ん?」と思うものは弾いてます。(よって、商品にできないロスがかなり多いです…涙 印刷会社さんにかなり厳しい相談をしてなんとか改善してもらうことも)

それと、梱包。発送途中でなるべく折れないような工夫をしたり。あと、「普通の郵便物とは違う、特別なものが届いた!」と思ってもらえたらなぁと、ロゴのスタンプを作って封筒に押したり。

また、少しでも「じぶんジカン」の思いが伝わればと思って、商品にはひとつひとつ手書きのメッセージも添えてます。すでに400枚近くは一言のお手紙書いたんじゃないかな。喜んでもらえてたら嬉しいな。

もちろん今回のブックカバーでも、商品デザインや仕様はもちろん、「喜んでほしい」という気持ちでちょっとしたオマケを考えてます。それは発表時のお楽しみに!

小さなブランド「じぶんジカン」だからこそできることを、考えながら行動しています。初めてのことばかりで、トライアンドエラーの繰り返しですが、商品づくりをしてブランドを育てていくのは楽しいことです。


「じぶんジカン」は、わたしたちだけでは完成させられない

商品第1弾の「自己分析ノート」も、第2弾の「NERUMAE NOTE」も、使ってもらって初めて完結するモノです。

第3弾のブックカバーは少し色が異なりますが、「じぶんジカン」の商品は「実際に使って、自分のための時間を持ってもらう」ことが目的なので、やっぱりユーザーさんの「自分のための素敵な読書時間」を演出できて初めて完結するのだと思います。

だから、使ってくれる皆さまに、ブランドを育ててもらっている感じ。Twitterなどでの感想も、見られる限り全部見てます!

また、商品製作の過程では、コンセプトに共感して「発売したら絶対買いたい!」と思ってくれてる方の中から「サポーター」として製作メンバーを募り、ボランティアでたくさんの方に商品づくりをサポートしてもらってますが、毎回思うのは「皆がいなかったら、ここまで素敵なモノにならなかった!」ということ。

わたしたちだけでは、まだまだ力不足です。「じぶんジカン」のコンセプトや、やっていること、商品に共感してもらえる方々とともに、育てていけたらと思ってます。

そうすることが、自分らしく楽しく生きる人を増やすことにつながると、信じて…!


ちなみに、じぶんジカン文庫ブックカバーは、GWの終わり頃に予約販売を開始します。10個限定。発売日は5/22なのですが、予約販売は素敵な特典付きです(これも、喜んでもらえたら嬉しいな!)。

予約販売の日程は、決まったらTwitterで共有します!


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