小さなことから
先日、講演会を聴いてきました。夜回り先生という、有名な先生です。マスコミで見かけたことはあっても、私はきちんとその著書を読んでいなかったし、お話もあまり知らなかった。
聴いてみたら、まあスゴい。どこにそんなパワーや時間や愛があるのか。見ず知らずの小さな眠らない人達、眠れない人達を相手に、真っ正面から向き合う…。
感動しながら、涙を流しながら、心のどこかで思いました。
スゴいけど、私には無理だな〜。
でも、お話を最後まで聴いて、さらに著書も何冊か買って読み込んでみると、じわじわと靄が切れてくるところがある。もう少しで何かが見えそうになってきている。だからここに文字を書いてみたくなりました。
そんなに大きな話じゃなくて良いのではないか。
見ず知らずのたくさんの人は救えなくても、まずは自分の子ども達、彼らを笑顔でおかえりなさいと迎えることとか、宿題、宿題、片づけ、片づけなんて怒ってばかりじゃなくて、他の話も増やしてみることとか。
今よりも工夫できることはたくさんあるのかもしれない。
まずは自分だけなら子ども達に向けたもので良いのではないか。
子ども達が夜の世界に行ってしまわないように、そんな時に「これやったらお母さんが悲しむな」って思い出してもらえるように。
ずっと連続は無理でも、ちょくちょく生まれてきてくれた時の感動を思い出して、その時は成績優秀になってくれとか、整理整頓のできる人になってくれとか思っていなくて、ただただ元気に育って欲しいと思っていたことを思い出したらいいのかもしれない。
私の子ども達は二人だけど、どの家庭でもこれをやったら、とてもたくさんの数になる。少し余裕のある人は、子どものお友達も少し気にかけてあげたら十分なのかもしれない。
大きなことはできないけど、小さなことも難しいけど、本当に小さなことでも良いのかもしれない。
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