昨日は朝っぱらから　息子と夫が一悶着　起こしてました。
その原因は、片っ端からテレビ番組を録画したい息子と、ずっと前から
番組表をチェックして録りたい番組を予約していた夫の時間が重なり、
3台もある（！！！）録画システムが、どうやってもブッキング状態（！！！）に
なっていること。（私の見たい番組なんて　眼中に無いのによ😭。）
「今日は、僕も学校遅くまであるから、録画を朝のうちに予約したいの！」
「でも、パパだって予約してみたい番組があるの！」
「だから、どれとどれなのか、教えてよ。」
「待て！お前だけのテレビじゃないし、録画機じゃないぞ！！」
「わかってるけど！うるさいなー、もう！！！」

この所、ずっとこの調子なのだ。朝からウルサくて溜まったもんじゃ無いのだ。
だって、まだ朝の5時だよ、知ってる？
それが朝食の時間まで　１時間以上続いた。もう良い加減に止めてくれないか？
母は、朝から諍いの声が聞こえる生活なんて、大嫌いだ。

昨日は本当に嫌気がさして、二人を前に　涙が出た。
それで、大人気ないとか　そう言うのは言わないようにして、夫に一言
言ってみた。
「頼むから、ボンにわかるように、録画の仕組みを伝えてはくれまいか？
もう3ヶ月くらい、ほぼ毎週のように　こういう事が起こっている。
ここは企業ではないが、問題が発生したら　それをどうやって解決するかを
考えて行かないと、ただ無駄に　労力も気力も活力も奪われる。
問題解決のために、お力添えを頼みたい。そのために録画装置を増やすなど
対策は幾つか考えられる。そのための費用対効果については、相談したい。
だが根本的に録画の仕方を教えてしまったのは貴方なので、何をして良くて
何をしたら、どう問題なのかを　具体的にボンに伝える努力はして欲しい。
それから、家庭内の問題解決だけではなく、様々に起こる出来事を効率よく
解決するためにタスクを洗い出す必要があると思うが、如何か？」

書いてみると随分、硬い文章になってしまったが、内容がこう言う感じだった
だけで、もう少し感情的になっていたのも事実。私の感じている嫌なことを
「どうやったら解決できるか、一緒に考えて欲しい」と伝えたつもりだったが
正直、ハナから伝わるとは思ってない。企業人である夫は　データを要求したり
結論から言うことを求めたり、夫のルールに従ったものでないと「理解不能」と
バッサリ切り捨てることなど朝飯前なのだから。

昨日も、予想以上にバッサリ切りやがった。
「家庭内のタスクにおいて、企業と同じような費用対効果について求めたり、
効率化を求めるべきではない。理由は、家庭内というのは心底リラックス
出来て、無駄が多くて然るべきだからだ。以上。」

「へ？」
前回にも増して、ため息だかオナラだか分からないような返事をしてしまった。

「家庭内のタスクは、無駄が多くて当然？って？　それはなに？意味不明。
だって家庭内のタスクの多くは、現在　私の労働でしょ？確かに賃金は発生して
ないけどさ。無収入の名も無き労働について　世間以上の理解を求めるような
ことは思ってない。でもね、家庭内のタスクについて　互いに助け合うとか
知恵を出し合うとか、努力してみようとしても良いじゃない？って話だよ。」
と、言ってみた。
出勤準備に忙しい夫は、聞こえてても聞いてないフリも得意だ。
登校前の息子は、珍しく目の前でヒートアップした夫婦喧嘩未満の私たちの
やりとりを見て、ちょっと狼狽えて、行ったり来たりしていた。
夫は、私が膝の怪我をしてから　息子と一緒に学校近くまで歩いてくれている。
そうやって　少しずつ私のタスクを助けてくれているのも事実なのだが、
何より家庭内を平和にしたいという、根本の願いに対しての努力は皆無に近い。
去年からのストレスは、冷静沈着な夫にすら影響を及ぼしているのだが、
彼自身が　どうやらそれに気付かないので、息子に対しても
兄弟のように喧嘩腰だったりするのだ。それだけに、厄介だと思う。


今朝、いつもより早起きした夫は、自分だけの時間が持てたらしい。
そして息子が起きた時間に、自分なりの気持ちの余裕があったのか、
テレビの録画について　静かに話し合いを持ってくれたようだった。
（母ちゃんは、6時半まで寝てたので、知りませんでした。爆睡でした。）
解決、とまでは行かなかったようだが、息子が　何に拘っていてどうしたいのか
理解できたようなので、録画したものをディスクに保存することで容量を空け、
録画番組は、同じ時間にチャンネルの違う２つの番組までしか
同時録画できないことを　具体例を挙げながら教えてみたようだ。
まだ短期記憶の容量の小さい息子には　完全に理解は出来なかったらしいが、
「こういう事なら良いの？」「どうしてこれは、ダメなの？」など
具体的に質問したり答えたりで、ちょっとだけ進歩したらしい。

今日の朝食は、平和だった。やっぱり食べる時は、楽しく食べないと。
消化不良になってしまうよ。

そして自分の考えは、たとえ波風を立てようとも、やっぱり言ってみるもんだ。
今朝は、息子に対する接し方について、ちゃんとお礼も言えた。
夫は少々照れていたが、私の思ったこと感じた事に、夫なりの解決策を
出してくれているのだろうと思った。これからも宜しくね。