生稲晃子さん個人を　特別に批難する気は無いのですが、
自分の声でちゃんと説明をした方が、有権者からの信頼は保てると思います。

新人だから、とか　当落線上　危うい状態だったので、とか
事務所の人が　色々　言い訳してますけど　もうタレントでは無いので
事務所に守られてる場合じゃ無いんですよ、本当は。

生稲さんだけじゃ無いですけど、
自民党のお偉方が選ぶ候補者は　自分たちに都合の良い新人　のハズです。
知名度は勿論、上層部に何か言われたら、自分で調べたり　考えたり　
自分の意見を言ったりせず　
ただただ黙って「はい」と言うことを聞く。
余計なことは言わない、余計なことは考えない。
自分の意見を持つなんて　もっての外。
そうやって候補者を選別し、支援して　当選させていく。
今までの自民党は　特にそういう戦略を練ってきたと思います。
国民も　半分以上わかっているけど　黙ってただけです。
黙認してた訳じゃないけど、黙っていると認めたことになるので
私は「こう言う戦略を練っている政党が嫌いです」とハッキリ申し上げたい。

有権者から見たら、すごく気持ち悪いです。

まるで　旧文部省が作ろうとしてきた
「工場企業経営者にとって　都合の良い人間そのもの」だからです。
親や経営者の言う事を聞く、年長者に逆らわない、
言われたことに疑念を抱かず　黙ってよく働く。
長いものに巻かれ、寄らば大樹の陰を地で行くような人間を大量生産しようと
国も、政府も、国会議員も　頑張ってきた時代があります。
国民は　自分達が置かれている状況を　知ってても目をつぶってきました。
戦争で、散々　同じような状況を作られてきたのに。
それで、散々　苦しんだハズなのに。何も学んでない。
自分たちも戦争の被害者で苦しんできた、という意識だけで生きてきたし
目をそらしてきたからだと思います。

自民党だけじゃなく　民主党を含め　大きな政党も
同じような事をしてきました。
労働組合の組織票、とか言ってる時点で　
投票は　個人の自由でも権利でも無いんです。
そう言うことに　気付かないといけません。
自分の意志で投票できない時点で　民主主義は終わっています。
いや、だから　日本は民主主義なんてものは　無いんだと思います。
勘違いしてただけ。

でも　だからと言って　憲法を改正しようなんて思いません。
何故かといえば　あの憲法があったお陰で　日本は今までは平和でした。
確かに　これからの事は　分かりません。
でも　９条があったお蔭でアフガニスタンで人道支援をしてらした中村医師が
「日本人は　自分たちから戦争を仕掛けたりしないと世界に認められ
　保証されている」と仰ってました。世界で日本人が活躍できるのは
目の敵にされている憲法のお陰もあるという現実を　国の外に出た事のない
日本人も　もっと知らなくてはいけません。
そう言う　自分の目で見た世界の現実を　経験値として蓄えて行く事が
日本人には圧倒的に足りて無いのだと思います。
そろそろ目を覚まして　自分の頭で考えて　
議論じゃなくて　落ち着いて話し合いをすることで
国の未来を変えていく決断をしなくてはならない時代が到来すると思います。