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ラッキー7の七つ葉

 ラッキー7の七つ葉を 今までに3回 見つけたことがあります。

 一度目は、義父が認知症になって 私を家から追い出す前。
 二度目は、家を建てるかどうか迷っていた時。丁度、土地が見つかったとき。
 三度目は、つい最近。新型コロナで パンデミックという報道のとき。

 ラッキー7、なんですけど、彼らのシュチュエーションは、全部 違う。
 でも一つ、共通するのは、命は助かるってこと。
 ラッキー7、またの名を「九死に一生」と言うらしい。

 一度目のときは、確かに もしかしたら 命は無かったかもしれない。
 認知症のお年寄りは、実は 結構 家族に危害を及ぼす人がいる。
 私は 着のみ着のまま 家を追い出されて 本当にその時は 苦しんだし
 義父を呪いたいほど 憎んだけど あのまま 私が家にいたら
 もしかしたら死んでたかも 知れない。事実、その頃、おじいちゃんが
 一家皆殺しっていう事件があって、他人事じゃないと 実感した。
  だから、旦那は 私を実家に帰すと言う形をとって 私を守ってくれた。

 二度目は、子供が小学校に上がるのを機会に 家を建てようかと言う話になり
 場所は どこにしようかと言っていた時だった。ある場所に土地が売りに出て
 6軒分譲だったのだけど、一つしか残ってなかった。さて、どうしたものか。
 迷っていたら 保育園の駐車場に 七つ葉と四つ葉が仲良く並んでいた。
「今よ!大丈夫よ!!これを逃したら、後悔するわよ!!!!」と叫んでいた。
 土地を購入して 家も建てた。
 そして 脳腫瘍が見つかった。でも 手術できた。
 生きている、生かされている。そう思える日々だ。

 そして三度目は、新型コロナで 世の中がパニックになり始めた時だった。
「五つ葉なの!!一枚 むしって!!お願い!」そう言っている五つ葉がいた。
 その五つ葉の1枚をむしったら、その横に 七つ葉がいた。
「今度は…どうなの?やっぱり 新型コロナ? 怖いよ、何も特効薬もないし。
 怖がってても仕方ないけど、検査もできないし。」

 怖がりすぎるな。これから 色々 分かる。
 しかし、薬が出来たとしても すぐには 手に入らない。注意は必要だ。
 でも 怖がりすぎるな。(手洗い、うがい、マスクなどの)
 大事なことは ちゃんとやっているじゃないか。大丈夫、とは言い難いが
 気をつけることだ。家族に注意を促すこと。それが今、できることだ。
 今の状態であれば (この場所の)感染者は 抑え込める。

 そして、私の住んでる地域で 感染者は出たが、拡大しなかった。
 まだ4月の事だった。本当に怖かったので、ホッとした。

 ただ 現在の世界を見ていると、経済優先とか、風邪の一種、と言うように
 せっかく 見直している生活様式を 元に戻そうとしている。
 ここで緩んでしまっては、元の木阿弥だと 思うよ…。
 まだ特効薬が無いし。ワクチンも無いんだよ。
 県を跨いだ移動とかさ、国を跨いだ移動とか、まだまだ 怖がってるくらいで
 丁度いいと思う。もっと地元に目を向けて、もっと近くに目を向けて
 上手に生きる術を考えて見ても、良いんじゃないのかな…ってね。

 七つ葉を見つけた時は、注意している。でも 基本的には 良いことがある。
 命があるって 大事だ。生きていれば、良いこともある。
 もちろん、辛いこともあるから「なんで 生まれてきたんだろう?」って
 子供の頃や、若い頃は それで悩んだし、苦しんだ。
 でも 人生の折り返しを過ぎた時点で ちょっと 諦めがついた。
 もう 逃げられないんだ、生きることから。 そう 思った。
 生きることは、苦しい。でも 素晴らしい。
 いつか、そう思う日が来ると 信じて 生きていきたい。

 

 

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