今朝の朝ドラも　本当にキュンキュンしてしまいました。
以下、ネタバレ入ってますので、放送見てから読んでください。




菅波先生にキーホルダーを投げるシーンは　キャッチが下手くそな前提が
長かったので　ハラハラしてしまいましたし、その後　モネちゃんが
菅波先生の胸に　投げ飛び込んで行く（！変な日本語作っちゃった！）
シーンには　おぉモネちゃん頑張ったねぇ、と親の気持ちになって
ウルっときてしまいました。
その前の　先生が言った「あなたの投げたものなら　ちゃんと取ります。」って
シーンにも　あぁ本当に良かった！と思いましたし　離れても大丈夫、と結論を
先に言っちゃう菅波先生の　そういう揺るぎないけど天然なところ、
面白いなぁ、良いなぁと思いました。恋愛に不器用なお医者さん達を　たくさん
見てるので　この恋が上手く行って欲しいなぁ、と親心で見ています。



ところで、その前に　莉子ちゃんに対して　菜津さんが言った
「傷ついた人は強いなんて　言っちゃダメよ。人は傷つく必要なんてない」
という言葉の重みにも　ジーンと来ました。
傷ついて苦しくて　本当に動けなくなってしまう人だっているんだから
傷ついた人が　強いなんて事はない。誰もが　強いわけじゃない。
人は傷つく必要なんて無い。人は　ただそこに居るだけで良いじゃない。
だから傷ついた人も居るんだって　そういう人も世の中には居るんだって
知っていて　思い出してくれたら　良いな

と言う　脚本を書かれる方の思いが　そこに凝縮されていて
人は強くありたいと願うけれども　強い人ばかりの世の中は　とても窮屈で
弱い人も悲しむ人も苦しむ人も　目の前の日々を　なんとか生きていられる
世の中だったら良いのにな、って　思いました。


莉子ちゃんが悩んでいた説得力と言うのは　
経験の裏付けがあってこそ　にじみ出るものだ　と
若い頃にアナウンス学校で指導して下さった先生に　言われた事が有ります。
20代半ばの私たちは若くて何も経験がなくて、アナウンス原稿を読むのに必死で
そんな時に　１分コメントの練習をさせられると
ちょっとかじっただけで　分かったような気になるな！　
相手の立場に立って、なんて気安く言うな！
その人の感じた事が　自分と同じだなんて　思うな。
特に　事件や事故、災害の報道というのは　
話せないほど辛い、思い出したくないほど辛い、そういうものだから。
と　檄が飛びました。

ただ　全く同じでは無いけれど、自分の経験した範囲で　感じたこと思った事を
相手に訊ねることは大事で、だから聞く姿勢というのが　とても大事で
そして　心を沿わせる、寄り添うことが大事なのだとも　教わりました。

本当に報道の仕事がしたいなら、20代そこそこのやつの言う事なんて　
信頼されなくてナンボだ。
だからこそ　いっぱい経験して　嬉しい涙も悲しい涙も流して来い。
理不尽な思いも　いっぱい味わって来い。
それが嫌なら　辞めちまえ！　大好きだったけど　そんな厳しい先生でした。

嫌では無かったのですが、私には向いてなかったので　辞めました。
でもあの時　学んだことは　色々で役に立ちました。

若い時には　無鉄砲なくらい、自分を試してみると良い。
やってみて「失敗した〜」って思ったら　違う道を探して　進んでみれば良い。
失敗しない人生なんて　ありませんもん。
若者よ、経験を積もう。　若者が歩けば　失敗が転がってると思えば良い。
お金になる経験ばかりじゃありませんけど、もしかしたら　自分の経験が
お金に結びつく日もあるかも、知れない。
そんな下心ばかりじゃ、逆に　つまらないケド、
どんな経験も　無駄になる事は　無い
人生の後半戦に入ったオバチャンは　常々　そう思ってます。