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金のなる木

いつもありがとうございます。⬆の写真は、わが家の『金のなる木』の花です。

金のなる木は、園芸名は「花月」とも言います。

英語名は、マネーツリー、ダラープラントともいいます。

葉が硬貨に似ているのが名前の由来だそうです。

中華料理店には繁盛を祈り、金のなる木が置いてありますね。


金のなる木


25年も前に、長女が大学生の頃買って来ました。

長女の手を見ると、両手に小さな可愛い鉢植えを抱えていました。

「金のなる木だから大事にしてね」

「お母さん、枯らさないようにね」

「去年家を建てたし、私が大学にも行ってるし、大金が出て行ったでしょ」

「大金を使ったから、金運をあげなくっちゃ」

と、渡されたのでした。

渡された鉢は、⬆と同じ用な
ひょろっとした10㎝位の2本が丸い鉢の中にありました。


婆ちゃんは1度、実家から貰った金のなる木を枯らしていました。

実家の母から

「まんの良い木だからね」

と言われていたのですが、

新居に引越しした時、外に出したまま霜にやられてしまいました。

やっぱり、

「金のなる木は物入りがあったときは、枯れてしまうね」

と、夫と話していたのを長女は聞いていたのでしょう。

それで、買って来たのだと思います。

目につくように、台所の出窓の陽が射す場所に置きました。

すると、
ぐんぐん伸びて翌年には鉢を一廻り大きいのに替えました。

金のなる木をリビングに移し、元の鉢に葉っぱの落ちたのを挿しました。

挿し木したものもぐんぐん伸びて、鉢の数も増えていきました。

ある年からは蕾がつき、ピンク色の可愛い花がつき始めました。

一つひとつが五角形の星形をしていて、まとまって1つの塊になっています。
11月中旬~3月中旬まで花は咲きます。
高さは、1㍍位です。

昔話の『花咲か爺さん』を思い出します。
昔は、葉っぱに5円玉を吊していたら、『珊瑚』のようにも見えました。

リビングの掃き出しの所に5鉢あります。こちらは、これから咲き始めます。
…多肉植物なので、葉っぱは厚みがあり大きいです。
若い金のなる木は、
元気があり、緑色をしています。
玄関にある1番古い木で、葉っぱは小さくなり赤茶けています。
それでも花を咲かせてくれました。
階段下にもあります。
折れた枝や落ちた葉を鉢に挿しておくと、丈夫なので直ぐつきます。
大きくなれば、他の鉢に植え替えます。

長女が大学生の時、家計の心配をし買って来てくれた金のなる木。

『藁にもすがる』と言いますが、

自然の生物にも頼ってしまうような、わが家の家計でした。

26年経った今も、わが家の中で私達家族を見守ってくれている木。

鉢もどんどん増えて何人もの人に譲った金のなる木。

今も元気にしているのかな?

金のなる木は、根を張らなくて、棒状のようになっています。

ポキッと折れてしまうことがあります。あぁ~寿命かなあぁ~

金のなる木が枯れなければ、どうにか暮らして行けるのでは?

と本当に思っていました。

金のなる木は『金運』の効果があったと言えるのでしょうか?

上を見ても切りがありません。


『老後が困らないようになる』

金のなる木が家にやって来たときから思い続けていることです。





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