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陸上自衛官にとって靴下は死活問題。皆さん、体にカビが生えたことありますか?

どうも。
元航空自衛官で現在は不動産会社を経営していますアッシュです。

私は航空自衛官なので、山にこもったり、何日もずぶ濡れになりながら何日も風呂に入らなかったりした経験はありませんが、陸上自衛官の人の話を聞くと壮絶でした。

自衛官には衣服が支給されます。
制服、迷彩服等がイメージしやすいですが、それ以外にも一応靴下も支給されます。
この靴下ですが、たった2足だけの支給で素材もペラペラであまり良いものではありません。
質が悪いなーと思いつつも、普段履くものなので自前で準備すればいいやと特段気にしていまんでした。
ただし、これは航空自衛官だったからということが分かりました。

先日、佐藤正久先輩が国会で発言されている動画を見ました。以下にURLを載せておきます。

https://youtu.be/M6VcaiQMICc?si=vS57pYY6BNBPIDi-


航空自衛官としては、靴下くらい自分で買えばよくないか?
と思っていました。
私、品川区の自衛隊募集相談員をしていますので、自衛隊の人との会合があった時に現役陸上自衛官に聞いてみました。

陸上自衛官は訓練で頻繁に山にこもります。一度始まると1~2週週間程度は帰ってきません。

この間、もちろんお風呂に入ることはできませんので着替えを多く持っていきます。
ただし、訓練間に必要な装備や食料等を持っていくので、背嚢(リュック)の容量のうち、着替えに避けるスペースはわずかです。
訓練の間は汗を多くかきますし、雨の中でも関係ありませんので衣服と肌のコンディションが死活問題になります。
過去の経験を聞くと、Tシャツの換えがなくなりそのまま訓練を継続していたら背中にカビが生えて入院したとか、ずぶ濡れの中訓練を継続して靴下を切らしたからそのままやったら、水虫になるだけでなく化膿して蜂窩織炎(ほうかしきえん)になったとか、とにかく壮絶でした。
そして、そのような訓練を毎月のように行っているかれらにとって衣服の量もですが、質が極めて重要であるということが分かりました。
お話しを聞いた自衛官の方の背中にカビが生えたときは数名同じ状態になったそうです。
その中で、全く問題なかった人が1人だけいて、その人が着ていたのがノースフェースのTシャツだったそうです。
靴下も同様です。
ブーツです走り回るので厚手のものでないといけませんが、通気性が終わっていると水虫に始まり、更に悪化してしまいます。

どちらも兼ね備えたものを身に着ける必要があります。
たかが靴下や水虫かと思うかもしれませんが、第一次世界大戦の時に塹壕(ざんごう)の兵士を苦しめたのは敵の攻撃ではなく、塹壕足と呼ばれる水虫と凍傷の複合症でした。

このように靴下は継戦能力に直結します。

とりあえず支給するというスタンスは変えるべきだと思います。

どうか、しかるべき人がこの記事を読んでくれることを願っています。

今後も何も言えない自衛官の代わりに情報発信していきます。
では。

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