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note言える日本

久しぶりのnote
twitter見てると世代間の分断を助長するようなものが多い。「40.50代の仕事の仕方って云々」

今と昔の仕事の違いったって、物がない時代は量を追えば儲かるし、飽和したら質に転換しないと生きていけないだけ。

それに40.50代って一緒にしちゃいかんよ。

今回もそこら辺を切り分けてみようね。ビジネス寄りだから一般的な話を期待してる人はまた今度。

50代はバブル世代、生まれた時から「今日より明日は良い」という完全右肩上がりの中で育った。「24時間働けますか」ってCMがあったけど、ブラック企業と言う前に質問したい。

1万円掴み取り、1秒と10秒を選べるとしたらどっちが良い?

だいたい10秒の方を選ぶでしょ、これがバブル時代の価値観、長時間労働だったけどリターンは確実にあった。

しかし量を追える時代はバブル崩壊と共に終える。

40代は氷河期世代、バブルは崩壊したがマネジメントは変わらず、1万円掴み取りは1000円に500円に仕舞いには10円になった。コレが20年にわたるデフレ。

給与が上がらず長時間労働はそのまま、人材派遣が一般労働にまで解禁され、仕事は細分化コモディティ化した。

そんな10円掴み取りなら1秒で良いわ(これが働き方改革)

40.50代共に安い掴み取りに20年も付き合ったあげく、もともと会社の歯車だったが更に小さくなり1パーツに成り下がった。その歯車はIT化で代替され、AIによって駆逐されるかもしれない。←イマココ

若い世代はITネイティブなため歯車部分の学習(修業)をジャンプでき、よりクリエイティブなことに時間を使える。これも「修業が足りない」とかの世代間軋轢の起因となる。

(※量を追うってことでは必要な修業と不必要なものがあるんだけどね、それはまた今度)

とは言えクリエイティブなことなど首都圏や一部大都市に限り、地方では旧態依然の労働環境。

若い人が語るクリエイティブなことや質の高さでさえ、何かにとって変わられる可能性は高い。
安易に世代間闘争に逃げても溜飲を下げる程度の話。少子高齢化で戦闘力の落ちたこの国では、分断は更なる弱体化を招くだけだ。

外に目を向ければ高度経済成長で量を追えて且つITネイティブな国々が人口ボーナスと共にグローバル競争に挑んできてる。製品サービスの質は非常に高く、既に日本をキャッチアップし凌駕しているものも多い。

分断して差を誇示しても諸外国からは日本人は同じに見える。あのおっさん使えね〜とか言う前に外から見た自分を問うた方が建設的だ。

「40.50代、若い人」と大きく切り分けたけど、当然細分化すれば人それぞれ、時代ごとの経緯の中でいまを共に生きてる。

様々な情報から自分なりの尺度を持って人との距離を保ち、少子高齢化ってことは若い世代より中高年が多いのだから、そこにビジネスチャンスを見出すくらいのしたたかさであって欲しい。





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