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ジャスコの亡霊で岡田さんちのカツコさんを思い出した‥

まだ私がnoteを始める前にジャスコの亡霊というのがバズっていました。何もジャスコが化けて出るのではありません。イオンの看板が褪色してしまって前身のジャスコのロゴが浮かび上がってくる現象です。

ダイエー

こんな風にジャスコですらないことも・・・

自分は住んでいた地域にジャスコはありませんが、テレビCMはやっていたから知っていました。「ジャスコはハタチになりました」というCMはよく覚えてるなあ。

1970年の創業だから1990年に放映ということになります。もともと岡田屋というローカルスーパーが1970年にジャスコに、そして2001年、イオンに変更しました。現在はイオンモールとして全国展開。各地の商店街やスーパーがどれだけ消えたことか。ま、結構利用しているんですけどね・・・。

「岡田さんちのカツコ」さんって知っていますか

今度、合流新党に参加するであろう岡田克也元副総理。ジャスコ創業者の岡田卓也の次男です。民主党代表時代は律儀で堅物と報じられていました。岡田さんはもとは自民党出身でしたが新生党に参加。その後、新進党→民主党を歩んできました。今は野党連合の時代だからイオン、岡田家批判はあまり聞かれなくなったんですが、自民党時代の岡田さんは共産党や赤旗のターゲットでした。

それが岡田さんちのカツコさんです。1990年、岡田さんは中選挙区時代の三重一区から出馬しています。先に20周年の話をしましたが、ちょうどその時期にジャスコは大々的な広告キャンペーンを展開しました。エプロン姿の主婦が「岡田さんちのカツコさーん」と呼び出すというなんとも単純なもの。ただ岡田克也という名前を印象付けるのは効果的でありましょう。

かつこさん

律儀、真っすぐという評価の岡田さんですが結構、えぐい選挙戦をやっていたものです。プロモーションや宣伝をかねたプレゼントクイズってあるじゃないですか。「チョコレートはめ〇じ」みたいなの。ジャスコもやったんですよ。なぜか創業時の岡田屋を持ち出して「おかだ〇」とか絶対に当たるくじをやっていたとか。消費者に岡田という名前を売り込みました。この成果か分かりませんが順位は最下位ですが当選。ここまでやったんだからそりゃ当選するわなって話です。

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創業家の子息が立候補するってんで中村メイコまで引っ張り出すのはすごいです。もし岡田さんが自民党のままだったら必ずジャスコの選挙運動は持ち出されたはずですが、非自民で助かったかもしれません。

岡田さん初当選から30年。浮き出るジャスコのロゴ(亡霊)に日本政治史のロマンを感じます。

ないない。



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