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後藤田正純よ、カミソリを捨てナイフ後藤田になるのです!

マスコミ懸命の石破推しも実らず

昨日、菅義偉氏が自民党総裁に選出されました。16日に菅内閣発足ということになります。

国会議員+都道府県連代表の票を合わせて菅氏377、岸田文雄89、石破茂68となりました。この結果にマスコミ関係者、左派文化人、活動家たちの阿鼻叫喚が響きます。石破さんはかつて原発族としても批判され、

朝日新聞は7日までに、10議員の事務所に東電のパーティー券購入について質問した。麻生、甘利、石原、平沼、仙谷、枝野、小沢各氏の事務所は「政治資金規正法に基づき、適正に処理・報告している」「個別案件については答えられない」などと回答した。与謝野氏の事務所は「古くからのお付き合いもあり、パーティー券を購入してもらったことはある」。石破氏の事務所は、東電が20万円以下でパーティー券を複数回購入したことがあるかとの質問に、「間違いありません」と回答。購入期間は「確認できる範囲内で4年間」とした。大島氏の事務所は無回答だった。(2012年1月8日)

これも脱原発集会で槍玉にされていました。そんな朝日新聞が石破推し。今石破さんの東電問題を取り上げないのも「そうでしたっけウフフ現象」というやつです。そういえば脱原発運動はどないになりましたか?

それから田村憲久元厚労相の発言も話題になりましたね。

支持議員がこんな感じだからボスの信頼性も想像がつくというものです。

貧困党党首・後藤田正純

さて今回は石破派の後藤田正純氏に注目してみました。派内では知名度が高い議員ですが兵隊の位で言うと少尉さん的なイメージが私の脳裏をよぎりました。

なにやらポエムを始めました。さてこの人物、言わずと知れた後藤田正晴元法相の甥。カミソリ後藤田と呼ばれた昭和の大政治家です。「安倍晋三を総理にはしてはいけない」というデマコピペが左翼を熱狂させることもありました。反共の鬼と呼ばれましたが、同時にリベラルな思想も持ち後藤田正晴は左派からも評価されています。

そんな甥、正純氏も自民党左派のポジションです。なかなかのマスク、奥さんは水野真紀。政治家サラブレッドだから本来はもう少し担がれてもおかしくない気もします。現状、副大臣がキャリアハイ。51歳で政治家としてはまだ若く先はあるけど、エネルギーめいたものが伝わってきません。どうせならもっとガツガツと政権や執行部批判をすればいいものを。

「大叔父がカミソリなら、オレは阿波のナイフだ」

え? Dr.ナイフさんの正体って後藤田さんなんすか? と勝手に勘違いするパヨクたちが続出とは嘘です。現状の発信力は残念ながらネットのインフルエンサーより下・・といっては失礼か。

ツイッターのプロフィールを見てみましょう。

後藤田正純公式Twitter 座右の銘好きな著書『逆命利君』佐高信著 与謝野馨大臣の時の金融庁政務官職を辞して消費者金融グレーゾーン金利引下げ 真の弱者救済、金融、労働、消費者問題に注力 野党以上に革新的な気概は亡き父の東大医学部闘争の血を引く   大叔父後藤田正晴 戦後最弱の立法府に喝を!

野党以上に革新的な気概を訴えておきながら、東大医学部、大叔父後藤田正晴という権威と血筋を持ち出すセンス。正純氏について印象的な出来事を紹介しましょう。2007年、第一回「BREAD AND ROSES~私たちにパンと誇りを!」が開催されました。首都圏青年ユニオンが主催しており、実質共産党のイベントです。出席者はいつもの顔ぶれ。

内田聖子さん(アジア太平洋資料センター)、後藤田正純さん(自由民主党衆議院議員)、宇都宮健児さん(弁護士)、谷合正明さん(公明党参議院議員)、小池晃さん(日本共産党参議院議員)、福島みずほさん(社会民主党参議院議員)、森永卓郎さん(経済アナリスト)、雨宮処凛さん(作家)&川田龍平さん(参議院議員)

自民党から唯一、後藤田正純氏が出席しました。この並びに自民議員というのも意外でしょう。さすがに野党以上に革新的な気概だけあって、野党議員たちとも懇意の模様。

後藤田

宇都宮健治さんとヒソヒソ。で、こんな風に演説しました。

「私も貧困党を作る」

じゃあ作れよ、と思うのですがそれは無粋というもの。政治家たるものリップサービスは重要です。で、この一幕をとある週刊誌が記事にしたんですが、編集部があてると(コメントをとること)、大慌てで釈明をしたと聞きました。

後藤田さんへの偏見や先入観を一切排除して、曇りなき眼で見てもどうもこの方はかねてから「スタンドプレー」が目立つと思うのです。

貧困対策や格差是正は重要だけど、こんな活動家の前で威勢よく言っても無駄。党内に向け発信しないと意味がないです。

これは親分の石破さんも似たようなものでした。明らかにマスコミ、SNS人気を意識したかのように政権批判を繰り返してきました。「自民党反主流、または離党したら中村喜四郎でも救世主」という左翼しぐさが相まって石破さんも「よーし今日もガツンといっちゃうぞー」と担がれてしまった印象です。もっとも党に向けた提言ではなくして、ただのスタンドプレーに映ったのかも。総裁選3位という結果はその証左と思われます。

3位に終わった石破さんとその配下の後藤田さん。この先はいっそ本当に「貧困党」を結成して野党連合に加わるのはどうですか。

ありません、我々はついていきませんから・・がオチになるのは明白ですなぁ。



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