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【報道の闇】読売新聞が「紅麹」記事で談話捏造!他紙がふれない問題点

「結論ありき」の体質を露呈した!

紅麹サプリをめぐる健康被害が大きく報道されていますが、読売新聞が今月6日に掲載された関連記事の捏造が発覚しました。

同紙はここ最近、ネット上のフェイクニュース、陰謀論などに熱心です。それだけに大変、おいたわしやーな不祥事でご愁傷様としか言いようがありません。各社が報じています。

上に挙げた朝日新聞、産経新聞の記事によると事実関係は以下の通りです。

6日付夕刊に掲載された記事「『紅麹』流通先 販売中止で痛手」の中で読売新聞大阪本社社会部主任(48)が小林製薬の取引先企業社長の談話を捏造。

社長の発言として「突然、『危険性がある』と言われて驚いた」「補償について小林製薬から明確な連絡はなく、早く説明してほしい」と報じました。

この発言は先の社会部主任が捏造したということです。取材して原稿を送った岡山支局記者(53)が社長の発言内容と異なることを知りながら、修正を求めず掲載してしまった、と。要するに小林製薬を「悪人」に仕立てたかったのでしょう。

捏造した理由について主任は「岡山支局からの原稿のトーンが自分のイメージと違っていた」として、また支局記者は「社会部が求めるトーンに合わせたい」と社内調査で語ったといいます。

読売新聞は8日付け夕刊で訂正記事を出しています。「夕刊」でというのがセコさ丸出し。しかも「社長が発言していなかった」という事実に触れておらず、訂正記事ですら問題を残すという…。

社内ヒエラルキーが丸出し?

マスコミ報道が「結論ありき」で進むという問題点は以前から指摘されています。この捏造事件もそうした体質が露呈していますね。

それから事実関係をみますと、社内ヒエラルキーが影響しているのではないかと推察します。

社会部主任(48歳)→イメージと違ったから捏造
岡山支局記者(53歳)→社会部のイメージに合わせたい

そもそも社会部自体が新聞社において花形部署ではないわけですが、地方支局記者にすれば「大阪本社社会部サマサマ」なのでしょう。

江戸幕府でいえば大阪町奉行所の与力格と郡代の手付ぐらいのイメージ? 分かりにくいな。ともかく社内序列があるのは間違いないことです。

岡山支局記者は取材した原稿が「イメージと違う」という勝手な理由で修正どころか捏造されたんだから本来は怒るべきでしょう。

ところが「社会部のイメージに合わせたい」という理由で問題にしませんでした。抗議や修正を求められない社内環境があったとしか思えません。

しかもこんなミエミエの捏造がごく普通に掲載されてしまうという現実。他にも同様のケースがあったと思わざるをえません。しかも紅麹問題で企業側がは弱り目に祟り目、白旗状態だからメディア側は「言いたい放題」と考えたら言語道断ですよ。

談話を捏造された側にすれば読売報道で事業に影響が出るかもしれないですよ。記事によって人の生活、人生に悪影響を及ぼす可能性があるのにそんな自覚もない。しかも訂正記事ですら不誠実な内容ですよ。

これが世界一の発行部数を誇る読売新聞の内実でしょうか。


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