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「雪散華」の解釈が知りたくてタイアップ映画を見たら大刺さりした話

みなさんこんばんは、じごぽです✌︎

突然だけど!みなさんは「雪散華」好き〜?!
任侠系のラストショーとかでよく聞く曲ですよね。私は、好みのお支度のお兄さんたちがたくさん見れるからなんとな〜く好き!とは、思っていたのですが...

2022/8/14の夜の部、推しの個人を見て「良.........ッッ」となり、急激に歌の意味が知りたくなりまして。歌詞をじっっくり見てみることにしました。こちら、ドン。

すーーーーごいの、抽象的なのあまりにも。だけど明らかに、誰か、何かについて言ってんの。最初から最後までずっと例え話されとる。

「傷つき破れたはぐれ舟」であるわが身、とか、
「荒海渡る鳥よりも身を寄せる場所のない俺」とか。

おいおい!具体的になんのことなんか教えてくれい!あんたはどういう状況に置かれた男なのかい!
何があってそんなに覚悟を決めてんのかい!

なんと言っても私は原作厨。詳しく知れば知るほど没入できて刺さります、というタイプの女でございます。

ということで、いったん調べました。雪散華ってなんかモチーフあるんですか?と。

いや〜、インターネットって本当に便利!
「小林旭 雪散華」って検索すると、YouTubeの動画が出てくるんですけど、そこのサムネイルが「修羅の伝説」って映画なんですね。

Wikipedia様様の出番ですね、ありましたありました、この映画の主題歌だったみたいです!

ハァン、これは観てみんことには話が始まらねえぜ。というわけで、観ました。直後の私の感想がこちら。

なんっっっにも伝わらんツイートしとるなあ。自分で読み返しても何もわからん。というわけであらすじ喋っていくよん。こっからネタバレありです、ご了承〜!

ちなみに原作小説も読んだのですが!

映画の方が好きだった&「雪散華」はあくまで映画に合わせて作られた曲だなあと感じた ので、今回は映画のストーリーの話だけします!
なっげえから注意です。

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主人公は大滝という男。とある関東の地方都市・砂泊にシマを持つ、笠部組という小さな組の若頭です。
大滝、小林旭が演じているんですが、ま〜〜〜〜〜昔気質な仁義に厚いかっっっこいい男なんですよ。妻子のことも不自由なく養い、暖かく見守っているし、フィリピン人の愛人(友子ちゃん)にも愛情を注いでいる(?)。家族を愛しつつ愛人が...?という気もしますが、まあ、あの、甲斐性がありすぎるのかも知れないね、1家族には収まり切らない甲斐性...😌あの〜ほら、物語だからね、ファンタジーなので!フィクションフィクション!よしとしましょう。いったんね?

で。この「修羅の伝説」ってどんな話かと言いますと、
大滝たち笠部組のシマである砂泊、そこに拠点を構える建設業者で、笠部組とはいい関係を築いていたのが砂泊建設。そこの社長が亡くなったことをきっかけに、笠部組はとある抗争の渦へと飲み込まれてゆくのでした...
というようなストーリーでございます。


亡くなった砂泊建設先代社長の葬儀にて、笠部組の組長は正体不明の鉄砲玉に襲撃されます。なんとか鉄砲玉の1人をその場で捕まえ事務所に連れ帰り締め上げるものの、所属や襲撃の理由など有益な情報がなかなか引き出せません。

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大滝は砂泊署のマル暴・桐野を呼び出し、組長を襲った相手について聞き出そうとします。

大滝と桐野とは、やくざと警察という間柄にもかかわらず、不思議な友情関係にありました。
足の悪い桐野の娘に対して、大滝は良い病院を手配し治療費も負担するなど、心を尽くして接しています。

この2人の関係性がエモいんだよなあ。信頼しあっているけど、立場的には相容れないふたり、、、、みんな好きでしょ?こんなん。ね????映画だと桐野の身体があまり良くなさそうで、何も言わないけど大滝がそれを気遣ってるそぶりなのもたまらん。(個人の主観)

大滝は桐野から、砂泊建設と関係の深い笠部組を狙う組の存在を匂わされます。砂泊・八ツ目湖の埋め立て計画についての利権を巡ってのことだと言うのです。


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所持品などから鉄砲玉の名前が富沢だということだけがわかったものの、富沢は厳しい拷問を受けてもなお自分の所属について口をわることなく窓から身を投げて死んでしまいます。
富沢の死体を使って相手を探ることにした大滝。人目につくところにわざと死体を放置し、報道を聞いた相手がどう出るかを待つことにします。

結果、大滝の自宅にかかってきた挑発的な電話。
「お前ら笠部のもんは地獄行きじゃあ!」とか言いつつ、正体を明かさないま喧嘩を打ってくる相手、まーーーじで卑怯、カスです。全然かっこよくない方のやくざすぎ。こんなもんただのカスの犯罪者ですからね。

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砂泊建設の二代目社長から呼び出された笠部組長と大滝。二代目社長は、突然、それも一方的に、笠部組への支援金の一切を取りやめるつもりであることを告げてきました。
どうやら二代目社長は笠部との縁を切り、「どこかほかの後ろ盾」との関係を深めようとしている模様。

弱小の笠部組としては、砂泊建設に連なる利権を、よその組へ「はいそうですか」と渡してしまうわけには行きません。
大滝は先代社長の死の本当の理由(先代社長は愛人の家で腹上死しており、それを庇って大滝が自分の家で麻雀をしていた時に死んだことにした)を明かし、暗に脅しをかけます。二代目は先代の醜聞を広められることを恐れ、強硬的な態度を崩し、結局その日の会談はうやむやなまま終わりを迎えたのでした。

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大滝の元へ連絡をよこした桐野。
富沢は名古屋の篠塚組の若い衆であることを告げます。
砂泊のやくざである小田一家の小田孝と、名古屋の篠塚組は手を組んでおり、今回の襲撃には小田一家が一枚噛んでいるだろう、というのです。

桐野からの連絡を受け、小田の幹部・杉本の女が経営する店にカチコミをかけた笠部組。店にいた杉本たちを目も当てられないくらいボコボコにしたんですが、一晩経ってもなぜか小田組や小田組の所属する八声会からの報復がありません。小田は人を集め出したと知らせが入るものの、八声会の他の組に動きはなし。

これはおかしい、なにか裏があると踏んだ大滝は、直接小田組事務所へ出向きます。小田組若頭の北元へ「なぜ親父の命を狙ったのか」と尋ねると、北元は初めはぐらかすも、「そこまでわかってるなら上等じゃねえか」と篠塚組の若い者を使って笠部の命を狙ったことを認めます。

ここまじでさあ、相手の態度はちゃめちゃにムカつくからみんな見て。こんなに憎たらしいことがあるかね???よくブチギレないなってなる。し、この時点で完全に笠部組側に立っちゃってる自分に気づいて、ストーリーの巧妙さを思い知りました。どっちもやくざだししっかり暴力なのになあ。

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さて、大滝はジャーナリストの芝山と会い、戦争の相手が小田ではなく関西連合であるらしいことを聞かされます。
砂泊建設の二代目社長は政治家になりたいという青写真のために、八ツ目湖の利権を差し出して、前建設大臣&現副幹事長である民政党・稲本総一に取り入っていたのです。

この稲本は関西連合会長と古くから付き合いが深く、砂泊建設二代目・民政党稲本・関西連合会長と、砂泊の小田組とが結託して八ツ目湖の利権から笠部組を排除しようと動いていたのでした。

弱小の笠部組と関西連合とではあまりにも規模が違います。負けが決まった、いやもはや戦争にすらならない戦いであることを大滝は悟り、戦争の幕の引き方とタイミングを考え始めました。

芝山は何かの役に立てば、と、二代目社長の東京の愛人の存在と情報を知らせます。

いや二代目、お前も愛人おったんかい。
先代の腹上死の話聞いて嫌悪感みたいな顔してたくせに。おまえ!おまえもか!!!この時代のちょっと金がある男は愛人おる奴しかおらんのか!性欲に支配された愚か者どもめ!!!
ア、ちょっと本音が出てしまいましたが忘れてください。フィクションなのでね、一旦愛人の存在はよしとしましょう。

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依然として緊迫した状況は続いています。
自宅前で襲撃された大滝。若い者が1人怪我をした以外、無事にその場は乗り切り、襲撃者のうち1人をトランクに乗せて再び事務所へ戻る大滝。
家の中には娘を抱きしめ、大滝の身を案じる妻の姿がありました...。

大滝を襲った1人をふん捕まえて小田一家であることを吐かせ、遺体は小田の事務所の前に捨てる大滝。
殺しの容疑を背負った若い者が警察へ出向いていくのを見守った大滝たち笠部組の前に、1人の男が現れます。(若い者への大滝の気遣いもめちゃくちゃかっこいいのでよく見てください😠)

男の名は本堂。かつて大滝の命を狙ったこともあったものの、その漢気ある誠実な人柄を買った大滝は、彼の服役中、本堂の妻の世話を引き受けました。刑期を終えた本堂の元に迎えにきたのも大滝だけでした。

所属していた組からは、数年間の服役と引き換えに気質にしてもらえることが約束されていた本堂。しかし、世話になった大滝が大変な目に遭っていることを知った本堂は、「どうか、私でよかったら使い捨てにしてやってください」と笠部組を訪ねてきたのでした。
その気持ちを嬉しく思いながらも、負けることがわかっている戦争に他所の人間、ましてやカタギとなった本堂を巻き込むわけにはいかないと、大滝は「あんたカタギになったんだろ。しばらくゆっくりするといいよ。カミさんもなげえこと待ってたんだよ。な?そうしなよ。」と声をかけ、その場を離れます。

いやあの、本堂って陣内孝則が演じてる&映画オリジナルキャラなんですよ...なんかあの、陣内さんのために作られたと言われても驚かないくらい、クールな外見と表情の反面とっても熱い男で、めちゃくちゃ似合っていてかっこいい、ほんとに、スキ...。

あと、どうにか本堂を巻き込むまいとする大滝のなんとも言えない表情もかっこよすぎてな...。
自分が気に入ったから、本堂という人間が好きだから、そういう純粋な気持ちに基づいて取った行動によって、本堂が恩義を感じてしまっている。自分の真っ直ぐな好意が伝わった嬉しさと共に、結果的に大滝の自己満足的な行動が本堂を勝ち目のない争いに巻き込み、殺してしまうかもしれない、という不安や申し訳なさ、そういうのがごちゃ混ぜになったあの顔...そしてやめておけと助っ人を断るときの優しく言い含めるような顔。たまらんて。

かわいい舎弟たちに対して見せる「死なせたくはない」の顔とは全く違う、「巻き込みたくない」っていう辛そうだけど暖かい表情😭 そもそも本堂も死ぬ覚悟はできた上で「使ってくれ」って言ってきてるわけで、大滝だってそんなことはとっくに分かった上で、ありがとう、それでも断りたいんだよ、という顔、すげえの、ほんと。見て。

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大滝は笠部組組長に、現在の状況を伝えます。
稲本の一声で関西も警察も一緒になって小田組の後押しをしている。大滝は暗に、勝ち目がないから引き際を考えようと言っているつもりだったのだと思うの...。

でも、組長の笠部は古い男なので、喧嘩は真っ向から迎え撃つしか選択肢がありません。「心配すんな。向こうが稲本ならこっちは関東連合のトップに掛け合って権藤先生に動いてもらおうじゃねえか」って。話が通じてねえなあ、どうするよ。ダメだよこりゃ。

そんなこんなで組長の笠部は東京へ向かい、その間派手に小田を叩くよう指示するのでした。

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さて、クールな見た目に反して熱すぎる男・本堂。助っ人を断られたあとどうしたかというと、当たり前にすごすごと帰ったりはしません。
小田組へのカチコミに無理矢理ついてきちゃうし、なんなら笠部組の人たちを抑えて1番大暴れします。好きすぎる。肝座りすぎてるし覚悟決まりすぎてる。めっちゃ男。好きです、よろしくお願いします。(?)

でもね、組長の指示で行ってるこのカチコミは、状況がわかった今となっては絶対にやめた方がいいんですよ。大滝も本堂もたぶんわかってる。そもそも勝ち目がないし、関東連合だって弱小の笠部に味方する旨味なんてないからきっと大した手助けはしてくれない。昔ながらの考え方しかできない組長の鶴の一声で、やるしかなくてやってるだけのカチコミなんです...。

大滝は悩みます。事務所で考えこんでいるところに飛び込んできたのは、妻と子どもが消えたという話。
鏡台の上には「突然で驚くことと思いますが、家を出ることにしました。」の手紙。

ここに来て、この状況で、妻子が自分を置いて出て行った。守るものさえ失って、ただ破滅への道をまっすぐ見つめながら、それでも突き進むしかない大滝。悲しい目の表情に心が締め付けられるシーンです...頬の古傷も彼のこれまで歩んだ人生を思わせるようで、よりつらい😢

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ここで衝撃の事件が起こります。
笠部のホテルの部屋に呼んだマッサージ師と、部屋のドアを閉める閉めないで押し問答をしている隙に、ピストルを持った敵に部屋に押し入られ、その場にいた組員は全滅、笠部組長も殺されます。

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小田からふっかけられた喧嘩を買うだけ買った状況で、関東連合に相談することすらかなわず自分だけ先に死んでしまった組長。大滝は舵を失ったような気持ちでしょうね...。だって組長が死んだだけじゃない、大滝の右腕の相原もさあ、組長が東京に連れて行き、親父が取られたって電話の声を最後に死んでしまってるんだもの。

組長の葬式で、大滝は笠部の妻から笠部組の跡目を継ぐよう告げられます。
その時のセリフ、「組長に万一のことがあったら、橋本の叔父さんに相談して、言われた通りにしようと思っていたんだよ」なんですけど。

これ、映画の初見ではそこまで感じ取れなかったんだけどね、大滝はこれまで何があっても笠部に尽くしてきたし、若頭としてやれるだけのことをやってきた。組員からの信頼もある。

なのに、「橋本の叔父貴に相談して」ってなんなんだ?俺を信用して俺に任せようという言葉があればこそ、こんな沈みかけの船を一身に引き受けて一緒に添い遂げもしようが、そんな言葉で...
っていう表情をしています。これは原作読んだから理解できたところ!

この場で大滝は、笠部の妻から一振りの日本刀を手渡されます。組長が大事にしていた備前長船の名刀。笠部の魂だと思って受け取ってくれ、と言われ、大滝は覚悟を決めたようにその刀を受け取ります。

「大滝。これから、大変だねえ。」という、どこか他人任せな笠部の妻のセリフに、大滝は何を思ったんでしょうね。。

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笠部の妻の目がなくなった帰り際、橋本組の代行として来ていた矢代は、大滝に忠告します。冷たいようだがこの状況下では関東連合は手を貸さないだろう。若いものの犠牲を出し、警察に追い込まれるかもしれないリスクを冒してまで味方するような組はいない。俺は手打ちを探す、できることはなんでもやるから、大滝さんも腹括ってくれよ。用心して行動するんだよ。と。

そんなことは大滝にはとっくにわかってるんです!わかってるんだけどなあ。板挟みで、なのに舵をとる人もいなくて、守るべきものもだんだんと失って。悲しいよう、大滝さん、もしなにかできるのならば、一緒にいてあげたくなるね?

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物語はラストへと向かっていきます。
怯えた若い者数人が姿を眩ました笠部組。
大滝は最後の最後、と、本堂に「あんた、かみさんのところへ帰っておやりなさいよ。」と声をかけますが本堂の意志も固い。最後まで行動を共にする覚悟を見せました。


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大滝にとって相原が右腕なら、もう片腕と言っても過言ではない山中。彼だけを連れ外出した大滝は、道すがらのガソリンスタンドで偶然、小田組の若頭・北元を見かけます。彼がお手洗いに一人で入った隙を狙い、首を絞めて殺害。

その罪は唯一信頼できる山中に背負わせ出頭させようとしますが、山中は頭のために外で死にたいと、作中で初めて大滝に反抗するのでした...山中...この男もさあ、弟分が不出来だったからって自分が指詰めたりすんのよ、そういうとこが好きだってば...。ちなみに内藤剛志さんです、はい好き〜!

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久々に登場の桐野刑事!明日ガサ入れがあること、今夜から事務所の前に見張りを立たせることを報告しに来ました。それだけ?!もう帰っちゃうの?!もうちょっといてよ。


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ガサ入れに備えて拳銃類を隠し、事務所には束の間の平穏が訪れます。

が。いつの間にか、事務所の前に大勢いた見張りのパトカーたちが音もなく引き揚げていたのです。気がついた時にはもう遅く、笠部組の事務所はマシンガンを持った小田組の襲撃にあい、大滝のみを残してほぼ全滅となりました。

ここの本堂と大滝の息のあった戦闘、そして本堂の最期、確実に泣けるからみんな絶対見てくれよな。

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いよいよ、何もかも失ってしまったね。大滝さん。
今、彼に残っているのは愛人(フィリピン人)の友子だけ。友子の部屋で傷の手当てをした大滝の元へ、桐野から電話がかかってきます。

パトカーを引かせたのは、桐野が帰ったのを見計らった署長だった、稲本の命令に従ったのだろうとのこと。1人で戦争しようなんて思うなよ、と大滝を引き止める桐野。大人しく捕まってほしいというのが、友人としての桐野の本音でしょう...。

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翌朝、友子を買い物へ行かせ、そっと部屋を出ようとした大滝。フィリピンへ帰るための航空券を置き、もう2度と友子の元へは戻らないつもりでした。が、何かを察したのか、家の前で待っていた友子。
「やっぱりあなた、私捨てて出ていくのね。」
「私、帰るところない。どこまでもあなたと一緒に行く。あなたが死んだら私も死ぬ。」
涙ながらに訴える友子と、大滝は行動を共にすることにしました。

この後に、本堂の家を訪ねて、彼の妻の横で、本堂の遺体に手を合わせるシーンがあるんですけどね。
本堂は、愛する女を捨てたわけじゃないですか、仁義のために。妻は、大滝の前ではなんとか堪えてはいるものの、大滝が戸を閉めた途端泣き崩れるんですよ。
捨てられた女がどうなるのかを大滝は目にしたんだなあここで。と思いました。まる。

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友子の赤い車に乗ってたどり着いた二代目中島社長の愛人・清美の部屋の風呂で、大滝は二代目社長を溺死させます。リアルなんだよなぁ殺しのシーンが。

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桐野を呼び出した大滝。あんたに一目会っておきたかった、という言葉に、自首するつもりじゃなさそうだと苦笑する桐野。

「俺には本当の友達はあんたしかいなかった」
「その命だけは馬鹿な奴のために無駄にするんじゃねえ、あんたの命を救うには、今ここでワッパかけるしかないんだ」
「その気持ちは嬉しいけどよ。(銃を突き付けながら)外してくれ」

この2人ってなんでこんなにエモいんですか?
関係性が良すぎるでしょうが!怒りそう!

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さて、桐野にも別れを告げ、復讐を遂げる意志を示した大滝は、小田組の組長の元へ向かいます。
ネオンの看板たちがひしめく歓楽街を、雪の降る中ゆっくり歩いていく。このシーンで雪散華が流れ始めるんですなあ!ハ〜ッ!!!そうですか。なるほどね。
わかりました。えーーーーん!刺さったあ!!!!

酔っ払って上機嫌な小田を、笠部の魂だと渡された刀で斬り捨てた大滝。その刀をね、小田の遺体の脇へ投げ捨てるんですよ。

深くない????????????????
笠部組長の仇討ちは、小田を殺したことで果たされたんでしょうね。だって、笠部組長は稲本のことなんて見えていなかった。目の前の、小田との喧嘩のことしか見えてなかったもん。

けど、大滝の大切なものを全て奪って行ったのは稲本だって意識が大滝には強くある。だから、これから先の稲本を殺すための道のりは、自分自身のための復讐なんだって意識があるんだろうな、と思いました。

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小田を殺し、友子の車の元へと戻ってきた大滝の背後から、小田組の若い者が銃を向けて迫ります。しかし、気配に気づいた大滝が銃を構えて近寄ると腰を抜かし、地面に這いつくばって「来るな!来るな!」と怯え叫ぶばかり。

大滝が敵にはならないと判断して背を向けた瞬間、何発もの銃弾が大滝の背中から撃ち込まれました。
大滝の遺体に縋り付いて咽び泣く友子。
つらすぎませんか。なんなんすかこの話。やだ。大滝さん死んじゃやだーー!!!!

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さて、残酷にも月日は流れて。砂泊建設の社長が死んでも、八つ目湖の開発事業は進んでいたようです。
八つ目湖の地鎮祭で舞台上に立ち、祝辞を述べているのはあの稲本でした。地鎮祭に出席していたジャーナリストの芝山。苦い顔でその言葉を聞いていると、ふいに、見覚えのある女性が舞台へ向かって歩いていくのが目に入りました。
あれは...大滝さんと会合した時の部屋の主じゃないか?何をしているんだ...?まさか...!!!と目で追う芝山。

地鎮祭へやってきた友子。目的はわかりきっていますよね、稲本を仕留めることです。怪しまれることなく最前列まで進み出た友子は、銃を取り出して稲本を撃ったのでした。

おしまい。

すごいラストじゃん??、???????、??、?
大滝のための復讐は友子がしてくれたんだねえ。愛しい。
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以上ががっつりのストーリーです。
長すぎんか。まあええわ。自分用だからな。

さてさて、もっかい歌詞見る?見る?見るよねえ?!

みた?わかった?理解した?
俺はした。よろしく。(?)

大滝なんだよなあ。たまらなく大滝なんです。
何もかも失った大滝が、その向こうにいる稲本を見据えながら、小田を斬りに行く心情を描いてるんだきっと...ええん。

涅槃 曼陀羅 それとも地獄。はあ。
全て失っていった大滝の最期に、友子という捨てられなかった唯一の光があってよかったです。まあ彼女も殺人を犯してしまうんですけどね。
...何を言えるでもなく終わります、今回は。

それではみなさん、読んでくれてありがとう。
さようなら、またね。
愛をこめて じごぽより

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