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2023年の振り返りと、2024年に向けて

こんにちは、jigyeo です。

「何もしない時間」を楽しむプロダクトをつくりたい

という想いで、香りのプロダクトを作っているブランドです。
2023年は良い出会いに恵まれ、たくさんの方に商品をお手に取っていただくことができ、私たちにとって忘れられない印象的な1年になりました。
今回はそんな2023年の振り返りと、2024年にどんなことをしていきたいか、代表取締役SHOKOに聞きました。

話し手:SHOKO
リクルートで法人営業・事業企画を経験しながら、SNSで美容・韓国情報・資産形成などについて幅広く発信し、SNS総フォロワーが9.2万人以上のインフルエンサーとして活動するように。2022年2月よりフレグランスブランド「jigyeo」を創業し、2022年8月には株式会社baguniを設立。好きな香りは「namu」。
 
聞き手:えごま
jigyeo note担当スタッフ。好きな香りは「maum」。




2023年を振り返って


――はじめに、2023年のjigyeoを振り返っていきたいと思うのですが、まずは新商品がたくさん出ましたね。

結構出しましたよね、POPUPも2月と12月を比べるとすごくラインナップが増えて、なんかやっとブランドらしく、お店っぽくなったなと思って嬉しかったです。
2023年はキャンドルとディフューザーで言うと、春の空をイメージしたhaneul、お茶をイメージしたhongchaとchai、ホリデーでは赤ワインの香りのwine、グリーンフローラルのnabi。
あとはお香も2種類出しましたし、今年初の試みだったネイルオイルは多くの方に手に取っていただくことができ、反響が本当に大きかったです。

また、10月以降からは大丸東京店さん、SPBSさんや、大阪のabout her.さんだったりとか、常設の店舗で取り扱ってくださるところが増えました。
東京では大丸東京店さんが一番はじめに展示という形で置かせていただけるようになったんですけど、すごくたくさんの方がきてくださったおかげで、継続して数種類置きましょうか、というような嬉しいお声がけをいただいて次に繋がったんですよね。SPBSさんでもすごくお手に取っていただいていて、常に毎週何か在庫を補充してるような本当にありがたい状況です。
やっぱり常設で、いつでもどこでも置いてあるっていうのは、すごく出会いの機会を増やすことにつながっていると実感しました。


―オンラインストアでいつでも買えるようになったのも大きな変化でしたね。

今年の7月から販売体制を変えまして、それまでは月1回とか多くても2回くらい日程を決めて販売していたのを、倉庫を契約していつでも出荷できるような状態に変更しました。
ギフトで買ってくれる方がすごく多いので、やっぱり急に「誕生日来週だった!」ってなったりするじゃないですか。月1販売だとなかなかタイミングが合わなかったりするのと思うので、今欲しいというニーズに対応できるようになったのはよかったなと思っています。
実は今まで配送作業は自分たちでやっていたので、その時間を新商品の開発やPOPUPに注ぎ込めたのは結構な変革ポイントだったかなと思います。


―そして、2023年はなによりもPOPUPの年でしたね

2月の東京・渋谷からはじまり、大阪、名古屋、福岡と合計7回開催することができました。
元々は直接香りを嗅ぎたいというニーズに対してやってきたことではあるんですけど、実際に手に取って香りを嗅いで、体験していただくことが本当に大事だなって改めて確認する機会になりました。実際にお客様と会話をしながら、香りを一緒に選んでいくみたいなところもすごく楽しかったですし、お客様から感謝の言葉をいただけたりとか、すごくjigyeoのプロダクトを楽しみにしてくださっているということを心から実感できました。

東京以外のエリアでPOPUPが実施できたのもとても貴重な経験でした。「まさか名古屋に来てくれると思いませんでした」とか、「福岡まで来てくれてありがとう」と言っていただくことがすごく多かったのに驚いて、とても嬉しかったです。
各エリアのみなさん、すごく真剣に見てくださった印象がすごくあって。せっかく来たからもう全種類ちゃんと香ってみたいって、じっくり選んでくださった方が多かったです。キャンドルなんですけど、まるで宝石を選びに来たみたいな、すごく素敵な空間でした。香りを作ってる身なので、それは見ていて本当に嬉しかったですね。

なかには初日に来て、2日目にもう1回来てくれた方もいらっしゃって、2日間できてよかったなあと思いました。私も香りものを買うときは、比べている内にだんだん鼻が麻痺してくるので、ちょっと距離を置いて落ち着いてからもう1回確かめたい方なので、本当に真剣に選んでくださっているんだなあと思って、嬉しかったですね。正直すごく大変なこともあったのですが、やって良かったと思いました。


―東京での開催と比べて大変なこともありましたか?

私たちの拠点が東京で、東京開催は私たちも車でパッと動けるので、搬入とかもそんなに大変じゃないんですけど、それ以外のエリア開催だとスタッフ2人で泊まりがけで行って、たくさんの在庫を納入するから、物流の面でも大変だったんですよね。瓶はガラスなので搬入が雑だと割れてしまうので、割れないようにしっかり梱包したりとか、気を使うところはすごく多かったです。

あと会場探しも頑張りました。テーブルなどは持っていけないので、実は什器があるかどうかが大きなポイントでした。キャンドルを置くテーブルやレジ台があるか。あとは広さですね。お客さんがたくさん来てくれるのはすごく嬉しいので、入りきらないと申し訳ないし、広すぎてスカスカというのもかっこよくない。ちょうどいい大きさで什器があってなるべく駅から近くて行きやすい、かつjigyeoっぽい雰囲気があるみたいな、ベストフィットするところを探すのは難しかったですが、結果としてはとてもよかったなと思います。


―各地の印象もお伺いできますでしょうか。まずは8月の大阪から。

大阪の方は、コミュニケーションがすごく楽しかったです。この香り好きです!っていう熱量も感じましたし、はっきりと意見を持たれてる方も多かったので、逆にこれは少し苦手かも、というのも気軽に教えてもらえて、こういう情報は貴重なので私自身すごく勉強になりました。
東京だとフローラル系の香りが人気なんですけど、大阪の方は割と甘い香りがそんなに出なくて、namuとかbalamとか、すっきりしたような香り、ちょっとウッド系の香りが人気でしたね。東京と趣向が反対な感じなのが新しい発見でした。
あと、普段私のインスタを見てくださってる方は本当にハイテンションで話しかけてくれて、「わあSHOKOさん、本当来るの大変でしたね!」みたいな感じで。オタ活の話とかそういうのも、なんか30~40分くらい一緒に話し込んじゃったりして、本当に楽しかったです。


―大阪ではトラブルもあったんですよね。

まず前日の移動日に台風で新幹線が止まりました。それはもう超ハプニングで、ほぼ運休なので予約も取り直せなくて、大丈夫?私達行けるの?みたいな感じで。飛行機も探したんですけどもちろん運休で取れなくて、ようやく各駅停車のこだまに乗れて3、4時間ぐらいかけてなんとか大阪に着くという波乱の幕開けでした。到着がかなり遅れたので、その日の予定も全部飛んで、疲れすぎてご飯ももう適当にエイヤって食べて。大阪観光はほぼできずでしたね。

(超ハプニング)

POPUPは無事成功したので良かったんですけど、念のため多めに商品を持って行ったので、ちょっと在庫が多めに残ったんですよね。撤収時にはそれを梱包してコンビニから東京に送るんですけど、セブンイレブンの人にこんな荷物はちょっとうちで受けられないよって言われて、猛暑のなか大阪の会場近くのコンビニをさまよいました(笑)とにかくトラブル続きで、大変だったんですよね。その分名古屋と福岡はスムーズに動けました。


―思った以上に壮絶な裏話!10月の名古屋はどうでしたか?

名古屋の人からは「いつも名古屋飛ばしされるので、来てくれてうれしい」をすごく言われました。名古屋って「大阪と福岡は行くけど飛ばされるみたいなことが多い」ってみなさん言っておられて、まさか来てくれるとはみたいな感じでものすごく歓迎してくださった印象がすごくあります。

名古屋の方は「今日をきっかけにキャンドルデビューします」みたいな人が多かったんですよね。キャンドルのある生活がここからスタートみたいな方が多くて。なので、namuなど定番の香りや、トーチもたくさんお手に取っていただいたと思います。ホリデーの商品が出た頃だったから、wineとnabiも人気でした。

名古屋では、大阪の教訓を胸に私たちも割と余裕持って行けたので、ご飯なども結構楽しめました。会場で話したお客様もおすすめをたくさん教えてくださって。
会場近くのSURIPUというパン屋さんがすごくおしゃれで美味しくて印象に残ってますね。あと教えていただいた味噌カツのお店もすごく美味しかった。


―11月の福岡はいかがでしたか?

福岡は、福岡のみなさんというか、九州のみなさんっていう感じだったんですよね。本当に九州全域からきてくださって、お話ししたのが熊本、長崎、鹿児島、大分の方ですね。車で1時間以上かけて来てくださる方がいてすごくびっくりしたんですが「全然ですよ!せっかくなので来ました!」って言ってくださって。
本当にたくさんの方が来てくれたので、結果的にほぼ1日目で売り切れてしまったんです。2日目はちょっと在庫が少ない状態で、すみません売り切れちゃいました、みたいになってしまって申し訳なかったのが後悔です。

福岡のお客様からは、名古屋のときに私がインスタのストーリーにグルメ情報を乗せていたのを見て下さったからだと思うんですけど、「今日は何食べるんですか?ここは絶対行ってみてください!」っていうおすすめをたくさんいただきました。
教えてもらった中では、天ぷらのひらおってところがすごい並ぶんですけど、本当に美味しかったので、ぜひ行ってみてほしい。おすすめです。

(もちろんラーメンもいただきました)


―各エリア、本当に盛況でしたね。東京のお話もお伺いしたいです。

東京は2月、4月、9月、12月と本当に季節ごとにPOPUPができたんですけど、東京でやるとやっぱりホームに戻ってきたなっていう感覚はすごくありました。毎回来てくださった方もいましたし、回を重ねるごとにみなさまと何かちょっとお友達になれているような感覚というか。なんか数ヶ月に1回、ちゃんと皆様と顔を突き合わせて会話できる場みたいな感じになってるので、コミュニティができてきたなというのをリアルで感じる場にもなってますね。

東京では、yuukaさんがゲストでキャンドルのクッキーを作ってくれたり、shabonのちばさんが来てくださったりと、jigyeoを好きでいてくれるゲストをお呼びして一緒に接客するっていうことができたのは面白かったですね。ホームだからこそできることは他にどんなことがあるかな?っていうのを考えるのがすごく楽しいので、来年もなにか面白いことをやりたいですね。



2024年にやりたいこと


―2024年はどんなことを考えているのかお伺いしたいです。まず、新作のご予定はありますか?

まずはハンドクリームと、ネイルオイルの新しい香りが出る予定です。あとは、春先に向けての柑橘っぽい香りのキャンドルを作っているところなので、また季節に合わせて新作も出すつもりでいます。
あとはやっぱり、今年すごくいろんな香りを限定で出させてもらったので、たとえばhongchaとか、もう1回発売してほしいって声もあったりするので、過去に人気だった香りはまた出せたらいいなと思っています。

あとは新しい試みとして、スペシャルなキャンドルを作ってみたいという思いがあります。まだ本当に実現できるかは分からないのですが、本当に特別な日に使うような、大切なギフトで送りたくなるようなキャンドルのイメージです。

―スペシャルなキャンドル!作りたいと思われたきっかけはあるのでしょうか?

そもそもjigyeoは「気取りすぎないで日常的に使える、でも質の良いキャンドル」を目指していて、香料の質にはこだわるんですけど、瓶や包装はリッチすぎず、なるべく手の出しやすい金額で、というのをコンセプトにしています。
私自身もキャンドルはすごく特別なものというよりも、やっぱり日常的に火をつけて香りを楽しんで欲しいし、「何もしない時間」を大事にしたいと思っていて。

ただ、ギフトで買ってくださる方のお声を詳しく聞いていく中で、jigyeoのキャンドルを特別なものとして贈ってくださる方が思ったよりも多いんですよね。そういう思いで手に取ってくださる方に対して、今出しているものとまた少し違う、とっておきのキャンドルというか、そういうラインがあってもいいかもしれないと思ったんです。

香料はもちろんこだわるんですけど、容器もたとえば陶器で作って、使い終わった後もフラワーベースにできたりとか。これは職人さんとタッグを組みながら、0から一緒に作りたいっていうのを考えていて。

―陶器のキャンドルは、たしかにテンションが上がりそうです…!

今jigyeoのキャンドルの容器はガラスの瓶なんですけど、瓶を捨てるのってちょっともったいない気がするじゃないですか。でも実は「ガラス瓶」ってすごくリサイクルしやすいんですよね。うちの瓶を卸してくださっている業者さんに遊びに行ったときに、ガラス瓶はそのまま水平リサイクルができるから、もったいないと思わず、むしろどんどん捨ててもらった方がいいとお伺いして、それはお客様にぜひ伝えたいなと思いました。

(丁寧に説明してくださった取引先の瓶メーカーさん)

ディフューザーとかも詰め替え用が欲しいですって言っていただくんですけど、詰め替えを作ることが逆にサステナブルじゃないことだって教えてもらって。次の新しい瓶を買ってもらった方が環境的にはいいよねっていうのも、中身を使ってすぐ捨てるっていう気軽さも今のjigyeoの日常に寄り添ったコンセプトに合っていると思ったんですよね。

でもせっかく買うなら容器も長く使えるものがいいとか、気に入るものがいいっていう方向けに、ちょっと容器からこだわったものを作ってみたいなっていう発想になりました。
これはjigyeoにするのか別ブランドにするのかちょっとまだ考えてないんですけど、少量だったとしても、本当に欲しい方に向けてそういうものも出せたらいいなと考え始めたところです。
これは信頼してくださってるお客様がいるからこそできるチャレンジですね。


―とても楽しみにしています。2024年は他にどんな目標がありますか?

POPUPで改めて実感したことなのですが、やっぱりいつでも手に取っていただける状態は目指したいと思いました。POPUPはどうしても1~2日しか開催できないので、「せっかく近くに来ていてもどうしても都合が合わずに行けなかった」というようなお声もいただくことがありました。
来年はもっといろんな方の手に取りやすい形を作っていくということも注力していきたいです。

まず、手に取っていただける機会を広げたいので、常設で置いてくださるお店の開拓は頑張りたいですね。東京でももうちょっと広げたいと思っているし、大阪、名古屋、福岡をはじめ様々なエリアでも取り扱ってくれるセレクトショップさんを探したいと思っています。これは来年の一つの目標にしたいです。

―jigyeoを目にする機会が増えるかもしれませんね。POPUPの予定はいかがですか?

まだ実現できるかわかりませんが、POPUPは4回ぐらいやりたいなと考えています。東京はもちろん、あとは開催できていなかった横浜などの新しいエリアに行けたら嬉しいですね。横浜はjigyeoにぴったりな会場がなかなかなくて断念していたエリアでもあるので、いいところがあったらぜひ教えて欲しいです。

2023年の東京POPUPで感じたことにもつながるのですが、この1年はコミュニティができてきたというか、お客様との密度が濃くなった1年だなって思ったんですね。
なので、次はお客様と一緒に商品を作るみたいなこともしてみたいなと思っています。たとえばPOPUPに次の新作候補のラインナップを置かせてもらって、好きなものに投票してもらえるようにして、お客様から選んでもらった香りを新商品として出すとか。

あとは今のラベルを変えていきたいなって思っているので、どんなデザインだったらお部屋に置きたいかとか、お客様のお声をいただきながら考えていきたいと思っています。

―ラベルのデザインが変わるんですか?

まだ決まったという訳ではないのですが、実はラベルについてどうしても気になっていたことがあるんです。jigyeoは男性で使ってくれる方も結構多いんですよね。kocchiの香りが好きなんだけど、ラベルがピンクで部屋の雰囲気に合わないなんて言う話を聞いたりもして。

今のラベルは香りによってカラーを変えているけど、もっとユニセックスでどんな人にも部屋にもフィットする、無彩色なイメージにするのがいいのかなってちょっと思ったりしていて、それも変えていきたいねって話をしています。いろんなデザインのパターンを試しながらしっくりくるものを探して、決める時にはお客様のご意見が聞きたい。これもPOPUPなどで機会を作れたらいいななんて思っています。デザインが変わることで、日常で使えるというコンセプトにもより近づくのかなあと思っています。


―2024年も挑戦の多い一年になりそうですが、何かテーマとして意識していることはありますか?

2023年は結構いろんなことをやってきて、2024年も新しいことをどんどんやっていこうって思っているのですが、やった方がいいことと、やらない方がいいことの区別はちゃんとしっかりつけなければと思っています。「軸がぶれないようにしたい」ということですかね。

日常的に使える質の良いプロダクトを作る、という大テーマは変わらないので、例えば箱を付けた方がいいとか、もっと装飾を華やかにした方がいいとか、そういうお声がもしあったとしても、jigyeoがそれを本当にやるべきなのかどうかっていうのはしっかり考えていかないといけないなと思っていて。
箱をつけられても、値段が上がって気軽に買えるものではなくなってしまったら、それは私たちが目指すものではなくなってしまうかもしれない。

―たしかに、jigyeoのプロダクトはそういった意味で一貫性がありますよね。

ネイルオイルを出すときも、実はすごく考えました。jigyeoは「何もしない時間」っていう、誰かのためではなく、自分のための時間を大事にするコンセプトで、部屋の中で使うホームフレグランスを作っているんですけど、「香りを持ち運べるようにして欲しい」というお声をいただいたんですよね。
持ち運ぶということが「何もしない時間」に本当に繋がるのか、と自分たちのアイデンティティを改めて考えるきっかけになりました。そうした中でオイルを出すことにしたのは「何もしない時間って別に家の中だけじゃないよね」っていう結論が出たからなんですよね。

例えばお子さんがいる方だったら、家の中ではキャンドルを焚くのは難しいし、お子さんと一緒の空間で「自分だけの何もしない時間」って少し難しいですよね。でももし外に出たりしたときに一人の時間が一瞬でもあって、そこに香りを持ち運べたら「何もしない時間」が生まれるのかもしれないなって。「何もしない時間」って、人によっては家の中だけじゃないし、落ち込んで外でもちょっと一息つく時間が欲しいって方もいらっしゃるんだろうなって。

それで、ネイルオイルはやるべきだねっていうことになったんですよね。来年出したいと思っているハンドクリームもそうです。これもご要望からスタートしたことなんですけど、ネイルオイルをあんまり使わない、馴染みがないっていう方はハンドクリームの方がより身近で使いやすいというお声があって。だからネイルオイルと発想は一緒なんですけど、持ち運んで外で香りを嗅いで、そのときだけはちょっとほっと一息つけるというのをさらに一歩進めた形ですね。

ネイルオイルについては、本当にいいプロダクトができたと思いますし、とても喜んでいただくことができました。お客様のお声やご要望を大事にして、同時にjigyeoの軸もぶれないようにする。そうやって新しいものをお届けしたいです。



1年の終わりに、みなさまに伝えたいこと


―さて、2023年のまとめとして、読んで下さっている方にお伝えしたいメッセージはありますか?

今みなさんに伝えたいのは感謝、とにかく感謝の気持ちに尽きます。
2023年は私自身、本当に大変だったんですよ。jigyeoはすごくお客様もいて、喜んでいただいているけれど、私はもう本当になんとかなるかならないかギリギリの状況で走り続けているような感じで。

そんな気持ちでスタートしたのですが、なんとか乗り切ることができました。本当に支えられてやっとここまで来れたなっていう気持ちがすごく強くて、困っているときって誰かが助けてくれるんだなっていうのを実感した1年です。
私1人でやっていたらPOPUPだって7回もできてないですもんね。関わってくれたスタッフもすごくjigyeoに対する理解があって、みんなでブランドを支えていこうという気持ちがすごく感じられたのも嬉しかった。
体制としても、まだまだ脆弱では正直あるんですけど、ちょっとずつ仲間を増やしながら、私自身もできることを増やしながら、2024年はどんな年になるかまだわからないんですけど、新たな挑戦はどんどんしていきたいなと思っています。

でも、やっぱり一番感謝の気持ちを伝えたいのは、jigyeoを愛してくださるお客様ですね。みなさまがお手に取ってくださるおかげでまず会社として存続ができていますし、jigyeoでは商品を作る・買ってもらうというだけのコミュニケーションだけでなく、本当にいい関係性を築けていると思うんです。
みなさんからいただく温かい言葉がいつも本当に力になっているので、これを大事にしてこれからも走り続けたいし、期待に応えるだけでなく想像を越えたものをお届けして喜んでもらいたい。感謝の気持ちをもって2024年も頑張っていきたいと思います。




(note担当スタッフの編集後記)
記事をお読みくださり本当にありがとうございます。
2023年は私も何回かPOPUPの店頭に立たせていただき、お客様とお話しすることができ本当に楽しい時間を過ごすことができました。また同時にjigyeoの成長を見守ることができたのが本当に嬉しく、今回のインタビューでは走馬灯のようにいろんな場面が頭の中を流れていき、目頭が熱くなりました(笑)
2024年もみなさんに愛してもらえる良いプロダクトがたくさん生まれてくると思いますので、今後もjigyeoの成長を一緒に見守っていただけたら嬉しいです。
年末年始、ぜひ素敵な香りと共に良いお時間をお過ごしくださいませ。


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