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個人的能率UP術とアルヴァ・アアルトさん

今日は2つの話。

1. 私だけの能率UP術

2. アルヴァ・アアルトさんの"融通性のある規格化"

1. 私だけの能率UP術

なぜ"私だけ"なのかというと、
能率UPに関する記事は世にあふれていると思うが、
自分にぴったりなものが見当たらず、自分で決めたからだ。

今から話す能率UP術はこんな人向け

○人にしろと言われるとやる気が下がる、誰にも言われないとやりたくなる。
○やる気がないときに自分にご褒美作戦が効かない、今やりたくないものは本当にできない
○やる気にムラがあり、いつまで持続するか分からないができるときは凄くできる、やる気を使い果たしたらしばらく動けない
○アイデアは絶えずでてくるが、飽きっぽい

以上の特徴に対して、次のような対応をしている

●人に言われ易い環境を避ける、先に自分から言っておく
●頼まれごとを普段から何でもかんでも快く受けすぎず、自分が主体的に何かしたくなったら動ける余裕を確保しておく
●やる気がでるまでほっておく、ほっておく間、逃げ道になるような他のアクティビティを常に複数もっておく(因みに今まさにnoteを書きながらやるべきことを後回しにしてのんびりしている)
●やる気がなくて何もしない時間に対して後ろめたさを感じないことにする、締切に近づくと発動するエンジンを信頼して好きなように過ごす
●やる気が出たときに、やる気が出なくなることを見越して多めにやっておく
●出力が安定していて寛容な人を仲間にする

これとは別に、普遍的に重要なのが一つ、

自分の特徴を客観的に観測して、トライアンドエラーで自分にあったやり方、環境を模索し続ける

仕事や勉強で結果がすぐにでなくても、トライアンドエラーで方法を変えつつも続けていくうちに気づいたらほどほどに一つの形になっていたりすることがあると思う。

2. アルヴァ・アアルトさんの"融通性のある規格化"

名古屋市美術館でアルヴァ・アアルトさんの企画展を見た。

彼の名前は知らなかったし、有名な作品も知らなかったが、産業デザインにとても興味があったのだ。機能美という言葉も好きだ。

展示で感じたこと:

アルヴァ・アアルトさんは、モノの良さを極めたいと思いつつも、みんなに良さを体験してもらいたいと思っていた。
そのためのコンセプトが"融通性のある規格化"。

椅子の機能は"人が座るもの"と言えど、どんな体型の人が座るのか、何をするために座るのか、ニーズは様々。

しかし、いい椅子をニーズのために沢山の種類展開をしていただけでは、オーダーメイドの高級家具になって、その良さを味わえる人はお金持ちの一部のみ。それでは本末転倒。

そこで、一つで様々な種類の椅子に組み込める汎用性のある(融通がきく)部品を大量に作ることで、"質"と"その質を楽しむことができる人の数"とのバランスを追求した。

実際、彼がそう思ったか知らないが、そういう人格なんじゃないかと想像していた。

大学のマーケティングのクラスで学んだフォードとGMの例も思い出された。

だが、そこから1歩、2歩と足を踏み出してみる。

"融通性のある規格化"を人生の考え方に転用したらどうなるだろう。

何かを体系的に学んだり、貴重な体験をしたときに、様々なケースに対応できる互換性のある部品を手に入れたと思ってみたら、どうだろう。

そうすれば短い人生でも、より多角的に物事を見られるようになり、自分の自信にもつながるんじゃないかと、ぼんやりと思ったのだった。

今はぼんやりとしたまま頭の引き出しにとりあえずしまっとく。