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今日のレコードは「高中正義のSEYCHELLES」です。

今年は暖冬だといいながらも、風が強い日は、やっぱりすごく寒い。
ひろしのぼっちキャンプを見ていて、真冬でもシャツ一枚で過ごせる南の島って、単純に羨ましいなあって思った。
そんな寒い日に聴くレコードは、高中正義が良いんだよねえ。
アルバムのレコード版は、ほとんど持っているが、なかでもこのセーシェルズは最高だ。プロとしては実績のあった高中だが、自身の名前で出したファーストアルバムはこれだ。
1975年の発売とあるので、50年ちかく前のレコードだが、今聴いてもトロピカルって言葉がぴったりする。
全国ツアーで地元へも来るというので、おかあちゃんと二人でライブに出かけたことがある。
観客は超満員、ステージには、アルバム通り演奏するバンドのバカテクにうっとりしたり、ロック小僧的にギター弾きまくり、ギンギンで総立ちとなったりで、最後は汗だくだった。
まさか、高中正義のライブで汗を流すとは思っていなかった。
アンコールの最後にピックを飛ばしたが、失敗して床に落ちた。
目の前にピックがあることは、誰もきづかない。
たまたまステージの前の方にいたので、手を伸ばせば届きそうだが、届かない。悔しいけれどしょうがない。
そうしてコンサートは終了した。
まだピックが床に残っていた。
帰りに物品販売があったので、青にTAKANAKAと書かれたピックを買った。
長いこと弾いていたら、TAKANAKAの文字は消えてしまい、ただの蒼い三角形のプラスチックになってしまった。

キーをポチポチしていたら、レコードは、最後のTropic Birdsになっている。
イントロとエンディングのコーラスは、あの井上陽水が担当しているのが、なんともTropicでいいのだ。
この曲が一番サンタナ的で、サンタナが一緒にツアーに行こうと言ったとか。もし、OKと言ってれば、ニール・ショーンの抜けた後にTAKANAKAが世界ツアーに出かけていたかもしれない。
六年後の1981年に、高中とサンタナが一緒のステージに立って、ギターを弾いている映像を見ると、高中やるなあと、拍手をしたくなる。
高中さん、ギターをストラトに替えて、あの時のステージのように、ギンギンに熱く、ロックしましょうよ。
おかあちゃんと二人で、大汗かきながら、大声で叫びたいなあ。
「TAKANAKA~!」

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