投資は、お金を100万、200万円ほど貯めてから「よしやるぞ」というパターンの方が多いかと思います。一方、今回のテーマは、少額投資。これは全く不可能ということではありません。ただ、お金がある人たちと同じ戦略を使えない場合もあると考えられますので、少額投資で始められる資産形成の方法を具体的に見ていきましょう。

何を買う？

投資といえば、皆さんは一番に何を思い浮かべるのでしょうか。有名な商品といえば株式になるでしょうが、「資産形成」という属性を強めるならば、金（ゴールド）、債券などまで想像する方もいるでしょう。さらに今回は、少額投資、という縛りがありますので、FXにまで目を向ける人がいらっしゃるかもしれません。

さてまず、今、年齢が若くて資金が少ない状態、10年後ならガツンとまとまった金額で挑めそうな状態であるとしたら、勉強のために「参加だけしておく」というのは後々役に立つと思います。

１株何円？

例えば株は、3000円用意するだけでも割と１株買えたりします。もちろん１株だけ取得してそれで億万長者になることはないわけですが、仕組みや操作方法を知っておくだけでも臨場感が上がり、日々の様々なニュースや雑談などから、「ハッ！」と、投資に役立つ知識に気づくことができるようになります。後々、億万長者になるための一歩、と言えるでしょう。

その意味で、まずは１株取得してみると面白いのではないでしょうか。

積立て　インデックスファンド

少額投資の資産形成の現実的に有力な方法として、積立は筆頭格といえます。

少額、例えば千円を１ヶ月ごとに積み立てると、１２ヶ月で１万２千円。10年で１２万円ほどの投資であり、その10年などの間に「購入した投資商品の価値」が上がっていれば嬉しい、ということになります。

投資は、少額であれば少額のリターンしか見込めず、その分失う額は少ないですが、リスクという意味では資金のある人と同じかと思われます。

それでも少額でやっておく意味があるかと考えた時、毎月、毎年の利益分をさらに投資（買い増し）することで元金を増やすことができます。いわゆる複利（ふくり）というものです。

いずれにしても、投資で人生が滅茶苦茶になっては困りますから、資産形成ということであれば尚更、コツコツと積立する方式は、検討する価値のある戦略であるといえます。

少額で積立する場合に買う商品として、インデックスファンドは人気であると感じています。インデックスファンドは、株などをたくさんまとめて一つの商品した、という感じのもの。一つの株（銘柄）を買う場合と比較して、安定感や安心感を求めたい人に良いでしょう。

ファンドという名前からもわかる通り、「プロに任せる」形の資産形成であり、その分、信託報酬という相手に渡す手数料が発生します。その時、少額投資で大きく取られるのは困りますので、ネット証券にしておくと、手数料（信託報酬）は比較的、抑えることができるはずです。

また追記します。