ドラマにハマるあなたは変人か?特別か?

最近、イギリスのドラマにハマっています。

ドクターマーティンです。

スーパー偏屈、ストレートKYおじさん医師が主人公のドラマです。

マーティンは、もともとロンドンで働いていましたが、おばさんのいる片田舎で開業医をはじめます。

開業医と言っても、自分で開業したのではなく、以前開業していた開業医が亡くなったためその後を継ぐ形で開業医となりました。(これ開業医であってる?)

このマーティン、スーパーストレートピュアです。

人には、2種類の人がいるらしいです。

自分と多くの人で世界が構成されていると考えている人と、自分とそれ以外のモノで世界が構成されていると考えている人がいるようです。

彼は、後者です。

こんなエピソードが最初からぶっこまれます。

飛行機で移動中のマーティン。向かい合う形で女性が座っています。

その女性の顔をマーティンは凝視します。

女性、チラ見。

マーティン、凝視。

チラ見。

凝視。

凝視.....

女性は怒って別の席に移ってしまいます。

なんだこいつ~!®(ジョイマン)と私は思いました。だれでも思うと思いますが。

そんなこんなで、飛行機から降りてマーティンはある面接会場で女性と再会するわけでありますが、実は面接官であったその女性は、こいつはダメだ!的なことを言いますが、ほかの面接官はマーティンを選びます。

ぶち切れ女性は、マーティンに突っかかりますが、マーティン再度凝視。

凝視。

「君、最近目がかすれてないか?」

「あ、え、そうだけど。」

「緑内障だ。専門医に見てもらったほうがいい。」

スタコラ、スタコラ。去っていくマーティン。

「恋はつづくよどこまでも」の佐藤健をかすかに思い出しましたが、そこはマーティン。

画像1

この仏頂面。

佐藤健は、ツンデレ王様タイプなだけで、他人を「人間」として認識していますが、マーティンは違います。

マーティンにとって、他人とは、自分とは違う存在であるということが第一で、ついでに人間であるという存在です。

まあ、この性格のおかげで、人間関係が密接なこのイギリスの片田舎で様々なトラブルが起きるというわけです。

それが、おもしろいんだなあ。

てな感じで気になった方は是非Netflixで笑

好きなドラマ

閑話休題

ドクターマーティンを見ていて、自分がハマるドラマにはある共通点があることに気付きました。

主人公が変人だということです。

このほかにはまったドラマは、BBCのシャーロックホームズ。

https://www.netflix.com/watch/70202589?source=35

このドラマのシャーロックホームズは自称「高機能社会不適合者」で、スーパー変人、超人です。

この方も、世界を自分とそれ以外で考えるタイプです。


アメリカのドラマ、名探偵モンク。

彼は、強迫性障害で、あらゆる恐怖症を持っています。それは、ある事件がきっかけなのですが……

いずれにせよ、それがなかったとしても、もともと変人ではありました。

大学の時のあだ名がたしか「ミスターフリーザー」だったかな、なんかかっこいいけど、ただ単に冷凍庫の霜が気になって常に霜取りしてたから、そう呼ばれるようになったとか(笑)

彼は、過去に結婚してたこともあるくらいだから、自分も世界の中の人間の一人だという感覚は、多くの人のようにあります。

そこは、シャーロックホームズと違います。

でも、変人は変人なのです。

シャーロックホームズは、ポジティブに変人さが現れています。

楽観的ということのポジティブではなくて、積極的に変人さが周りに作用しているという意味でのポジティブです。

モンクの場合は、ネガティブです。

あまりにネガティブすぎて、要所要所でその変人さが周りに影響を与えています。


あ、名探偵コナンも好きですよ。

工藤新一も変人ですけど、上の3人に比べたら、かわいい変人ですね。

で、結局

なぜ変人シリーズが好きなのか、考えました。

どこか共感できるところがあるんですよね。

特にモンク。

彼は特徴的な言葉をよく発しますが、その中でも何個か特に共感できる言葉があります。

例えば、

I'm tired of being me. / 自分でいることに疲れた。
 I am not suicidal. I just wish I was never born. There's a difference. 
/ 死にたいわけじゃない。ただ生まれてきたことを後悔しているだけだ。全然違う。

(スマホだと横にスライドします。)

この2つはもっとも心に残っています。


彼は、生まれた瞬間のことからほぼすべてのことを覚えている変人です。

真っ裸で、知らない男に自分が叩かれているのを母親が笑いながら見ていたことが許せないとセラピストにある日話しますが、それは生まれた瞬間医師に取り上げられていただけでした。

すべて覚えているってつらいですよね。

私は覚えてないですが。

変人と共感できるなんて、私は変人なのか。特別なのか。

そんなことをチラッとでも考えましたが、冷静に考えてこれらは世界中で見られているドラマです。

私のような気持ちでこれらのドラマを見ている人が、何人いるでしょうか。

きっと、1億人以上はいるでしょうね。

だから、ドラマになるのです。

わたしなんて、変人じゃないのです。

はあ、そんなことを考えたなんて、恥ずかしい。恥ずかしい。

消えてなくなりたい。

ほんとに、自分でいることにつかれましたよ。

かと言って死にたいわけではないですが。ただ後悔しているだけです。

全然違うんです。



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