ゴロー目線で回転寿司紹介してみた件
今日は、紹介したい回転寿司屋があるので、ゴロー目線で、書きます。
孤独のグルメ主人公が食べログ評価を書いたら編
第1話 ○○県○○市の一人回転寿司とパリパリチョコパフェ
なんとか仕事の打ち合わせを済ませ、私は、歩き始めた。
妖怪、妖怪、妖怪。
なんだ、この街は。何かに取り憑かれているのか。うーん。
そんなことより、腹が減った。
さあて、お腹がペコペコちゃんだ。
港町に来たなら、海鮮だ。ちょっと歩こうかな。
うーん、海鮮丼。悪くない。悪くない。
でも、今日はもうちょっと欲張っちゃいたいんだよな。
お、回転寿司か。あそこなら、色々食べられるし、ワクワクしてきたぞ。
お寿司のメリーゴーランド。なんちゃって。
「いらっしゃいませ。」
うん、うん。回転寿司のいいところは、座った瞬間から食べれるということだ。
でも、待て。落ち着け。ここは、お茶で一旦心を落ち着かせよう。
「ずぅー。」よし、気持ちを切り替えたぞ。
さあて、まずは、白身から。
これは、タイか。うん、うん。淡白だけど、味わいがある。
これ、これ。始まりは、タイから始めタイ。
なんちゃって。
次は、どうしよう。
あ、イカだ。
でかいぞ。シャリからはみ出しすぎだ。
これは、取らないと。ダメだな。
お、歯ごたえがあるけど、ねっとり舌に残るのがたまらない。
甘い。しかも、これは、なかなか食べ応えがあるぞ。
(ポスターを見つける。)白いか?なになに、山陰名物?
ケンサキイカのことを山陰では、白いかと呼び、その漁は漁火を灯して行うため鳥取沖の水平線上が、美しく照らされ、夏の風物詩となっている。
ふーん。そうなんだ。夏の風物詩、白いか。
いいじゃないか。いいじゃないか。
このキラキラ光る白いかちゃん。うまいだけじゃない。
さあて、お次は何を食べようかな。
(また、ポスターが目に入る。)旬冷旨味熟成?ほうほう、鮮度を保ったまま冷凍して、旨みを熟成させる。肉では、聞いたことあるが、魚でもできるんだ。知らなかった。
とは、いえ、食べてみなきゃわからない。
ここは、寿司の遊園地。なんでも選び放題。
落ち着け。見ただけじゃ、どれが旨味熟成か分からないぞ。
ここは?お、注文は、iPadか。なかなか、洒落てるな。
旨味熟成は、と。
お、のどぐろか。
そうだ。のどぐろちゃんを忘れていた。危うく食べずに帰るところだった。ありがとう。旨味熟成。
よおし、頼んじゃうぞ。ボタンを押して、注文と。
あとは、待つだけ。回転寿司は、この選ぶ楽しみがたまらない。
待ってる間も、メリーゴーラウンドを流れていく、寿司、寿司。
目移りする。いやいや、待てよ。
今、この口は、のどぐろちゃんのために空けてあるのだ。
我慢。我慢。
「はい、ノドグロ一丁。」
ほほう、ここはカウンター席だから、直接手渡しか。
これは、これで。うれしくはある。
さあて、いただきます。
おお、このあぶら。旨味があふれてくる。
この、淡白に見えて、あぶらがのってるのが、ノドグロらしさだよなあ。
旨味があふれてくるのは、やっぱり旨味熟成のおかげか。
感服しました。旨味熟成。
〜中略〜
そろそろ、ペースが落ちてきたな。ここいらで、デザートに目を向けるか。
ほほお、かき氷か。今日はちょっとそんな気分じゃない。
パリパリチョコパフェ。
パリパリ。
そそられるなあ。
ようし、これだ。ポチッと注文。
ポチッと言わないけど。
こうなると、回る寿司たちが、ただの鑑賞物になる。
見てるだけで、面白いけど。
お、来た来た。
これが、パリパリチョコパフェですか。
寿司の後に、パフェ。
ごめんなさい。寿司の神様。
でも、この背徳感がまた、やめられない。
完
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