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integrityという概念の力強さ

外資系企業における人事評価には必ず(少なくとも自分が知る限りにおいてだが)integrityという評価軸がある。

このintegrityという概念、日本人にとっては理解が難しい概念である。

Weblio辞書(英和)には:

高潔、誠実、清廉、完全な状態、無傷

とあるが、これで「なるほど」と思える人がどれだけいるだろうか。

英和辞典ならこれでいいかもしれないが、人事であれば「彼はintegrityを持った人ですか」と聞かれてYes/Noをつけなければならない。

Google先生に"integrity definition"で聞いてみるとと:

the quality of being honest and having strong moral principles.

とある。ますます難しい。

というのも、日本人と西洋人で、moral(モラル)もprinciple(プリンシプル)の理解が異なるからだ。そもそも日本人に「プリンシプル」と言っても通じない。ここでは決して直訳の「原則」「原理」ではない。

自分の定義はこうだ。

「自分にも周囲にも如何なる時も誠実であること」

勇気が要る。能力も試される。

単に「バランスがとれた人」ではない。

力強い概念である。

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