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器用貧乏

そこそこ何でもできるけど、なにひとつ飛び抜けたもののないことを器用貧乏という。

一方でなんでもひととおりできるからオールラウンダーという言い方もできる。

そこでさらにインテグレーターと言い換えよう。

ひととおりさまざまなことができるのみならず、自分がもつ能力を組み合わせたり一貫して発揮することで強みを打ち出す。

自分というのが組織でもいい。

つまり、バラバラに様々な機能があるのではなく、セットとしてまとめて統合しての能力である。

組み合わせ方は多いし、臨機応変に求められる諸機能を適宜組み合わせることができればなお良い。

それが求められるのが経営者であり、コンサルである。

組み合わせができないと単なる器用貧乏かスキルのデパートになってしまう。

器用貧乏というのはジェネラリストとも違う(本来の意味において)。

先日、クライアントである大企業の部長さんクラスと話していて、「うちはジェネラリストはいっぱいいるけどスペシャリストはあまりいない」とある部長さんが言っていた。ここでいうジェネラリストとは、「特に突出した専門性がない」という意味である。が、本来ジェネラリストというのは幅広い知見をバランスよく持っている人がジェネラリストなのであって、大切なのはバランスである。バランスがとれていなければいけない。突出した強みがないだけではジェネラリストにすらなれない。

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