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地域の課題を考えた際に必ず出てくる1つの壁

地元を元気にしたい!地域活性化をー!と思っている方へ

そもそも地元を元気にする!って具体的にどういうことですか?

仮に、同じエリアで活動されている方が10人いるとして、10人全員が同じ目標、達成イメージを持たれていて、手段についても議論しながら、すすめられている・・・なんてことがあったら、それは奇跡だと思います。

大切なことなんで、もう1度言いますが、それは奇跡です。笑

だいたいは、皆が違うイメージや思いを持っていて、思い思いの活動をされている。その活動が楽しければ、正直、それはそれでよいのだと思いますが、それで本当に地域活性化は実現するのでしょうか?

しないから、今のこの日本の現状があるのだと思います。

国は一頃より、少子高齢社会が進み、全体的に人口減少が進み地方の定住人口が減少すると察知すると、観光客を含めた「交流人口」なる概念を打ち出しました。しかし、それだけだと、さすがに地方の活力は維持できないと踏んだのか、最近では、交流人口と定住人口の中間的存在の「関係人口」なる概念を提唱し始めました。

噛み砕いて言うと、観光客でもなく、定住者でもなく、その間の立ち位置で、地域に何らか関わってくれる人が関係人口とのこと。

功罪両面あると思いますが、人が増えるというのは、いい意味でも複雑性が増しますし、関係性も多様化します。

悪い意味では、「関係人口」を受け入れる側がどう捉えていいのか分からず、扱い方が分からず、掛け声倒れになることです。掛け声倒れくらいなら、まだ良い気もしますが。

こんな状況下で、「地元を元気にする」という提起1つをとってみても、圧倒的に思いを言語化し、共有する力が欠けていると中の人は思っています。

なんだかんだ言っても、言葉は唯一のコミュニケーションの手段です。

思いや目指すべき姿を共有化できず、各人が勝手に努力した結果は自ずと分かるはず。

そんな壁は粘り強く語り続けてこそ、越えられるんだと思う。

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