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思い通りにならないときの一撃「本当の○○」という病

「本当の○○」とか「真の○○」などと聞いて、「んっ!?」と感じたことのある方へ

その「んっ!?」は、きっと間違ってないですよ。笑

中の人も、「本物の○○」とか「本当の意味での○○」なんて、聞くと、「ちょっと、待てよ!」と突っ込みたくなる1人です。

例えば、とある講演の中で、来年の東京オリンピックを迎えるにあたり、現状の受入体制について不備があると指摘する一方で、「これこれをすると、本当の意味でのおもてなしとなるのです!( ̄^ ̄)」みたいな話を聞いたのですが・・・

「本当の意味でのおもてなし」ってなんや?笑

その方に言わせると、現状の施策は「おもてなし」ではあるけれど、「本当の意味でのおもてなし」ではないらしい。笑

どんどん意味が分からなくなってくる。笑

真面目に考えれば、考えるほど。笑

本当の意味でのおもてなしってなんやねーん。笑

ちょっとふざけてみましたが、現在のおもてなし施策も考案者の中では、きっと「本当の意味での」おもてなしなはずで、それが他者から見たら、そう思えないところがあったよ、って話であって、自分こそが「本当の意味での」おもてなしを提案している!なんてのは、すごーくおこがましいと思うんですよね。

中の人もイベント企画やらエッセイを時には書いてみたり、人前で話したり、とさせていただいています。

そんなときに、

「あなたの活動って本当の意味で地域に役立っていると思いますか?」

なんて、声を受けたことがあります。

「やかましわー」なんて思いをグッとこらえ、こう答えました。

本当の意味かどうかはわかりませんが、
地域の方から感謝されることもあれば、
なんかやってるなーくらいにとられることもあれば、無反応の時もあります。

全ての人から評価されるなんて無理だし、
私は、目先の効果や評価だけにとらわれることなく、まずはやっている側、集まっている側の心の中で、少しでも、地元との距離が縮められたらいいと思っています。

と答えると、

「真正面から答えていませんね。」
「それは詭弁です。」

という言葉だけを残して、去られた方がおりました。

大体、詭弁と言われるのはわかっていました。笑

だって、質問者側が意図しない答えが出てこない限り、そういう人たちはいつまでも言い続けるからです。

「本当の意味での○○になっていない。」
「答えていない。」

じゃあ、あなたの言う「本当の意味での○○」はどうやって、「本当の意味」とまで言えるのか、教えてください。笑

と言ってやりたいくらいですが、自分がそうならないようにしておけば、まずはいいやーとは思うものの、モヤモヤは残ります。

皆さんも「本当の○○」という病にかからないように、根拠もないのに、自分こそが正義などと思わぬよう、広い視野を持ちましょう。笑

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