店長としてやってく

昔から本当によく泣く子供だった。
保育園に入園した日から小学校低学年まで、毎日のように泣いていた記憶がある。

友達と喧嘩をする。
先生にわがままを言う。
親に口答えをする。

思ったことを言っては怒られて、泣いていた。ある時は悲しくて、ある時は悔しくて泣いていた。泣いた目をゴシゴシとこするから、いつも目は真っ赤。私の持ち物には、名前とセットで、お母さんがいつもうさぎの絵を描いていた(うさぎは目が赤いからね)。それくらいいつも泣いていた。自分の中に正しさと、周りがビビるくらい感情的な部分を持っていたようにも思う。

しかし中学、高校、大学と年を重ねるにつれて、泣くことが減っていった。もちろん大人になってきたこともあるだろうけど、感情を表に出すことがかっこ悪かったり、恥ずかしかったり、そういう気持ちが大きいのだと思う(恋愛においてはめちゃくちゃ泣いていたかもしれない。でもそういう恋こそうまくいかなかったなぁ)。

「何を考えているかわからない」

と言われることも多くなった。そりゃそうだよな、感情を表に出すってかっこ悪いんだもん。感情を表に出さなければ疲れないし、きっと誰にも嫌われることもない。

だけどどこかで、「これは自分じゃない」と思っている自分もいた。本来の私は「感情的」な女だ。腹が立つことも、嬉しいことも、全力で表に出していた。周りの印象からはかけ離れていると思う。面倒くさく思われたくないから蓋をして、蓋をして、蓋をしまくっていたら、よくわからない自分ができてしまった。小学生の時、仲のいい友達と隣になっただけで嬉し泣きした自分どこ行ったんだ。

「瞳ちゃんって器用貧乏だよね」

高校生の時に友達が発した言葉を、大人になってから事あるごとに思い出している。当時はなんの感情も抱かずに受け入れた言葉だけど(記憶がないだけかも)、どんどん自分の中で(都合の)良い言い訳として使うようになっていた。

趣味が続かない
仕事ができない
ドライに人と付き合う

広く浅くだらっと、なんとなく色々な物事を惰性で続けてきた。できないことはゆるく切って、できそうことはなんとなく続ける。可もなく不可もなくそれなりに色々なことを続ける。自分の手の届く範囲で無理なく、逃げ道をつくりつつ。

悔しさなんてものが存在しなければ、本気でぶつかることもしてこなかった。いや、忘れてしまった。

人に思っていることを話すのは怖い。
ましてや本音で話すのは怖い。
コミュニケーションは最低限でいい。

ああ、こうやって書き出してみるとサイアクな人間だなぁ。
でもこれが私でした。

6月からお店の店長を任されるようになった。

「お店2.0」

オーナーが掲げたそのコンセプトを頭で理解しようと思っても、なかなか理解できない。そりゃ、まだないお店のあり方だから当たり前だ。
しかし、そもそも「お店1.0」をつくっていく時点でアップアップだ。スタートに立てていない。

お店に立つ
商品の管理をする
お金の管理をする
出店者とやりとりをする
イベントを企画する
イベント出演者とのやりとりをする
などなど・・・

お店づくりは想像以上にやることが多い。

そして、あっという間に1ヶ月が経った。
週4日の営業日だけでこんなに大変なのか。
優秀なスタッフがいなければ、ギブアップしていたのではないか。



先日、1ヶ月を振り返り、オーナーと今後の方向性を話し合った。

こんなことがあって、あんなことがあって、
こうしたい、ああしたい、
ああして欲しい、こうして欲しい

多分全く話はまとまってなかったし、要領も得てない。
だけど、だんだん話しているうちに感情が高ぶってきた。
どんどん涙が出てきた。

「自分、頑張りたかったんじゃん」

感情を表に出すのはかっこ悪いと思っていた。
だけど、感情を表に出さないと、伝わらないことがあるんだと知った。

「絶対見捨てない。全力で応える」
オーナーの男気にまた泣いた。

ごめんなさい。こんなヘボい私ですが、
お店の店長として頑張っていきたいんです。

しかし、『やってこ!シンカイ』は、私ひとりの力ではつくっていけません。みなさんの力を貸していただきたいのです。

また、この場を通して東京とローカルのプレイヤーをかき混ぜつつ、世代をまたいだ”ナナメの関係性”が地域に必要なんじゃないかと考えていています。地元の大学生や高校生、近所の爺ちゃん婆ちゃん。全国のローカルプレイヤーが『シンカイ』に集う。僕が大好きな長野との関係人口を増やし、新たなローカルコミュニティの価値をつくっていきたいんです。

実際に現場に立ってみて、ナナメの関係性をつくり、継続していくことはとても時間がかかることなんだと痛感しています。まずは、沢山の方に来ていただくことがナナメの関係性を形作る一歩だと思っています。

既存の小売業や利益の求め方から距離を取ること。

また、小売での利益を求めず、シンカイに興味を持ってくださった方々からの月額課金(定額プラン)メインでお店をつくっていこうと試みています。

そして、この有料マガジンの中では『やってこ!シンカイ』を運営する上での苦悩や毎日私が考えていることを書いていきます。
私のポンコツ具合から、山のような課題点が生まれてくると思います。全て包み隠さず書いていきます。

店長としてやってく。

だけど、店長ひとりじゃ作っていけないんです。
どうか、『やってこ!シンカイ』を一緒に作ってください。

・・・

『やってこ!シンカイ』

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