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【製品企画】1つの製品が世に出るまでの流れと、製品担当者の1日のスケジュールについてご紹介!

自分の考えたモノがカタチになり、誰かの生活を豊かにしていく・・・。
製品企画はとても夢のある仕事ですよね。

表向きは華やかに見える仕事ですが、実務のイメージは出来ていますか?
是非インターンシップを体験するつもりでご覧ください。



社員紹介

●Hさん
経歴:2020年新卒入社。コンタクトセンター、販促企画を経験したのち、憧れの製品企画に配属。
肌改善で自信が持てるようになった自身の経験から、「自分が作ったもので他の方にも同じ体験をしてほしい」という想いを抱くようになり、この仕事に携わっています。

プチ情報:猫と猫っぽい人が好き。韓国アイドル&teamのNicholas推し🐈


1つの製品ができるまでのスケジュール

〜化粧品の場合〜

1つの製品が販売されるまでには、1年以上かかります。担当者は、複数商品を同時進行で受け持っています。

1.分析・企画

まずは作りたいと思ったものを分析します。
例えば代表的な業界環境分析手法は3C分析。

3Cとは、「Customer(市場・顧客)、Competitor(競合)、Company(自社)」の3つの頭文字を取ったものです。

私が初めによくイメージするのは、次の2つです。
・ターゲットに選んでもらえるか
・ターゲットの興味を惹きつけられるか
※ターゲットのトレンド≒市場のトレンド(決してイコールではない)

大事にしていることは、
[妥協せず作り上げる]×[最適なタイミングで発売する]
この掛け合わせです。

ーQ.企画承認が下りるまでは大変ですか?
はい。自分では多角的な視点で企画しているつもりでも、どうしても視点の不足があります。
この選択が最善なのかと、視点を補いながら仮説を検証する。懸念点を潰しながら、何度も検証を繰り返して最終的に決定します。

この検証を繰り返す工程が、自分を成長させているという実感があります。
ドラマでよくあるような「企画を出す→ボツ」という単純なものではなく、より良くするための過程と捉えているので不毛感がありません。

また行き詰まった時は視野が狭くなっているときなので、俯瞰で見たり頭を整理したり、先輩に相談をすることが多いです。

★アガるポイント
作りたい製品の企画書が出来た!
この製品の完成を実現させるぞ!と気合が入ります。

2.OEM企業との折衝・スケジュール決定

OEM:「Original Equipment Manufacturing(Manufacturer)」を略した言葉で、他社ブランドの製品を製造することやその企業を指します。JIMOSは製造工場を持たず、OEM企業様に製造を委託しています。

「こんな製品を作りたい。この成分が入れられないか。」と、その商材が得意そうな複数のOEM企業様に相談し、ご提案いただきます。
次のフェーズ「処方決定」で、それぞれの処方を比較検討し、最終的に1社に決定します。
複数の企業様からのご提案を比較検討できるため、JIMOSが委託企業であることのメリットを感じています。

またOEM企業様との折衝は、製品開発チームとの2人3脚です。製品開発担当と連携して、販売時期の目安とそれまでのスケジュールを決定。製品完成まで共に走り抜きます!

製品開発のBさんは、いつも私の勢いを受け止めてくれ、とても頼れる方です!

3.処方決定

いよいよ中身(バルク)を決めていきます!
どんな効果?肌触り?色?香り?

自分で何度も試したり、ターゲットに近い社内外のモニターに協力を仰いだりして、何度も何度も改良を重ねます。
思うような処方にならない場合は、OEM様と相談しながら原因を洗い出し、要素を変更することで解決できないか、手を尽くします。

また同時に、各種試験も外部機関に依頼します。UV系商品のSPF試験や、アレルギー・抗シワ試験などがあります。

ちょうど今開発している製品の話ですが、「効果は高く出来た。でも使用感が思うようにならない。」という問題に直面しています。(トレードオフ)
使用感が良くない原因は、必要以上に配合されているオイルの量だということが分かり、量を少なくする・オイルの種類を減らすなどの改良依頼を行いました。

全ての理想を叶えることの難しさがあり、ここは腕の見せどころです!

何種ものサンプルから選定していきます。

★アガるポイント
自分がこの手で、この世にたった一つのバルクを作り上げた!!


4.デザイン決定

容器や化粧箱のデザインを決定します。
デザイナー様から提案される中から選定するので、自分でデザインが出来なくても大丈夫。

製品の特徴をいかに視覚情報で印象付けられるかが重要です。
例えば、「肌に優しくて、塗るとひんやりする」
という商品の特徴を、どのようなデザインで伝えますか?

デザイン選定には、ただ部内協議等で決定するのではなく、それぞれのデザインを多角的に評価し、優先すべき軸に最も適しているものを選定します。
最終的には根拠に基づいた企画者の強い意思が必要な場合もあるので、自分のイチオシを念頭に置いた上で協議するようにしています。

また、欠かせない要素が「お客様にとって」分かりやすく使いやすいデザイン・表記になっているかという点です。
これを検討する際に活きてくるのが、コンタクトセンターで多くのお客様と直接お話をした経験です。その製品を手に取るお客様が目に浮かぶからこそ、カタチに出来るものがあると思っています。

★アガるポイント
完成した実物を手に取った瞬間!
想像上だったものがカタチになった・・・!

5.価格決定、販売促進

価格決定にあたっては、市場動向、社内状況、消費者目線での適正価格、原価率など様々な要素を鑑みて検討します。

また、製品は「作って終わり」ではありません。今度は販促担当とペアで密に連携を取り、どうやってお客様の目に留めてもらえるか、どうやったら製品の魅力がより伝わるか戦略を練ります。
例えば高級感のある製品の撮影では、どこを光らせてかっこよく撮影するかにこだわりました。

<<発売>>
Hさん「店頭に並んでいる商品を見た時は感動して、つい声が出ました。
お客様から”こんな良い製品を作ってくれてありがとう”、”こんな製品を待っていました!”というお声が上がった時は、この仕事をやっていてよかったと思います。」

製品が出来るまでの大きな流れはイメージ出来ましたか?
お客様のことを想い、こだわり抜いて唯一無二のものを作り上げている様子を感じていただけたかと思います。

それでは続いて、日々どのように業務を進行しているのか、後輩になったつもりで見ていきましょう!


製品担当者の1日のスケジュール

ー9:00  メール・タスクチェック

Hさんのデスク
JIMOSはタスク・備忘の登録をはじめ、Outlook予定表をフル活用する方が多いです。

この週は割と予定が多い方です。
私は手帳・付箋は使わずにオンラインでタスク管理をしています。

ー10:00  社内ミーティング
会議名:お客様のお声を拾うミーティング
参加者:製品企画チーム、品質管理部

社内コンタクトセンターから共有される、お客様の生のお声を定期的に確認し、すぐに対応・改善します。

改善要望を実現した例としては、
回して開けるタイプの蓋を、ワンタッチで開けられるように変更しました。
他にも製品リニューアル時などに様々な改善を検討しています。
ターゲットマーケティングを行うにあたっての情報を、お客様から直接頂けることに、JIMOSの優位性を感じています。

ー12:00  ランチ
週に1日はお弁当を作っています。社内の休憩室が過ごしやすくてお気に入り。
また会社の近くにはランチが出来る美味しいお店が多いので、仲の良いメンバーや他部署メンバーと食べに行き交流を深めています。
私のオススメは「藤屋」さんの海鮮丼です🍣


ー13:00  処方検討の作業時間
今私は2つの製品の企画を進行しています。
製品A:処方段階
製品B:デザイン段階

この時間は、製品Aのサンプル品を数名にモニタリング(試用)していただいたので、モニターアンケートの結果を分析しています。
もっと肌馴染みが良く、基剤臭(原料の臭い)がしない処方にしようと試行錯誤中です。

ー16:00  社外ミーティング
製品Bについて、自分のイメージを企画書にしたので、デザイナー様と打ち合わせを行います。

[ブランドルール・色数等の条件]と[自分の希望]を掛け合わせ、よりよいデザインになるよう丁寧にすり合わせます。

ー17:00  資料作成・タスク整理
本日の振り返りや残タスク整理、
また社内向けの商品研修資料(データ・動画)、商品マニュアルを作成します。商品の魅力や注意事項がより伝わりやすいようにブラッシュアップしています。

ー18:42  退勤
「キリの良いところまでやりたい」と集中していたら18:42退勤になりました。

<JIMOS情報>
JIMOSでは1分単位で残業時間を計算しています。

ーQ.今日帰ったら何をして過ごすんですか?
スーパーに寄って、コロッケを作って、録画したバラエティ番組を見ます!平凡ですみません(笑)心身ともにOFFになる時間と、睡眠時間を大事にしています。
仲のいい同僚と飲みに行くことも多いです。


製品企画に興味がある方へメッセージ

製品企画はブランドの核となる部署なので、1つ1つが責任の大きい業務です。その分、商品が出来上がった時の達成感はとても大きいです!
JIMOSの社員は、思い描くものをどうにかして叶えようとしてくれる、ちょっとしたことでも一緒になって親身に考えてくれる、大変心強い方々ばかりです。
「自分の思い描くものをカタチにしてみたい」「自分の手で誰かの生活を豊かにする実感がほしい」という方はぜひお待ちしております^ ^


【最後に】
いかがでしたか?
今回は、製品が出来るまでの流れと、製品企画担当の1日の業務内容をお届けしました。

プレッシャーも多く大変な業務ではありますが、Hさんはオンオフを上手に切り分けて楽しみながらお仕事されている姿が素敵ですね!

今までなかなか実務のイメージが出来なかったという方の参考になれば幸いです。

次回の更新もお楽しみに🌷



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