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20歳で起業して分かった。知識と魅力にだけ人は縛られる。

ハタチで起業して早4年。

防衛大に居てそれまでビジネスとは縁遠い人生を歩んでいたがビジネスの面白さに取り憑かれるように起業決意した2016年の夏。

当初は実店舗とインターネット販売の価格差から利益を得る所謂「せどり」を行っていた。

しかし我流では利益が出ず、ある程度持ち合わせている英語力と競合の少なさから、海外から商品を輸入して国内で販売するビジネスモデルへ変更した。

そこで得たお金から農業事業へ出資などキャッシュポイントの多角化も図っていた。

私自身は四半期ごとで見ていたが、良く物販の尺度として用いられる「月商」でいうと1100万、「粗利」でいうと400万程度と表現すると規模感は伝わるであろうか。

2019年に輸入事業及び農業事業は見切りをつけて次はアマゾン販売事業者向けのサービスを開発・提供する組織へ移行した。

個人的にはお金への執着心や周囲から認められたいという承認欲求は少ない方であると認識しており、価値を提供する「ビジネス」の面白さにどハマりしている現状だ。

24歳になった今、思い描いた理想の出来とは程遠いが、もし若干20歳で起業した(を考えている)同じ境遇の人に何か伝われば冥利に尽きる。

以下、3つが特に気をつけている事項である。

1.知識と魅力にだけ人は縛られる

もしお金があると人を自由に操れると考えているならば、今すぐにその幻想を捨てたほうが良い。

特に起業したて。労力のかかる作業、不得意な作業を任せるため雇用(外注)する組織編成の第一ステップでお金を渡すと如何にも人が付いてきている気がする。

それは違う。

お金は対価で組織編成するための必要条件である。十分に条件を満たすためには知識魅力が必須である。

よく「学歴不要論」が話題に上がっているが、あれは企業側が短い面接期間にて的確な判断のために学歴が存在するだけであって起業思考の人間は無視して良い議題である。

学歴は無くとも知識は必要。知識の涵養に努めて来た人は多面的に物事を見れるだけで無く、魅力にも繋がる。懐疑的に思う人も居ると思うが、歳を重ねれば重ねるほど知識を持った人の魅力に気付いていくはずだ。

また他人より人生経験が豊富な人も魅力的である。匙を投げたいほどの挫折や耐えがたい苦痛、何事にも変えにくい達成感を得た経験が1つでもあれば魅力に繋がる。

お金ではなく、知識と魅力にだけ人は縛られるのである。

かなり上から目線になっているが、私自身も完璧な人間ではないし知識と魅力を会得しようとしている1人である。


2.稼ぎ方より使い方

※ここでは会社のお金ではなくプライベートマネーを指す。

お金の使い方は人間性が出る。

私は「自己には躊躇して、他人には躊躇なく」お金を使っている。綺麗事かもしれないが、誰か新しいことを挑戦する時、困っていた時、一度トライしてみて欲しい。意外と難しいお金の使い方である。

欲求階層などで語るシケたことはしないが、1つ理解したのは「他人のために躊躇なくお金を使う」という事は悪い使い方ではない事である。無論良い使い方であるとはまだ分かっていないが。

ただし、他人にお金を使った事で恩を売ったなどは考えるべきではない。受けた恩は忘れずに返すべきだが、与えた恩など覚えておくだけ無駄である。与えた恩は憎悪に変わるとエネルギーが巨大化するので短い人生では覚えておくのは不必要である。


3.4割の労力で働く

何事もそうであるが続けなければ意味がない。ビジネスでも瞬間的にお金を稼いでも全く意味をなさない。

そこで私はビジネスを継続的するために4割ほどの労力で取り組んでいる。矛盾しているようだが「4割の労力」で「10割の成果」を求めることが最適解であると考えているし、疲弊して成果を得ると続かないことは明白であると社内でも共有している。

楽して儲ける事は出来ないが、労力を割かずに成果を出す事はできる。

重要なのは「思考」である。

どうすれば最短で納品出来るか、どうすれば最小限で開発出来るか、どうすれば労力を割かずにお客様の満足度を高める仕組みを作れるのか。

常に考える癖をつけておくと限られたリソースで最大の結果を得る事が出来る。気張りすぎず、どう労力を抑えられるか考える事でビジネスを続けることが出来るだろう。


一回の人生。起業の道を選んだならばビジネスライフを謳歌しよう。

Good Luck!!


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