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ユニクロとワークマンとpatagonia

最近、めっきり服を買わなくなった。
年のせいもあるだろうし、このご時世も相まって。
世界的にアパレル・ファッション業界の売上減退は容易に想像ができる。

これからは、モノより体験の時代だとか言われているけど、〇〇を買うために頑張る!というのは、なんかいいなと思う。

12月から週末も休んでないし、正月休みも返上しているので、ちょっといいものを買いたい欲求がでてきた。そこで長い葛藤を経て、前々から欲しかったpatagoniaのレトロXというフリースの購入を決意。
葛藤の中には、ユニクロや、ワークマンのフリースでいいじゃん的な要素が高く、30,000円オーバーのフリースを着る意味や、コストパフォーマンス的なことを考えていた。

そこでpatagoniaのウェブサイトを見てみると「WORN WEAR」というコンテンツが。
そこには、「 新品よりもずっといい」とか「買うことは減らし、求めることは増やす」とか書いてある。要はリペアやリメイクしながら長く着よう。というもの。
衝撃である。服やギアを売るメーカーが「買わないほうがいいよ」と言っている。
もともと、patagoniaは地球環境やサスティナブルにコミットしている企業ではあったけどここまで言うかと。
ほぼ永久に修理をする(有料)し、なんなら修理のやり方を公開している。
着古した、やれた、服ってかっこいいよね。ってことも言っている。

そしてpatagoniaのフリースを買おうと決意が固まった。
ユニクロやワークマンでは得られない満足感を買おうと。
この先、10年いや30年着られるフリースを買おうと。

そしてこれはオンラインショッピングではなくリアル店舗で買おうと
閑散としているであろうお店に行き、少しでも経済を回そうと。
意気揚々と、お店に行くと「レトロXはありません。入荷の予定もありません。」と。
ですよね、patagoniaはシーズン前に買うものですよね。。。

失敗したなと思いながら店内をフラフラとしているとpatagoniaコーナーできれいなブラウン色の「イスマス・ジャケット」なるものに目が留まる。あぁ、この色いいな、普段着ない色だなと思いながら試着をすると、なんかいいぞ、これは出会いだ!ということでそのJKTを購入。
あぁ、この体験はオンラインショッピングではありえない感じのやつだ。
こんな感じで買った服が気がついたら10年選手とかになってるんだよな。うんうん、いい買い物した。

あれ、これってもしかして「体験」を買ってる?patagoniaさん、ここまで見越してのマーケティングですか?

少なくとも僕は、地球環境のために消費行動を変化させました。
服やモノを買う目的に、消費行動だけじゃない〇〇がプラスされる仕組みがこれからの主流になってくる気がする。今回で言えば「NORTH FACEではなくpatagoniaを買うこうとでの地球環境への貢献」たとえば「〇〇〇を買うと〇〇〇が助かる」とか。
TWENTYも何か考えよう。みなさん、いいアイディアあればご教授ください!

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