ブログ再開&AP部門のお話

このnoteを開いてくださりありがとうございます。オフストリングプレイヤーの齋藤仁です。

実は2年ほど前にもブログをやっていたのですが、今回形を変えて色々書かせていただきます。書きたいことができたら書くぐらいのノリでやるので暇があったら見てくれると幸いです。

とりあえず、ヨーヨー関連以外のフォロワーさんのために軽く自己紹介を載せておきます。

僕は2010年の第3期ハイパーヨーヨーをきっかけにヨーヨーを始めて、2年くらいブランクを置いてから復帰したので実質今は7年目くらいになります。2017年のEJ-A(関東地区大会)から大会に出てます。当時は2A)ダブルハンド)プレイヤーだったのですがその年のJN(全国大会)で4A(オフストリング)も出場し、今年からは本格的に4Aに転向しました。現在は「パフォーマンスサークル TRYCUBE」に所属して練習させて頂いています。

まだ目立った結果は出せていないのですが、先日のJNではAP部門(芸術部門)というエキシビション部門で優勝を頂きました。

まだまだ未熟者ではありますがどうかこれからもよろしくお願いします。


さて、ここからが今回の本題です。僕が先日のAPに出場するに至った経緯や演技の解説をしていきたいと思います。

僕の演技を見てないと言う方は一度見ていただけると幸いです! https://youtu.be/fFybJbYyDCY


【出場の経緯】

実はこの演技、最初はAPのために作ってたわけではありませんでした。僕の大学で音楽祭という大きいホールで演奏や合唱、さらには音楽に合わせたステージパフォーマンスができるイベントがあり、それに向けた演技でした。「せっかくの音楽祭だし、オシャレなホールでやるならいつもと違う演技を作ろう」という単純な考えで、過去に5Aの選手が使用していたフリーホラーゲーム“ib”の曲を使うことにしました。そう思い立ったのがGW前くらいで、本当に軽いノリからのスタートでした。

5月に入り、JNのエントリーがスタートした時期の話です。例年通りA部門のエントリーをしようとホームページを見たところ、今年もAP部門が開催されることを知りました(去年から存在していた部門ですが、通過者がいなかったため存在を忘れていました)

この時の僕のはもう一つぼんやりとやりたい事がありました。僕は高校時代、演劇部に所属していて、その時からヨーヨーと演劇を合わせた演技をやってみたいな〜と思っていました(過去の世界大会でも前例があり、その演技にすごい憧れを抱いていました。今でもよく見ます)APがせっかく開催されるなら出てみようと思い、何をやろうかな〜と考えていた矢先に「音楽祭の演技にストーリーを付けたら面白いんじゃね?」と言う発想に至りました。そこから、僕のJNはスタートしました。

サークルや空きコマを使ってストーリー作成、主人公の設定、ヨーヨーをどう使うかを考えて演技を組み、先輩から演出のアドバイスを頂きながら(実は今回の演技は僕1人で組んだわけではなく、演出をつけてもらいつつ作っていました。本当に感謝です)予選ビデオ提出に向けて完成度を高めようとしていました。

結果無事に提出、予選通過をすることができて本当に嬉しかったです。


【ストーリー解説】※ネタバレします

さて、ツイッターやインスタにもちょっと書きMCの方にも言っていただいたのですが、今回の舞台設定は美術館です(そこの所は元のゲーム通りにしました)主人公はその美術館に展示されている『孤独な大道芸人』という作品名の石像と言う設定です(本当はゲルテナ作品にしたかった)

物語は、その石像に命が吹き込まれる所から始まります。石像という運命から、自由に動かせる体やずっと手に持っていただけのヨーヨーを操れることに驚きを感じます。最初は不慣れなヨーヨーの動きですが、次第にトランポリンなどの技が出来るようになり、喜びを感じ動きが堂々としていきます。

物語中盤、オービット系の技をやり始める彼の中には楽しいという感情でいっぱいでした。ヨーヨーの動きも慣れてきて、更に自由に動かせる身体を持った彼は“自分のパフォーマンスを誰かに見せたい“と思い始めるようになりました。そうして彼は大道芸人としての自分を人に見せはじめます。

終盤、難しい技をたくさんできるようになった彼は、音楽に合わせてパフォーマンスを始めました。技を決めきった彼は拍手を求めて前を向きました。しかし、美術館の中には誰もいない。誰も自分を見てくれる人はいなかったのです(演技前MCの方を通してお静かに見ていただくようお願いしたのはこの設定を守りたかったからです)

その現実に、彼の心は押しつぶされそうになりました。楽しいはずのヨーヨーが楽しくない、自由になった身体も意味がない。そうして彼は自らのあるべき姿『孤独な大道芸人の石像』へと戻ったのです。


以上が今回の演技のストーリーです。如何でしたでしょうか。

あの構成を組む上で身体の動きだけではなくヨーヨーの技の順番の意味もちゃんと考えていました。最後ミスもありつつストーリーラインを崩さずにできたと思います。ですが、僕の力量不足もありこのストーリーがあの演技では伝えきれなかった部分もありました。今後の課題として受け止めていきます。


【最後に】

さて、何回か言いましたが僕はこれで全国チャンピオンになったわけではありません。AP部門はあくまでもエキシビション部門なので。

しかしながら、この演技はA部門と同じくらいの気持ちで練習もしてきたし時間もいっぱいかけてきたので、今回予選通過できたこと、あの大きな舞台で演技できたことを大変嬉しく思ってます。

もちろん、僕の最終目標はA部門で受賞することや大きなタイトルを取ることです。しかし、AP部門をやってみて得られたこともたくさんあったので、来年も絶対出たいと思います。「競技としてのヨーヨー」と「演技としてのヨーヨー」のどちらともスキルを上げて、来年はどちらとも更に良い物が作れるように精進します。いずれは世界レベルで戦える様にしたいです。

下手な文章でしたが最後まで読んでいただきありがとうございました。演技に関してご意見やご不明点がありましたら是非僕の方までよろしくお願いします。

本当にありがとうございました。

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