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楽天ファンが今こそ振り返りたい、2012年に学ぶ”再建期シーズン”の楽しみ方

こんばんは、ジンです。

ベテランが次々放出され”再建期”とも取れるオフを過ごしている楽天イーグルス、最近はすでに「来年は最下位予想なのでは・・・」との声もちらほら聞こえてくるようになりました。

そこで、今こそ振り返りたい、同じく”再建期””ダントツ最下位予想”だった2012シーズンを参考に、2024シーズンの楽しみ方を提案していければなと思います

島内、岡島、銀次、美馬、辛島・・・10年戦える選手が次々出てきた2012シーズンは、ダントツの最下位予想&手抜き補強だった

楽天イーグルスはご存知の通り、FAの松井選手の他、ここ数シーズンレギュラーとして活躍した炭谷選手、西川選手、ベテランの銀次選手、塩見選手など多くのベテラン選手を放出しました。

ここで、2012年を振り返ると同じように岩隈選手山﨑選手といった2005年〜2011年まで一時代を築いたを主力が放出されました。

そして、オフの補強は噂されていたウィリーモーペーニャをソフトバンクに獲得され、フェルナンデス、テレーロなど年俸3000万〜4000万の格安助っ人を補強するに留めました。

その時の順位予想がこちらになります

日刊やきう速報より引用

まさにぶっちぎりの最下位予想でした。
今でこそ神格化されている星野監督ですが、この当時はかなり逆風に晒されていた印象があります。

僕はなんとなく楽天の2024シーズンにすごく重なってしまうんですよね(笑)

実際のシーズンはどうだったかというと

一軍実績のなかった銀次が24歳にして規定で.280 4本の成績を残し、のちに2023年の引退まで活躍し続ける主力選手になったほか、前年ルーキーリリーフとして活躍した美馬が3.08 8勝 154.2回と先発としてイニングイーターとして定着、辛島も先発に転向し8勝、シーズン途中にトレード加入の藤田がレギュラーとして定着、ルーキーの岡島島内も100打席立ちそれぞれ.258、.299と翌年につながる爪痕を残しました。

このように少なくともその後5年、10年と活躍する輩出した影の黄金シーズンであり、2013の優勝に繋がる土台を作った、楽天に取って最も重要なシーズンの一つであると言え、結果も優勝候補だったソフトバンクと最後まで3位争いをし、5割の4位に落ち着くなど大健闘をしたのが2012シーズンだったわけです。

中でも美馬の「先発転向」や「二軍で無双しながら、出番がなく燻っていた」銀次の台頭など、今の選手に重なるような面もあるように思えます。

また、僕の2012シーズンの感想としては「楽天イーグルスを見てきた中で、一番面白いシーズン」だったとハッキリ言えます。まず、2013に繋がる主力選手が次々に台頭してきたシーズンでしたし、巨大戦力を誇るソフトバンクと競る姿は”下剋上”の気配もありましたし、若手が活躍するシーズンが一番面白いという僕の感性は2012の原体験をもとに培われたといっても過言ではありません。

2024年も、「二軍で結果を残し続けながら、燻っている黒川武藤安田、「中継ぎから先発に転向するなど、2012年に重なる面が非常に多くあり、また辛島のように思わぬ若手が台頭するのではないかな?といった期待もあります。

 今シーズンのように「あえてベテランを放出する」といったムーヴは非常に重要で、来シーズンに若手が出て来れるかにかかっていると思いますので、例え、解説者に最下位予想されたとしても、意外と面白いシーズンになると言うことは往々にしてあるので、今挙がった名前以外にも新戦力が出ることを期待しつつ、皆さんで来シーズンを楽しみにしましょう!


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