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【剥がれない塗装】プライマーを使って、ガンプラの軟質パーツに塗装する方法

ガンプラを作っていると、なかなか塗料が定着しないパーツに出会うことってありますよね。

軟質パーツ」や「ポリキャップ」、「金属パーツ」などがそれに当てはまります。

~塗料が剥がれやすいパーツ~
・軟質パーツ
・ポリキャップパーツ
・メタルパーツ


今回は、このような 塗装剥げ を防ぐための「下地(プライマー)塗装」を紹介していきます。


■ 本日の主役「マルチプライマー」

今回、「下地」として用いる塗料は、こちらの「マルチプライマー」です。

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プライマー というのは、パーツに塗料をきちんと食いつかせて、剥がれないようにするためのものです。

こちらの商品は、 薄めずにそのまま使うことができて、薄く、サッと塗るだけで良いので、もの凄く便利な一品です。


今回は、こちらのプライマーを使って、「HGUCグフ(revive版)」の軟質パーツに塗料を乗せていきたいと思います。

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HGのジオン系キットの動力パイプなどは、説明書に曲げるように指示があったりするので、塗膜が剥がれやすいんですよね。

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さらに、グフ特有のヒートロッドなんかは、「自由自在に曲げることができる」というのが売りなので、そのまま塗装したら、間違いなく剥がれまくり。

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ということで、実際に、これらの軟質パーツに「プライマー塗装」をやってみましょう!!


■ マルチプライマーの使い方

「マルチプライマー」の使い方は、商品の後ろ側にも記載されていますが、わかりやすく写真付きで解説していきます。

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先ほども書きましたが、こちらの商品は希釈不要で、そのままエアブラシで塗装することができます。

ということで、スポイトを使って、エアブラシのカップに移していきます。

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この通り、色は無色透明ですが、独特な臭いがするので、使用する際は、換気は十分にした方がいいと思います!!

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これをムラが出ないように、なるべく薄くパーツ全体に吹いていきます。

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ちなみに、吹き付ける前にパーツ表面の「皮脂」や「ホコリ」などを取り除いておくと、より正確に塗料が定着すると思われます。


ということで、すべての軟質パーツにプライマーを塗装しました。

乾燥時間に関しては、15~20分 とのことなので、乾くまで「乾燥ブース」等で放置しましょう。

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30分ほどが経過した後に、パーツ表面を触ってみたところ、少しベタついていました。

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これが、マルチプライマーの主成分である「ミッチャクロン」によるベタつきなのでしょうか。

(※本来は触らない方が良いです。)


ちなみに、エアブラシ内部もかなりベタベタになるので、入念に「ツールウォッシュ」などの強力な溶剤で掃除しましょう。


このような少々ベタベタしている状態で、「次の塗装OK」という合図らしいので、いよいよ本塗装に移っていきます。

下手に時間をあけてしまうと、空気中のホコリなどが付着してしまう可能性もあるので。


今回は、クレオスの「黒サフ」でサフ塗装をしていきます。

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黒サフを塗った後の状態がこちら。

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まぁ、塗装感はいつもと変わらずで、普段と変わらずに、塗装することができました。


それでは、「黒サフ」が乾燥したので、試しにパーツを曲げてみましょう!!

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なんと、これだけヒートロッドを曲げても、全く塗膜は剥がれませんでした!!

ひび割れ」なども起こりませんでしたよ!!(神)


サフは上手く塗料が乗ったものの、この上から重ねて塗装しても剥がれないのか不安だったので、

続いては、サフの上に本塗装をしてみました!!

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クレオスの「ニュートラルグレー」をベタ塗りしてみました。


さて、重ね塗りしても塗料が剥がれないのか、いざ曲げて検証してみましょう!!

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なんと!!全く剥がれる様子はありませんでした!!

~検証結果~
マルチプライマーは「重ね塗り」をしても、塗装が剥がれることはありませんでした!!


ということで、最後に、完成した「HGUCグフ」の写真も載せておきます。

く

このように、「マルチプライマー」を使ったおかげで、「ヒートロッドを自由自在に曲げたポージング」が可能になりました!!


■ まとめ

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


今回は、ガイアノーツ「マルチプライマー」を使用して、剥がれないための「下地(プライマー)塗装」を行っていきました。

今回のグフのような軟質パーツだけでなく、「ポリキャップ」や「金属パーツ」などの塗装にも使えます。

塗料が剥がれてお困りの方は、ぜひ「マルチプライマー」を試してみては!!


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