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手に荷物をもつと雨の日には混んだ電車に乗りにくい:これまでどうしていたかなかなか思いだせない


はじめに

 数日前、荷物がすくなかったのでひごろ使っていなかった革製の手もちバック(クラッチバック)にちまちましたものを入れてそとの会合にむかった。

最近ようやく用心しつつもこうした会合にでかけられるように。そとにでるとどんよりとした低い雲がたちこめていた。梅雨のさなかなのに3時間程度だからとかさをもたずにでかけた。

つり革につかまりつつふと思った。雨で両手がふさがったまま電車にのるとどうしていただろう、つり革につかまれないけれど。昨今の状況にどっぷりつかった数年間。以前はどうしていたのか思いだせない。

きょうはそんな話。

昨今の状況で

 ここ20年ほど、肩ひものあるコンパクトなかばんを外出時にいつも携えていた。もちはじめるきっかけはちょうど海外に出かけるタイミングだった。これならば手があきやすい。カメラをかまえたり、ものにつかまったり、買いものしたりしやすい。

それ以前はどうしていたか。電車での通勤では手さげかばんだった。当時の写真からもそんなようすがみてとれる。

さて数日前のこと。2時間ていどだからと職場から会合の場へ。電車で中心市街地の会場にむかう。梅雨のさなかにもかかわらずその日にかぎってかさがなかった。やむをえずそのまま職場を出た。電車をまつあいだも空もようが気になる。そんなにくらくないがどんよりとした雲がたちこめる。

クールビズのポロシャツ姿なので電車をつかうためのカードは胸ポケットへしまえる。片手でかざすだけで利用できる。その点は取っ手のないかばん(クラッチバック)をかかえていてもなんとかなる。このあいだへやの整理をしていてでてきたかばん。どうやって入手したかおぼえていない。つかわないともったいないと皮革クリームでメンテナンス。

携えたクラッチバック

雨の日は…

 中心市街地に電車がむかうにつれて混みはじめ、すぐに満員に。つかまる場所を確保しないとゆれに対応できない。そのときふと思った。片手にかばんでいまのところはつり革も確保できけれど…。
 ー雨の日に電車はどうしていただろう。これじゃあつかまれないはずー。

たしかにそう。ぬれたかさをもち混雑した電車に乗る。かばんとかさで両手がふさがっている。はてどうやってつかまり、定期券をどうやってみせたか思いだせない。想像すらできない。昨今の状況がつづいて乗る機会のなかった電車。つかいかたがあたまから消えうせている。

さらにべつの理由

 このところ公共交通機関でのマナーがいろいろと気になる。ひところ肩かけかばんやリュックをながくつかっていた。ノートPCやマイボトルなどをいれるとけっこうカバンのなかみがふくれる。これを肩にしょい電車のつり革につかまる。

混雑すると通路をじゃましかねないので頭上のたなにのせるか、前にしょいなおすか、かかえてもつ。はて、こうしたときにはぬれたかさをどうしたか。足もとは雨でぬれていてかばんは置けない。そもそも足もとはじゃまになりかねない。混雑に合わせて移動するので頭上の棚にも置きにくい。やっぱりおもいだせない。

おわりに

 通常はやりすごせることが雨になるととたんにやっかいに。ふだんなにげなくできていたはずの行動のひとつひとつができない。はてどうしたものかと会合の帰りに思った。

車をつかわないときはやっぱり肩かけかばんを活用するしかないかと今回きりになりそうな手もとのかばんを見つつ思った。

(タイトル写真は大家さんちのねこちゃん)


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