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わりと快適にうごいているPCだが1年半ですでに4つのランクの上から3番目


はじめに

 この記事の入力につかっているPC。購入からほぼ1年半ちかくになる。ほぼ毎日つかう。これまでハードウェア上で気になるトラブルはなく安定している。

これまで入手した機種は保証期間をすぎるころからいろいろとおこりがち。これは経験上おりこみずみ。今回は購入から3年を目標としてちょうどおりかえし地点。これまで以上にメンテナンスしているつもり。PCとのかかわりを中心にとりあげ概観したい。

きょうはそんな話。

印象のごくうすい…

 かれこれPCをつかいはじめて30年になる。いまのノートPCで9台め。平均すると3年。こんなものかなと思う。なかには購入から1週間であきらめた機種(デスクトップ)も。新品としてとどいた翌日からトラブル。

再起動や強制終了をせざるをえないトラブルがつづいた。とくに衝撃をあたえたなどおもいあたる行動はない。1週間でたちあがらなくなった。これでできたしごとはまったくないまま。もちろん保証期間中なのですぐに修理を依頼。

もどってきたハードディスクの一部はすでにつかえなくなり、ほかにも作動のおかしなところが複数あった。リスクが高すぎるためにあきらめて廃棄処分に。しごとにならず論外ですぐに別機種を購入した。

危惧するとおこる

 印象深いPCがある。こちらもディスクトップ。いまのひとつまえのしごと場で昭和の高度成長期のたてもの。大家さんから雨もりの話を聞いて気になり、借り主の立場だったが許可を得て自腹で業者さんにトイレと屋根の修理を依頼した。

修理が完了。比較的スペースをひろくとれたのでどこに何をおいてもよかった。そのうえでもっともだいじょうぶと判断したへやの一角につくえを置き、PCをすえた。

ここは窓際の昼間の外からの採光の容易な北側のまどぎわ。日光は直接入ってこず、やわらかな光は目にやさしい。休憩用のソファーはすぐよこ。それなりに作業効率といごこちのいい仕事場にできたはずだった。

ところがある日の大雨の翌日。仕事場のドアをあけると目が点になった。いま見ているのは現実ではないと思った。

床の一部が水浸し。机のうえもおなじ。どこからきた水だろうと室内を見わたしふと見上げた。天井のところどころに濡れたしみ。そしてポタポタとあらたなしずく。外は青空。時間差でまだ落ちてくるらしい。再度つくえの上を見る。あってほしくないことはまさに起こるべくして起こるもの。

ディスクトップPCへ向かい直上からいまもしずくが垂れつづけている。まさにねらいすましたようにPCへむかい、はじけとんでいる。まさか内部まで侵入していないだろうと超楽観的な一縷ののぞみはそれから数十分のちにあっけなく潰えた。

それからがたいへん。まずはPCをしずくの真下から移動。机の水をぞうきんで吸わせてバケツに移し、垂れてくるしずくを受ける容器をあちらこちらに置いていく。つぎは床。たくさんある本棚に一滴の水もたれていなかったのは不幸中のさいわい。これだけですいぶんちがう。

一縷ののぞみ

 ようやく水滴のしずくの落下はおわり、室内をかたづけてもっとも漏る個所の屋根かわらの位置を調整、修理をふたたび手配してさてPC。自宅からここにしごと場を移したタイミングであらたに購入したばかり。うごきの悪くなった中古PCからファイルを移してまもないころだった。

よりにもよってPC上にねらいすましたように天井から水がしたたるなんて想像しなかった。屋根の修理と点検はプロの目で済んだはずにもかかわらず。見通しが甘かった。

本体のケースをあけておそるおそる水をとりのぞく作業が待っていた。本体を立ててつかっていたのがさいわいし、基板上に見るかぎり水滴はごくわずかしかついていなかった。その一方で本体の底板には5ミリほど水がたまっていた。

おそらくダメだろうと覚悟はきめていたが、もしかしたらの可能性にかけてみようと綿棒などでたんねんに水滴をとった。ドライヤーの冷たい風をすみずみまであてた。そののち1昼夜にわたり扇風機をあてた。念には念をいれてそれから1週間のあいだ風とおしのいい室内でかわかした。もちろんもとの中古PCでしごとをつづけた。

おわりに

 雨もりで底板にたまった水をバケツに移して1週間後。見たところPC内部は乾いてみえる。十中八九いやそれ以上にもうこのPCはうごかないだろうなと思いつつ。いやこれだけ念をいれたのだからの両極端の思いが交錯。スイッチのボタンをそっと押す。

まずはパイロットランプが灯り、そして内部で聞きおぼえのあるおなじみのファンの稼働音。カチカチいいはじめた。「まさか…。」と口をついて出た。なんなくモニタ上にはいつもの初期画面、つづいて見おぼえのあるファイルたち。じんわりきた。

こんな経験はそんなにない。世のなかには屈強なPCがあるもんだと知った。15年まえのこと。じつはこの起死回生の機械、いまだに職場のバックアップ用の教材置き場としてネットにはつなげずに健気に働いている。信じられないほど長寿命。

先日、ひさしぶりに家電販売店でずらりとならぶPCを見た。わたしのPCにのっかているRYZEN7のCPUはすでにまえの世代のもの。量販店の店さきには表で4つにわけてRYZENとIntelの両者について、性能のちがいをパネルで示していた。

わたしの型番はというと、4つにわけたうちの下から2番め。購入した当初はノートPCではおそらくそこそこサクサクうごくほうだと満足していた。いまや量販店のPCとくらべると廉価な部類。

いまもって遜色なくつかえているが、用途がちがうとそうでもなくなるときのう知ったばかり。一例は複数のモニターをつないでつかうとき。うごきはとたんにぎこちなくなる。もはや対応できていない。時代はすでに一歩もニ歩もさきへすすんでいる。PCの性能アップに舌をまいた。


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