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住みはじめた街ともとの中山間地では行動半径に大きなちがいがありそう




はじめに

 きょうは10月最初の日曜日。ひさびさの休日。あさごはんをたべおわり運動不足のたしにするべく川ぞいまで散歩しようと思っていたら出るまえに小雨がふりはじめた。空を見あげると日中の回復は望めそうにない。いまだ運動のきっかけがつかめていない。

街にひっこしして2か月。ここでの生活でふだん徒歩で行動する範囲にちがいをかんじている。

きょうはそんな話。

じぶんのエリアで

 おなじ市内でありながら2番めにおおきな街のターミナル駅そばの賃貸マンションにひっこしした。

駅のまわりは商店がたちならび、学校が点在する文教地区。登下校時間にそれらの学校の生徒たちであふれる。このあたりはこのところの再開発でみちがえるようになった。快適にすごせるあらたな飲食店はあかるいたたずまい。以前のうらさびれた場末の雰囲気をみじんもかんじない。

さまがわりの風景

 ここ数年の変貌ぶりは以前からこの街を知るヒトにはおどろきだろう。かなり前から行き来しているが、あまりの変わりように正直ついていけない。ほんの数年まえまで何があったか思い出せない。

南西にすこしはずれると、バブルの頃に建てられたマンションやアパートがつづく。そのまえはみわたすかぎり山すそまで畑やたんぼがひろがり、ひばりが高い空でさえずっていた。

住宅地の手前、家から数分のエリアで買い物、病院、郵便局などたいていの用事は済んでしまう。とてもありがたい。若干高く感じる家賃にべんりさがふくまれている。

もとの家まわりでは

 以前住んた家はおなじ市内でありながら南のはしの中山間地。スーパーや銀行の支店のある中心地まで出るのに車で15分。徒歩ならば2時間弱かかる。すくない列車では半日しごとに。なにをするにも時間がかかる。免許を返納した両親の病院の送迎はいまも乗り降りしやすい大きめの車で。日ごろの食材の個配もありがたかった。

はたけや山に向かうにも山道を道具をかかえて、一輪車を押しつつのぼりくだりする。日々、じぶんの足だのみ。歩けないとしごとにならない。行き帰りの移動ぶんの体力(重い収穫物などを積むので)を温存してうごく。

雨の日はかっぱを着て作業する。はかどらないうえに蒸し暑く、ふだんよりも体力がいる。みずから収穫を得ようとするとこうなる。行動の「濃さ」が街で暮らすのとはまるでちがう。

山にはいるとなおさら。本来ならば単独行動はさけるべきかも。じぶんがいまどこにいるのかいつも把握しておく。急な体調変化でどうするか場所ごとであたまのすみで考えておく。

たいていが立ちくらみやちょっとしたけが程度だが頻度はけっこうある。携帯電話は欠かせない。居場所を伝えるのはなかなかたいへん。山の住所は小字名はあっても広くてとっさにははっきりいってわからない。

おわりに

 それほど山のなかと中心街でのくらしでは最低限必要な行動にもとめられる広さや必要な体力はちがう。服装もそう。そのあまりのへだたりにしばらくのあいだは慣れずにとまどった。

思うに街なかで分不相応の車をもちつづけていることが大きい。中山間地ずまいの両親の病院の送迎、かけもちしごとでの資料や仕入れの搬送などにいまのところ必要。透析にすすむと通う頻度はふえる。こうした用途でシェアカーはまだ割高。

まだ地方都市での話。都会に出ると心身がすりへるのはこのあたりにありそう。先日出張で、乗りかえの地下鉄の路線図を理解しようとして複雑さに目がまわり、からだをどこかで支えないと立っていられなくなった。どうしようかと思ったほど。つねにスピード感や即答をもとめられるかのようなギャップは大きい。
 

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