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プラごみを減らすには 重量はないけれどかさばるやっかいもの


はじめに

 ゴミをもっと減らしたい。台所からの生ゴミについては20年以上家から外へ出していない。紙や金属はリサイクルしてきた。

あとはプラごみ。これがいちばん多い。なんとかしないと。その試行錯誤のようすとくふうして実践しつつあることを記す。


いちばん多いプラごみ

 わが家から出るごみ。生ゴミをコンポストでなんとか駆逐し、堆肥化(以前の記事)。

紙、金属類、ガラスびん、PETはリサイクルへ。ここまではいい。ところがプラごみ。

これをなんとかしないと。残るなかでいちばんかさばる。市販透明ごみ袋もしくは生協宅配の搬入時の袋を再利用して詰める。

ちなみにわが自治体が透明度の高い袋を指定する理由は、一般ごみの中に危険性の高いものが入っていないか確かめやすくするためだそう。これは道理なので致し方ない。

ただプラごみを捨てるためとはいえ、きれいな未使用の市販袋をごみを出すためだけに使うのは心苦しい。もちろん使用済みの透明袋も可。長年、マイバッグを使いつづけているわたしにとっては、使用済みレジ袋はここ数年、手元にない。したがって生協個配の搬入袋は命綱(おおげさかも)。


出てくるわ、出てくるわ!

 そこで1週間で出てくるプラごみの重量を測ってみた。その量は200グラムあまり。なあんだその程度か、少ないなあと思われるかもしれない。だがかさは眼を見はるほど多い。何も考えずに放りこむとこれで透明袋がすぐいっぱいになる。小学生がプラごみ袋を引きずりステーションまで歩くのを見ることがある。

この量のプラごみが否応なく毎日出てくる。ごくふつうのわが家の1日をプラごみ関係のみ記そう。→以下は生じたプラごみ

朝起きて、台所の昨夜洗った食器をかたづけつつ、

食パン袋からパンを出しシュレッドチーズをのせ焼く。→パン袋、チーズ袋
小松菜を野菜室から取り出しきざむ。→野菜袋
たまごを割り、フライパンへ。 →卵容器(店が収集しなくなった)
ベーコンを袋から取り出す。袋は洗う。→ベーコン袋
レタスの葉をむしる。→レタス袋

昼用弁当づくり。天気予報を見ながらしめじをむしる。→しめじ袋
キャベツをざっくり切る。 →ラップ
にんじんをきざむ。 →にんじん袋
豚こまを解凍。→トレイ、ラップ
もやしを洗う。→もやし袋
冷凍コロッケをあたためる。 →コロッケ袋
おやつのドーナツ →ドーナツパッケージ

夜、仕事から帰りアジを焼く。 →トレイ、ラップ
だいこん千切りと煮物用の角切り。→だいこん袋
じゃがいも角切り。 →じゃがいも袋
厚揚げを切る。→トレイ、ラップ
ごぼうを切る。→ごぼう袋

これ以外にマヨネーズの外装袋、使い切ったマヨネーズ外装、米袋、焼のり袋、バナナ袋、液体ヨーグルトボトルのふた。食べ物由来でこれだけ。ごくありふれた献立の1日。

食品以外では宅配に由来する袋類、詰め物、保護シートなど。

こうしてみると、食品を包んでいる袋が多い。それとトレイ。

わたしの当面の対策

①なるべくトレイなしの真空パックづめ(これとて厚手容器ではあるが)のものを選びたい。…最寄り店では品物が限られるがこちらを主にしたい。
②小分け品よりも大袋を買う…より安いし、家で容器に小分けして冷凍。
③袋なし商品を選ぶ。…りんご、長ねぎ、きゅうりなどで実践中。
④しくみが整う店では手持ち容器(マイバック、持込みかご、マイタッパー)に入れてもらう。
⑤八百屋や魚屋で買う。…話せば容器の融通がききやすい。
⑥じゃがいもや玉ねぎの紙袋をストックして使う。長持ちする。
⑦プラごみを折りたたみ重ねてごみ出し。…プラごみ出し期間を2倍に。

いまのところ、③、④、⑤は機会があれば実践、①に熱心な店を探している。②は業務用の店などはありそう。⑥は生協ならではかもしれない。土のついたものを室温で保存するために入れておくと空気の流通があり、長持ちしている。

おわりに

 まだまだくふうの余地がありそう。たとえばかさばるトレイは重ね、袋をたたんで生協個配袋に入れる上記⑦。これだけでかさがずいぶん減らせる(以下の写真のとおり)。

そのまま放りこんだとき:

画像1

たたんで重ねたとき:

画像2

コーヒー瓶よりかさ高い袋がたたんで重ねるとコンパクトになった。そののちさらに同じ分量だけ入れられた。お金を出して買うゴミ袋なので工夫して使いたい。

市販袋代で計算すると10円分ぐらいのお得感なので、こどもにしばらくやらせてうまくできたら報酬として10円あげてもいい。ごみのもつ意味をこどもに考えてもらう上でいいかも。

これらによってかさが減り、ごみ出しの機会を減らせる(ズボラなわたし向き)。


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