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文字どおり親の感知しないままこの齢まで温存した親知らずを抜く治療の顛末(後半戦)


はじめに

 前半戦のつづき。

この年齢でようやく親知らずが生えてきた。のこり3本のうちの1本は先日に抜歯ずみ。抜いたあとを歯科医がのぞき見て、治りに時間のかかるようすから「のこりは来月にしましょうか。」とあいなった。

その1か月後の先週、覚悟をきめて歯科にむかう。

きょうはそんな話。

(注意喚起:歯科治療のようすに関する記載があります)

のこりの8番

 あらぬ方向に親知らずが生えてしまい、ここ数年のあいだでむし歯にしてしまった。みがけていなかった。生え方が本人の性格に似たためかすなおでない。毎食後のブラッシングでも管理が行きとどかず2本をむし歯に。

今後のメンテナンスのむずかしさから抜いてはとすすめられた。その対象にされた上の左右2本。下あごの1本は生えかけたままだが問題なく温存することに。

今回はその最終段階、のこりの1本。

治りに時間がかかる

 先月1本を抜いた1週間後に歯科に。はぐきのあながなかなか埋まらない。それでいまだ用心しつつの食事。まだその部分で咀嚼できない。

抜いたあとの穴は舌先でもその存在がたしかに感じられる。「これではかめないでしょう。来月にしましょう。」とあっさり予定変更。抜歯の覚悟をきめていすにすわったはず。抜いたあとの食事に柔らかいものを準備していたのですこしばかり拍子抜け。1か月待つことに。

1か月後

 最後の1本の抜歯は一般的には容易といわれている上あごの親知らず。しかしこの齢まで温存させてしまい歯と骨が密接しやすく、しかもこの歯は生えたむきがよくないとのこと。

そこで事前に何度か実物をごらんになり、あれこれ先生はあたまのなかで思考されて手順を反芻されていたごようす。つまり抜けにくくなっているとのこと。さらに生え方のひねくれぐあいが大きい。観察しつつ「切開は必要ないかも。」とおっしゃる。時間がかかるかもとおっしゃる。覚悟をきめておねがいする。

麻酔後に抜歯開始。その結果、たしかに前回とちがうふうに器具をあて、口をあけるよりもむしろ閉じ気味にといわれて目的の歯をつかみつつ、いったんすこしななめにねじり、そののちてこの作用でもちあげられるような感覚で首尾よく成功。

ほとんど難渋することなく先生の熟練のあざやかな手技に感謝。抜いた歯の側面には器具がしっかりはさまっていたのかあとが残っていた。

おわりに

 これで抜歯は完了。こののち定期的に歯のぐあいを維持するためにメンテナンスに通うつもり。これからは1本のこった親知らずをむし歯にしないのが歯の自己管理のいい指標となる。

念のためといただいた痛み止めは使わずじまい。ようやく抜歯から1週間、ふつうのかたさのごはんを口にできるように。まだ抜いた側では咀嚼できないが、栄養のあるものをたべて抜いたあなを埋めないと。歯みがき法もずいぶん奥を意識するようになったし。


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